僕の第2の人生は異世界で。   作:だからマーボーじゃないってばぁあああ!

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プロローグ
「僕異世界に転生するみたいです」


 

高校生活を過ごしていたある日。

俺はクラスメートの男に駅のホームで押され殺されてしまう。

本当に録な人生じゃなかった。

後悔の念が死んだ後も頭の中に響いてくる。

真っ暗で何も見えないのに普通が良い。普通だったら。と後悔の念が尽きることが無い。

そんな後悔の念だけの真っ暗な世界で何年の月日が過ぎたのか.....死んでるから月日と言っていいのか分からないが後悔の念が邪魔で眠りに着くことも出来ない。そして眠れなくても不思議と苦痛ではない。ただこの後悔の念が苦痛なだけ。

そんな時。1人の老人の声がした。

「まだ.....死ねないのかね?」

どこか悲しそうな声で俺に話しかけている様だった。

「そうか...そんなにも......それなら良かろう。そなたに2回目の人生を与えてやろう」

老人の手のひらだと分かるほどふやけた手のひらで和人の目のうえに被せるように乗せられた。

「さあ。起きなさい」

 

その言葉と共に後悔の念の音は一切聞こえなくなり重くなった瞳を何年ぶりか....何十年ぶりか....それとも何百年ぶりなのか開くことができた。

そこで和人が見たものは....真っ白い空間に立っている老人と床に倒れている自分の姿だった。

目が慣れていないのか何回も開けたり閉じたりしてしまう、そんな動作を繰り返していると老人が話しかけてきた。

「君は生まれ変わりたいか?」と。

 

生まれ変わる....。正直なんだこのボケたじいさんはと思いたいが死んだことをハッキリ覚えている俺にとってこの状況こそ謎でこのじいさんの言っていることも否定しずらい。

「君は戸惑っているようじゃな。まあ無理もない、あんな死に方をしてしまっては....若いのに残念じゃ」

その話を聞いて違うと思った。確かに死んだのは嫌だし恨んでいるし正直痛いとかそういうレベルではない。

 

だけどーーーー。

 

「おじいさん」

「おお、初めて話しかけてくれたの」

「死は誰にしも平等です。老若男女問わず必ず

死はやって来ます。だから死は恐ろしく、そして何よりも平等です。だから若いからとかはおかしいと思います。」

 

俺の発言がおかしかったのかおじいさんは目を丸くして此方を見て感慨しく溜め息を吐いた。

 

「そうじゃな。確かにそうじゃ....」

「それで先程の話ですが」

「ああ。そうじゃな....おぬしに2回目の人生を与えてやる」

「2回目の人生ってどうゆうことですか?」

「この場所は生と死の狭間じゃ。人間は死ぬと皆ここに来る。大抵は直ぐに消えてしまうのじゃ。じゃがおぬしは恨みの念が強すぎて500年もここに居座ってしまったのじゃ」

「5.500?」

 

確かに数百年は覚悟していたが本当に500年も居座っていたとは思わなかった。というか寝てないのに全然眠くもないし体を見回しても死んだときの年齢のままだ。まるで時間が止まっているように。しかも傷は治っている。

 

「そんなに長く居座った者はかつていない。それにあまり居座れると歪みが生まれてしまうのじゃ」

「歪み?」

「そうじゃ。本来は死んだ後ここに来て、また生まれ変わりをするのじゃ。勿論記憶は消えるがの.....」

「成る程」

「じゃがおぬしの様に長く居座ると歪みが生じてしまい生まれ変わった時に特殊な力を持って生まれてしまう事があるのじゃ」

「特殊な力?」

「うむ。つまり超能力じゃな」

「それじゃあ。俺はどうすれば?」

「おぬしには別の世界に行ってもらう」

「別の世界?」

「うむ」

「・・・どんな世界なんですか?」

「・・・その世界では科学ではなく魔法が発達しておる。ドラゴンも飛び交い悪魔もおる」

「そんな世界嫌です。お家に帰してください」

「まあ、待つのじゃ。そんな世界に行ってくれるのならおぬしの記憶はそのまま、体もそのままじゃ。それに何か特別な力を与えてやろう」

「それなら普通の力にしてください」

「ぬ?普通で良いのか?もっと欲を出しても良いのじゃぞ?」

「大丈夫です。普通でお願いします。むしろ普通以上の力とか止めてください。本当に普通で」

「そ、そこまで言うなら....仕方ないのう」

 

なんかガッカリしてるけど特別な力を与えたかったのかな?

でも待てよ.....。こういう展開ってこの前本で読んだよな.....確か......こう言うはずだ。

 

「ーーーーあ、手が滑ったのじゃ」

 

俺は良く分からない粉を頭からぶっかけられた。俺は自分の状況に理解が追い付くと拳を握りジジイめがけて降り下ろす所で目の前の景色が一変した。

というより全く違う場所に立たされていた。

 

「どこだ....ここは」

 

誰がいるはずもなく独り言のように呟いて目の前にある高校らしき建物に入ろうと昇降口を通ろうと足を踏み入れると体全身に電気が走りその場で意識を手離した。

 




プロローグなので短いです。
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