カラミティ・メアリ
ヴェリテとの戦いから数日後、とあるバーにてカラミティ・メアリは左目の治療を終えたが、完全に失明してしまった。
「あの魔女……よくもこのカラミティ・メアリを………」
苛立ちながら並べてある酒瓶を銃で吹き飛ばしていく。
「確実に殺してやる。手始めに……」
カラミティ・メアリは魔法の袋にいくつもの重火器を入れていき、ある場所へと向かった。
向かった場所は市街地の屋上だった。そこでカラミティ・メアリはいくつもの銃を取り出し、
「楽しいパーティーの始まりだ!!」
リップル
リップルはトップスピードと共に行動していた。
「それでどうするんだ?」
「………ちっ、こんな回りくどいことをしないといけないのか?」
「仕方ないだろ。そうしないといけないって思って奴は行動してるんだ」
「そうだけど……」
「もし私達の中から選ぶとしたら、私しかいない」
「ダメだ。あの人達との話の中で、あんたは………」
リップルが何かを言いかけた瞬間、突然市街地の方から爆発音が聞こえた。
「何だ!?」
「爆発?」
リップルとトップスピードの二人は急いで市街地へと向かった。
ヴェリテ
市街地の謎の爆発を知った私は市街地へと向かい、ビルの屋上を見るとそこには左目に眼帯をしたカラミティ・メアリの姿が見えた。
「あいつ……」
すぐにカラミティ・メアリの元へと向かった私、たどり着くとカラミティ・メアリは笑みを浮かべていた。
「よぉ、魔女。お前に抉られた目が痛むんだよ……あんたを殺せば痛みが消えるのか!」
カラミティ・メアリは銃を撃ってきた。
私は避けることに成功したけど、外れた銃弾がビルを破壊していく。
「どうするんだ?このままお前が避け続けると街が壊れていっちまうぜ」
「面倒な事を……」
「街を壊されたくなければ、お前は私の銃弾を喰らい続けな!!」
銃を放ち続けるカラミティ・メアリ。
私は必死に避け続けるが、見る見るうちに建物が壊されていく。
「魔女と呼ばれている割には、街が壊されていくのが気になってしょうがないみたいだな!!」
このままだともっと被害が……
「厄介な魔法少女ね。正直貴方のやってきたことはかなり許されないこと……左目を失うだけじゃなく、生きていることを後悔させてあげる」
「そんな事が出来るのか!!」
銃を放ち続けるカラミティ・メアリ。
私は屋上の扉を破壊し、盾にしていく。普通ならこんなドアはすぐに破壊されちゃうけど、魔女としての力なら防げる。
「なんだ?防いでるのか?どういう魔法なのか知らないけど、これならどうだ!!」
カラミティ・メアリは散弾銃を取り出した。散弾でもこの扉の盾を壊すことは……
そう思った瞬間、盾を突き破り、私の左腕を吹き飛ばした
「つぅ!?今のは……」
「武器の知識がないみたいだな!!散弾銃が散弾だけだと思ったのか!スラッグ弾っていうのもあるんだよ!!」
取れた左腕を持って、私はビルの中に逃げ出した。
「今度は隠れんぼか?面白い!」
ビルの中に入り、取れた左腕を糸を通して繋げた。
(これならしばらくすれば治るかもしれないけど……一人で立ち向かうべきじゃなかった。スイムスイムとアリスを連れてくればよかった……でも二人には街の避難を任せたし……武器でも持ってくればよかったかしら)
考え込んでいると何だか焦げ臭い臭がした。
見てみるとオフィスが燃えていた。
「炙り出そうとしてるのね。悪いけど……」
白いドレスに姿を変え、オフィスの床を思いっきり叩き、穴を開けていく。
「脱出させてもらうわよ」
穴へ入り、下へと降りていき、ビルから脱出した。
「外で待ち伏せでもしてると思ったけど、いないわね」
待ち伏せを警戒していたけど、カラミティ・メアリの姿がなかった。
すると影が段々大きくなっていくのに気がついた。
「まさか!?」
「そのまさかだよ!!」
声が聞こえた瞬間、ビルが倒れてきた。
小さなビルとは言え、こんなものを倒すとなるとどんな銃を……
「銃だけだと思ったか!私が武器だと思ったものは全て武器となり、強化されんだよ!だからクレーン車を奪って、このビルを倒したのさ!」
カラミティ・メアリの声が響いた。
というかクレーン車すら武器に変えるなんて……本当に厄介な魔法。
私は必死に逃げるが、間に合わずビルの下敷きになりそうだった。
カラミティ・メアリ
大きな音共に崩れたビルを見下ろすカラミティ・メアリ。
「ふふ、ふはははははは、今ので終わりだなんてあっけないもんだね」
高笑いをしているカラミティ・メアリ。
だけどそこに何発もの手裏剣が襲い掛かってきた。
カラミティ・メアリは銃で全て撃ち落としていく。
「この手裏剣は……」
するとカラミティ・メアリの前にリップルが現れた。
「なんだいお嬢ちゃん?」
「お前が魔女を倒すために街の人を……」
「全部は魔女が悪い。そうじゃないのか?」
「ちっ、極悪人が!!」
身構えるリップル。カラミティ・メアリは笑みを浮かべ
「カラミティ・メアリに逆らうな、煩わせるな、ムカつかせるな。あんたも死んでもらうよ」
ヴェリテ
気がつくと空を飛んでいた。
「ここは……」
「よっ、大丈夫か?ヴェリテ」
「トップスピード、どうして……」
「街の爆発を知ってな。というか魔女って呼んだほうがいいのか?」
魔女の正体はもう知れ渡ってる、だけどトップスピードは私を助けた。
「好きに呼んで、それで私を助けていいの?私は魔法少女を……」
「全部たまに聞いた。あんたがやろうとしていることを……そのために協力させてほしい」
「下手をすれば死ぬわよ。今のあの女は狂ってるわ」
「死ぬ前にあんたがやってくれればいいんだけど……ちょっと厄介な問題があってな」
「厄介な問題?」
「実は………」
トップスピードから『厄介な問題』を聞くと、確かに厄介な問題だった。
ふっとある事を思いついた。
「ちょっと待って、あのデパートにあるものを使って……トップスピード、リップルはその問題のこと、知っているの?」
「あぁ、一応は……」
「それなら……あとは」
私はある場所に連絡を入れた。
返事はすぐに来た。
これなら後はカラミティ・メアリをどうにか出来る。
私は縫った左腕を見た。痛みも完全に消えた。これならなんとか出来る
「決着をつけるわ」