『完結』黒歴史の輝き   作:万歳!

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今作を王国救済、たっち・みー(偽)の裏技だけだと思っていた方に悲報です。


ナザリック

 ありえない。

 

 デミウルゴスは日常に従って、自分の階層を巡回していた。いついかなる時でも至高の御方が帰還されてもいいように正装で。

 

 そんな訳がない。 

 

 そして溜息を吐いてしまった。もちろん、それは許されざることだ。だが溜息を吐くことをやめることはできなかった。

 

 モモンガ様が我々を捨てるなど。

 

 何故か? 最後までお残りくださった、モモンガ様の気配を感じることができなくなったからだ。もう、数週間も感じていない。

 

 たとえほかの方々がこの地に来られなくなったとしても、あの方だけは我々を憐れんでくれているはず。

 

 リアルで何かあったのだろうか。

 

 私は、いや、全NPCがリアルに対して悪感情を抱いているだろう。どうしてリアルを捨てて頂けないのか、と。

 

 我々の忠義が足りないからだろうか。

 

 もしリアルで何かあるのであれば、なぜ我々に命令していただけないのだろうか。例えリアルで何があろうとも我々は必ず命令を実行してみせる。

 

 いやそもそも、我々は不敬だと思って、命令がない限り動かなかった。それが悪かったのだろうか。もし過去に戻れるなら、自分から動いてみせる。至高の御方たちに見捨てられないようにお仕えしてみせる。

 

 そう考えているときだった、マーレからメッセージが届いた。このところ、メッセージの魔法を使えるものは自分に対してメッセージを送ってくるのだ。守護者から単なるNPCを含めて大勢が。

 

 みんな不安なのだ。モモンガ様がお見えにならないから。

 

 その不安を必死にたしなめる。ただリアルがお忙しいだけだと。モモンガ様は必ずナザリックにお帰りになられるとデミウルゴスは自分にメッセージを送ってきた、マーレを説得する。

 

 自分の言葉に安心したのか、マーレは元気にメッセージを切った。

 

「そうだ、あるわけがない。モモンガ様が、我々をお捨てになるなんて。そんなことあり得ない。あってたまるか!!」

 

 大きい声を出してしまった。モモンガ様に対して非常に失礼だった。心の中で必死にモモンガ様に謝罪する。

 

 そうお優しいモモンガ様なら、自分からナザリックに訪れることがなくなるなんてありえない。きっとリアルがお忙しいのだ。

 

 リアルでモモンガ様をお忙しくさせているものにデミウルゴスは憎悪を送る。いやモモンガ様だけではない至高の御方たちは、きっと皆リアルが忙しいのだ。その忙しくさせているものに憎悪を送る。きっと時間ができれば皆様方がまた訪れてくれると信じている。

 

 デミウルゴスは必死にモモンガ様がナザリックをお捨てになったという地獄から目をそらし続ける。直視してしまえば壊れてしまうと思いながら。

 

 

☆ ☆ ☆

 

 アルベドは玉座の横でほほ笑む。そうずっと微笑む。いつモモンガ様が戻られてもいいように。至高の41人のうち40人はナザリックを去ってしまった。そのことをアルベドは寂しく思っているし、恨んでもいる。だがモモンガ様だけいてくれれば、アルベドは幸せなのだ。

 

 モモンガ様は来られない。そう、きっとリアルがお忙しいのだ。そういう時もいままでにあった。だから心配していない。モモンガ様がナザリックをお捨てになるなんてことはない。

 

 きっとどのNPCに聞いても自分と同じ意見を出してくれるはずだ。自分たちを見捨てないでいてくれたモモンガ様が私たちを捨てるなんてありえない。

 

 それを不敬にも、ちょっと訪れてくれないだけでうろたえている不届き者たちがいる。最近は自分にメッセージでモモンガ様や他の方々がお戻りになってないか、もう二度と戻らないのではないかと不安そうに話しかけてくるのだ。

 

 アルベドは怒りでどうにかなりそうだったが、優しく諭していた。モモンガ様が我々を捨てるはずなんかないと。だから心配せずに自分の任務を全うせよと諭す。

 

 それにしてもあの日、セバスたちを連れて玉座の間にやってきたモモンガ様は寂しそうであった。やはり至高の御方々の代わりは我々ではできないのだろうか。

 

 そのことに対してアルベドは怒りを覚える。自分たちを捨てていった者たちに、なぜモモンガ様は固執されるのか。我々では代わりになれませんかと迫りたい。

 

 そうだ次モモンガ様がお見えになったら、不敬ではあるが自分から声をかけよう。そして我々はどんな命令でもこなして見せると覚悟を示そう。きっとそうすれば我々を捨てていった40人よりも大事にしてくれるはずだ。

 

 いやそうしてみせる。我々こそがモモンガ様のために全てを捧げられるのだ。モモンガ様はお優しいからお仲間の事をそう簡単には忘れて頂くことはできないかもしれない。それでも、いつかは我々が一番になって見せる。

 

 モモンガ様。アルベドはお待ちしております。お慕い申し上げております。ご尊顔を拝謁できる日をお待ちしております。

 

 だから我々を捨てないでください。

 

モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様モモンガ様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうしてナザリックに顔を出して頂けないのですか。




これにて本当に第1章終了です!

ナザリックは(至高の主不存在状態での)平常運転ですね!!

多分アンケート結果を活動報告で上げて今後のスケジュールを書くかもしれません('ω')

感想くれると飛び跳ねて喜びます!

帝国編、ツアー編、投稿にも時間がかかり長くなりますが欲しいですか?

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