ラブライブ! 〜ヒトツノコトバ〜   作:こうのとり

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こんにちわ。こうのとりです。
今回も続きを書いていきます。
3年生組と1年生組が登場はまだ登場しません。
それではどうぞ。


2話 廃校

「ほらー、全員席に付けー。」

 

3人の少女達の話を面倒に感じつつも適当に聞き流していると、ジャージ姿の女性が教室に入ってきた。

 

担任の山田博子(やまだひろこ)先生だ。教科の担当は体育で、入学式や卒業式以外はジャージ姿でいる。去年は俺の隣のクラスの担任だった。

 

「今年度このクラスの担任になった、山田だ。みんなよろしく頼む。」

 

先生が挨拶をしたあと連絡をする。それが終わると2年生と3年生全生徒が講堂に集まり、始業式が始まる。

 

理事長からの、生徒会長からの、生活指導部の先生からの、それぞれの話を適当に聞き流し始業式が終わる。ちなみに講堂はイスがあるため生徒は放送部や生徒会を除いては全生徒そこに座る。そのせいなのか、話が長いせいなのか眠くなる。実際に寝てもバレなさそうなので寝ても問題は無いのだが、始業式が終わっても寝てしまう可能性があり、面倒なためしない。結局何をしても面倒なら普通でいるのがマシだ。

 

 

講堂から教室に戻ると10分ほどの休憩の後LHR(ロングホームルーム)に入る。今はLHR前の休み時間だ。

俺は穂乃果という少女から質問攻めにあっている。

 

「ねぇねぇ隼君!どうして6年生の時に小学校来なくなっちゃたの!?どこの中学校行ってたの!?今どこに住んでるの!?」

 

このように質問ラッシュにあっている。というか何故この少女達は俺の事を知っているんだ?全く分からない。俺はふざけてるわけではなく本気で彼女たちが誰なのかわからない。それとさりげなく気になったのが6年生の時小学校に来なくなった?俺には小学校の記憶が無いので真相は分からないのだが。

 

「まぁまぁ穂乃果ちゃん。落ち着いて隼くんも困ってるし。」

「そうですよ穂乃果。そんなにいきなり聞いてしまっては隼も困ってしまいますよ。」

 

と言ってどうにか海未とことりという2人の少女がなだめて質問ラッシュは回避できた。

 

「むぅ...でもほんとに私達の事覚えてないの!?」

「それは確かに気になるね。どうなの?隼くん。」

「どうなのですか?隼。」

 

質問ラッシュが終わったと思ったらそんな質問をしてきた。

 

「覚えてないな。それに俺には小学生の時の記憶が無いんだ。」

 

まぁどんなに質問されようと知らないものは知らない。俺はこう答えるしかない。まぁ嘘を言うわけにもいかないしな。

 

「そっかぁ...ごめんね...」

 

そう答えると穂乃果という少女は少し悲しげに言う。そう返されると罪悪感はあるが、仕方ない。

 

「でも!私達の事覚えてなくてもこうしてまた同じクラスになったのも何かの縁だよね!これからよろしく!隼君!」

「よろしくね隼くん!」

「えぇ。よろしくお願いします。隼。」

 

悲しそうにしていたがすぐに切り替えてそう言う。

 

「あぁ...よろしく...」

 

俺もそう返す。

 

 

そんな会話をしていると休み時間は終わる。そして再び担任が教室に入ってくる。

 

「さー。全員席付けー。」

 

担任が言うとまだ話をしていた生徒たちはそれぞれの席に戻っていく。

 

「去年クラスが同じだったやつもいるかも知れないが、ここは知らない奴とも交流を深めるために全員自己紹介をしてもらう。」

 

どうやら自己紹介をするらしい。

 

廊下側の席からそれぞれ黒板の前まで来て自由に自己紹介をする。名前を申し出て去年何組だったかを言い、あとは何部に所属している、趣味はなに、特技はなになどそれぞれが自分のやり方で自己紹介をする。

 

適当に聞き流していると、あっという間に窓側まで順番が回ってくる。

 

まずはことりと言う少女から自己紹介を始める。

 

「南ことりです♪去年はB組でした。好きなもは甘いお菓子です♪よろしくお願いします。」

 

彼女は自分の好きなものを言った。趣味を言う生徒はいたが好きなものを言っている生徒はいなかったな。

 

次は海未という少女に順番が回る。

 

「そ、園田、う、海未です。去年は、B組でした...弓道部に所属しています。よ、よろしくお願いします...」

 

彼女は本当はかなりの恥ずかしがり屋の様だ。俺と話した時はそんなそぶり見せなかったから、俺と彼女達は本当に昔知り合いだったのか?

 

その後何人かが自己紹介した後、穂乃果という少女の順番が回ってきた。

 

「高坂穂乃果です!去年はB組でした!部活動は特に入ってません!これから宜しくお願いします!」

 

彼女はかなり元気のある自己紹介をした。確かにさっき話してて思ったが、小話しているのに声が大きかった気がした。

 

そして最後は俺の番が回ってくる。

 

「一文字隼。去年はA組。よろしく。」

 

適当にそんな自己紹介をする。まぁ、去年もこんな感じだったし。そんな問題ないだろ。別にこのクラス全員と関わるわけじゃなし。去年のクラスは俺に話しかけてくる人なんてほとんどいなかった。強いて言えば英語の授業のペアワークの時と、体育の授業の時の2人1組での必要最低限の会話の会話ぐらいだった。俺自身もそんなに喋るわけではないため、意図的ではなくてもそうなってしまった。

 

俺から話す時と言えば職員室に入る時と出る時。出欠を取る時の返事。必要最低限の必要最低限の会話しかしていない。いや、もはや会話ですらないかもしれない。

 

「よし、それじゃあ全員終わったな。そしたら今から配るアンケートに答えてくれ。」

 

そう言って山田先生がアンケートを配った。アンケートの内容は去年の学院での生活はどうだったかや、それぞれの教科の先生の授業がわかりやすい分かりずらいなどのよくある新学期にあるようなアンケートだった。まぁ俺は学院での生活は不憫な思いはしなかったし、どの教科の先生の授業が分かりにくいなどと言う事は無かったため、アンケートはすぐに終わった。終わったら終わったでやる事が無く暇はため寝ようと考えたのだが、寝ている途中にアンケートを回収するとなると面倒な事になるので、止めておく。

 

適当にぼんやりとしているとアンケートを回収するように指示が先生からでる。俺は前の席に居る、穂乃果と言う少女にアンケートの用紙を渡す。

 

 

回収が終わると先生からの連絡を聞きLHRが終わり、ついでに帰りのHRも終わらせ。それぞれが帰宅をしたり雑談を始める。

 

俺も早く帰ろうと思っていたのだが、

 

「ねぇねぇ隼君!せっかく同じクラスになったんだし、どこか寄って行こうよ!」

 

急にそんなことを言われた。

 

「へ?」

 

急に言われたためつい腑抜けた返事をしてしまった。

 

「せっかく昔みたいに4人であつまれたんだしさ!ね!?いいでしょ!?」

「いいね~。ことりもいきたいな~。」

「いいですね。行きましょうか。」

 

どうやら乗り気みたいだ。まぁこの状況で行かないというわけにもいかないので、

 

「まぁ、いいか。行くか。どこか。」

 

と答える。それより昔みたいに4人で集まった?俺は彼女達と仲が良かったのか?どうなのだろうか。記憶が無いため分からない。まぁ彼女達がそう言い張るならそうなのだろうか。まぁ、どうでもいいか。

 

「やった!それじゃあれっつごー!」

 

 

「ねぇねぇ隼君。なんでさっきから私達のこと名前で呼んでくれないの?」

 

学院から出て3人の後ろを歩いていると急に穂乃果という少女が問う。

 

「あぁすまない。高坂。」

 

そう言うとなにかむくれている。

 

「なんで苗字で呼ぶの!昔みたいに名前で呼んでよ!」

「いや、昔みたいにと言われても、俺は覚えてないし...」

「覚えてなくてもいいじゃん!名前で呼んでよ!」

 

と言っている。どうやら苗字で呼ばれるのは不満らしい。

 

「すまなかったよ...穂乃果...これでいいか?」

「うん!それでいいよ!」

 

どうやらこれでいいらしい。だが

 

「えぇ~。ことり達は呼んでくれないの~?」

「そうですよ。穂乃果だけ呼んで。」

 

こいつら意外と面倒な奴だなと内心感じつつも、

 

「ことり、海未。これでいいだろ?」

「うん!」

「はい!」

 

 

そんなこんなで適当な会話をしていると、彼女達行きつけの学院からは歩いて15分程の所のクレープ屋に来た。しかし気付かなかったな俺の家からそれなりに近いところにこんな店があったなんて。まぁ普段クレープなんて食べないし、知っていてもこないだろうが。

 

「ここのクレープすっごく美味しいんだよ!前にことりちゃんがおしえてくれたんだ~。」

 

穂乃果がそういうと3人は列に並ぶ。それなりに人気なのだろうかそれとも今はたまたま人が集まっているだけなのか、それなりに人が並んでいる。俺も後を追うように3人の後ろに並ぶ。

 

 

割と長い列を待ってようやく買えた。ちなみにことり曰くいちごクリームというクレープが一番おいしいらしい。俺達4人は全員それを買った。

 

「ありがとう隼君!私達の分も奢ってくれて!」

 

一辺に買った方が店側も楽だろうし、こちら側も楽だ、バイトをしている俺ならわかる。一回一回会計をしていると時間はかかるし面倒だ。それなら一度に払った方がいい。それで1人1人金を集めると言うのも面倒なので俺が全員分払った。俺はバイトでも働いてる身だこれくらいなら別にどうってことない。

 

「ありがとう隼くん♪」

「すみません。ありがとうございます。隼。」

「いいって別にこれくらい。」

 

近くにあるベンチに座ってクレープを一口食べる。あ、確かにここのクレープ美味しいな。また来てもいいレベルだ。

 

 

適当に彼女達と話しながらクレープを食べる。

 

「それじゃ、俺はもう帰る。」

「えぇ~!もう帰っちゃうの~!?」

「穂乃果。そんなに言ってしまっては隼が困ってしまいますよ。」

「そうだよ穂乃果ちゃん。また今度でも一緒に来ればいいでしょ?」

「そっかぁ...」

 

とりあえず穂乃果が納得したので帰ってもよさそうだ。

 

「じゃあな。穂乃果。ことり。海未。」

「じゃあね!隼君!」

「またね、隼くん♪」

「さようなら、隼。」

 

そう言ってその場を去り、家に帰る。

 

 

「ただいま。」

「おかえり。今日は遅かったわね。」

「あぁ。ちょっと寄り道してた。」

「あら。お友達?」

「まぁ。クラスメイトだな。」

「よかったわね。仲良くしてくれる子がいて。」

 

家に帰るとお母さんが出迎えてくれた。寄り道していたと言うと。すごくうれしそうにしていた。やはり中学3年間。俺はだれとも交友関係を築いていなかったため、親としてもやはりうれしいのだろうか。

 

そんな会話をしつつ。部屋に戻る。そして制服から着替え、部屋着に着替える。そして自然にベットに横たわる。

 

 

気がつくともう夕方6時になっていた。家に帰って来たのが大体2時ぐらいだったから4時間ほど寝ていたのか。あれ、というか俺昼ごはん食べていなくないか?気がつかなかったが俺は昼ごはんを食べていなかった。今日は始業式とHRだけで午前で学校は終わった。そのため弁当はなかったから家で食べるのだが、穂乃果達と寄り道していたため、帰るのがおそくなり昼ごはんを食べずに寝ていた。あれ、そしたら穂乃果達もたべていないんじゃないか?まぁあいつらはいいか。

 

なぜ俺がここまで昼ごはんを食べないのに反応するかと言うと、俺は今まで俺が覚えてる限りで3食欠かしたことは無いからだ。つまり俺は健康と言う事だ。自慢ではないが。まぁクレープを食べたから、そこまで腹が減ったわけではないが。

 

そんなことを考えつつ。いつも通りに晩御飯を食べ、風呂に入って明日の準備をして寝る。

 

 

 

始業式から3日後。学院に全生徒が集められた。ちなみに入学式は始業式の次の日の土曜日に行われたのだが俺は生徒会ではないためずっと家に居た。そこから日曜日を挟んで今日に至る。

 

 

理事長が登壇すると。いきなりこんな事を言われる。

 

 

 

 

 

 

 

廃校(・・)

 

 

 

 

 




いかがでしたか?サブタイでは廃校と言っているのにほんの最後にしか廃校という言葉はでてきませんでしたね。
生徒会長と出てきましたが誰が生徒会長とは言っていません。
次回からアニメ本編に入ろうかと思います。
次回でようやく1年生組と3年生組も登場します。
クリスマスの特別編はまだアニメ本編に入ってないのでやりません。
来年このssの連載が続いていたら書こうかと思います。


次回もお楽しみに!
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