オリ展開に突入します。
それでも良い方はどうぞ!
「こんなところでなにしてるの?」
ヤッベェよ…。なんでここで会っちゃうかなぁ。今んとこ会いたくない奴No.1なんだよなぁ。申し訳なさで。頭が上がらないレベル。
なんかこっちじっと見てるし。
「あなたはSSSに入ったのね」
「お、おう。なんかすまんな。世話になったのに」
「?なぜ謝るの?」
え、敵対した組織に入ったのになにも言わないの?死になさいとか言われると思った。その時は全力で土下座だが。
「いや、お前と対立している組織に成り行きとはいえ入ったからな」
「あなたがやりたいことがあったから入ったんでしょう?なら、構わないわ。ただ、授業には出て欲しいけど…」
えぇっ!天使か!天使でしたね。
「だが、授業を受けたら消えるんだろ?」
「違うわ。この世界から卒業する条件は、生前にやりきれなかったことをやって、満足するということよ」
「戦線に授業を受けて消えた奴がいるって聞いたんだが…」
「それは、きっと心残りを解消出来たのね。嬉しいことだわ」
「でも、この世界から消えても人になるかわからないんだろ?」
「違うわ」
すごい断言するんだな。というかこれほどの情報を持っているというのはこの少女はいったいどれだけ長い間この世界にいるのだろうか。
「何故だ?見に行けるわけではないんだろ。あ、でも天使なら行けるのか?」
「わたしは天使じゃないわ。理由だけど、ここで心残りを解決しても、人にならないならこの世界の意味はないでしょう?」
「それは、どういう…」
「お話はここまでみたいね」
…意味と聞こうとしたら遮られてしまった。いったいなにがあるんだ。あ、言い忘れてたけど立華と一緒に今まで進んでました。さすがに1人で行くのは危ないからね。
立華が止まったので道の先を見てみると…。
「あれは押した方がいいのかしら…?」
『押すな!危険!』と書かれた看板とその下にスイッチが道のど真ん中に鎮座していた。ええ…。これもトラップとかいう奴なのか?そうだとしたらどんだけ頭ゆるい組織だよ…。脱退を考えるまである。
「いや、ふりじゃないから。押すのはやめとけ」
ハッ。ついつい口に出してしまった。だがここで立華が倒れてしまうと俺の未来はマジで見えなくなってしまうので、助言はする。助言だけだよ?一応な。
「それもふりというやつね。わかったわ」
全然わかってないじゃないですかー!止める間も無く、立華は看板の元へと進みその下のスイッチを押した⁉︎
ガチャガチャと音を立てながら何かが立華の先の左右と上の壁から何かが出てくる。あれって銃器っぽいんですけど。映画とかでよくでるガトリングとかいうやつね。銃口が回り始めたんですが…。あ、俺ここで死んだな。
俺の人生が凄まじい速さで流れて行く。これが、走馬灯か。黒歴史しか流れないとかなんの嫌がらせだろうか。こんな人生送ってたんだからそりゃあ心残りもあるわ。そんな諦めていた俺の前に白い影がおどり出る。
『ガードスキル ディストーション』
—立華だ。五メートルぐらい先にいたのにもう俺の元まで戻ってきている。どんな運動神経してんだ?それと、がーどすきるとやらを呟いた。これが仲村が言ってた力ってやつか。どーでもいいけどネームングセンスが厨二病か?イタタタ…此れは黒歴史になるレベルですわ。
「どうかしたの?」
「いや、なんでもないにょ」
「にょ?」
「なんでもないぞ」
あーもうまた噛んだわ〜。いい加減慣れたいよ〜。女子と話すたびに噛んでる気がするよ〜。
「そういえば、結局あなたはここでなにしていたの?」
そういえばそんな質問最初にしていたな。色々ありすぎて忘れてたわ。この先にギルドとやらがあるともさすがにいえないしな…。しらを切るか。
「いやな、戦線の連中とここに来て俺だけトラップにハマって1人になって迷ってたところだ」
「そう。ここにSSSの人も来ているのね。あなたはここから帰れる?」
「無理だな。完全に自分の居場所が分からない」
あ、いらない情報も渡した気がするわ。
立華は何か考え込んでいるように見える。なに言われるんだろうな?首を少し傾げてる仕草が可愛い。立華が来た道戻れば帰れるか?
「なら、私と行く?」
「ふぇ?」
なん、だと⁉︎俺を誘うようなやつがこの世、いやあの世に存在するとは驚きすぎてキモい声出たわ!まてまて、聞き間違いかも知れないし。
「なんて?」
「私と行く?この先になにがあるかは分からないけど。こんな場所に来るのはやめさせなきゃ」
そりゃそうか。立華は生徒会長でもあるからな。こんな場所に立ち入る奴らに注意をしなきゃいけないんだろう。例えそれが、なんども戦闘をおこなっている戦線の奴らでも…。ならば、俺はどうするのが最適解だ?
ここで天使として倒す?—それは無理ゲー。
ここから戻る?—道がわからないから無理。
ならば、俺は———
「戦線の奴らと会うまでだが頼んでいいか?」
「ええ」
俺は、天使と組んで地下へ向かう。これは一時的な協力関係ということで仲村に言い訳しよう。早速言い訳考えてるとか…既に社畜の兆しが…。ただ、地下へ向かう以外にもこの立華という人間性を見極めるためについて行こう。
「じゃ、行きましょうか」
「おう」
仲間が加わり2人パーティーになった!(壮大なBGM)
これ、俺ス◯イム的位置じゃね?能力的に。武器もないし、ただの雑魚キャラじゃん…。
——————————————————————
あの後、とても大変だった…。立華が余計なトラップを作動させたり、立華がトラップを破壊したことで床が崩落したり、流れるプールがあったり、下が針山の上をター◯ンのようにロープを掴んで移動したり…あれ、なんていう遊具だっけ?名前忘れた。誰か知ってる?立華は俺が注意というなの警告をしてもさっきのスイッチの時と同じように処理していった…。
まあ、そんなこんなでようやくたどり着いたと思ったら爆発した。マジか…。そんなことより、立華は大丈夫なのか⁉︎
「おい!立華!」
「ここにいるわ」
「うぉっとぉぅ!」
煙で周りが見えなくて大声出したら隣に来ていたでござる。心臓に悪いな、おい。爆発に巻き込まれたはずなのに、立華の服が多少汚れただけで、傷は特にない。凄まじいな…。
「大丈夫なのか?」
「ええ。オーバードライブはパッシブだから」
「そうか。なら、いいんだが…」
ただ、爆発に巻き込まれるとかほんと心臓に悪いから。…なんかこっち見てる。やめて!見つめられると勘違いしちゃうから!
「…心配してくれているの?」
「ん?いや、まあ、取り敢えずの協力関係だからな…。怪我とかされたら構わん」
すごいきょとん、とした顔してるんだが。すごい可愛い。
「なんだ?」
「あなたは優しいのね」
「はあ?そんなわけないだろ」
「ううん。あなたは優しい人だわ。少し捻くれているようだけど。あなたのような人がSSSにいるのは珍しいわ」
「そうか?他にもいるだろ」
日向とか、音無とか。
立華は、悲しいような顔をしたような気がした。
「SSSの人は私を天使と言って逃げてしまうから…。だから、敵意を持たないうえに、話を聞いてくれるあなたは珍しいわ」
「そうか…」
俺のことではないのに申し訳ない気分だ…。話していると前方に行き止まりで床に扉のようなものがみえた。多分あそこがギルドへの入り口だろう。
「そろそろ、お別れね」
「ああ。ここまでありがとな。助かったわ。じゃな」
これ以上、立華と一緒にいるわけにはいかない。これでも一応はSSSに属しているのだから。別れの言葉をいい、俺は入り口らしき扉の近くにある横道に入る。なんか安全そうだし。
俺が横道に入ると同時ごろに床の扉が開き、仲村と音無が出てくる。ちょうど俺がいるところは死角になっており、みえないだろう。あれ?というか、他のメンバーは?仲村はわかる。リーダーだしな。だが、メンバーは音無だけか?他のメンバーはどうしたんだ?
と、考え事をしているうちに仲村と立華の戦闘が始まった。2人の少女が斬り合っている。はえー、すっごい。だが、立華ががーどすきるとやらを使ったのだろう。目に見えて仲村が押されていく。そこへ、音無がタックルを繰り出し、立華を吹っ飛ばした。結構エグいことするな。
うおっ!突然、サイレンが鳴り始めたぞ。なんだ、なんだ?ギルドの入り口から大砲が上がって来た。うおーなにあれかっけーな。撃つ準備がて来たのか音無と仲村がこっちの横道へとやって来た。
「よう」
「ひゃっ!比企谷くん⁉︎いつのまに!」
「比企谷!無事だったのか!」
やだ…。喋るまで気付かれてなかった?ここでもステルスヒッキーは健在か…。ひゃっとか悲鳴ちょっと可愛い。悲鳴をあげさせられたことに起こっているのだろうか、仲村の顔が少し赤かった。
「どうやってここまで来たのかは今はいいわ。状況はわかってる?」
「天使と戦ってるぐらいしかわからんな」
「なら、あとで説明するわ。今は耳塞いで!」
耳を塞ぐととてつもない爆発音が鳴り響いた!さっきの大砲か?でも、爆発音っておかしくねぇ?外を覗くと、先程の大砲が大破していた。
「やっぱ記憶にないものは作れないか…」
「適当に作るな!」
ドムッ!
うわ〜今のは痛いわ。つぶやいたギルドのメンバーらしき奴のみぞおちに直で肘が飛んでくるとか恐ろしいこの上ないな。
「ゆり!爆破の準備は整ったぞ!」
隣に髭面のおっさんみたいな奴がいた。え?こいつも高校生なの?うっそー。流石にねぇ?
仲村がこちらへやってくる。髭面のやつの手元には何かのスイッチがあった。なにそれ?
「いいんだな?」
「ええ、やっちゃって」
「爆破!」
話の流れが全然わからん!なにをやったの?爆破って何処を?この地鳴りは君たち原因?頭の中が?でいっぱいだわ。
「ほら、いくわよ。音無くん、比企谷くん」
「ああ」
「おう」
急かされ、立華へ後ろ髪を引かれるような気持ちがあったが俺が仲村たちを追うことにした。
〜オールドギルド〜
なんだここ?土塊しか無くね?どうやって武器とか調達すんの?キョロキョロしていると、話が終わったのか仲村と音無、高校生には到底見えない髭面の人がやって来た。
「よくたどり着けたわね、比企谷くん。あなたは今回、音無くんとおなじでMVPだわ」
「どうやってここまで来たんだ?」
「まあ、色々だな」
「色々と悪かったわね。さて、あなたの本題であるギルドの顔合わせだけど、彼がギルドにおけるリーダーをやっているわ」
髭面の男が手を伸ばしてくる。あ、やっぱりですか。もう高校生の風格ではないよね。
「チャーだ。よろしくな、新人」
「うっす」
「チャーにはこのギルドで銃とかを作ってもらってるわ」
「なあ、土塊しかないところでどうやって作るんだ?」
「この世界では命あるものは生まれない。けど、記憶が覚えていればどんな物でも土塊から作れるのよ」
「銃などは部品からだけどな」
なんでそんなこと知ってるんですかね。聞いてはいけない。そもそも聞きたくない。
つまり、念じてこねれば色々なものを創造することができるのだろう。
「そろそろ馬鹿どもがくる頃かしら」
「あ、そうだ。なんで、音無と仲村しかいねぇの?他の連中は?」
「ぐ……。全員、脱落したわ」
ええー。どんだけ〜。
「しょうがないじゃない!これは対天使用のトラップよ!」
「いや、別にそこまでムキになんなくていいから」
「そういう比企谷はどうやってここまで来れたんだ?」
「…ただ、運が良かっただけだ」
「ふむ。そういうこともあるのだろう。よくたどり着けた、新人。ギルドはお前を歓迎しよう」
「うっす」
「じゃあ、比企谷くんはこれで解散していいわ。悪かったわね。巻き込んで。チャー、誰かに比企谷くんを出口まで送らせて。あ、そうだ。明日もミーティングあるから参加よろしくね」
「了解だ」
やった!帰れる!今日は長かったな〜。案内され俺は出口から外へ出た。寮への道を歩きながら、俺は考える。
少しの時間を共に過ごして人間観察をおこなった結論として、立華は恐ろしく天然が入っているということがわかった。アホの子だな、あれは。俺の勘違いかもしれないがSSSの話をしたとき、悲しげな顔をしたような気がした。それは、明確ではないが、感情があるということ。そして、それが示す答えは————。
いや、やめておこう。判断材料が少ない。それに、ここに来て数日の俺が何を言っても意味はないだろう。だが、俺が推測した通りなら……この戦線はどうなるのだろうか。
戦闘描写が難しい…。
日常回などのネタが考えつかなくなってきたので、そのうちアンケート的なものをとるかもしれません。まだ、頑張りますが。
次回は、この話の後日談のようなものです。
閲覧ありがとうございました!