魔法少女育成計画YREGROF   作:水甲

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12話 復讐のメアリ

カラミティ・メアリ

 

ヴェリテとの戦いから数日後、とあるバーにてカラミティ・メアリは左目の治療を終えたが、完全に失明してしまった。

 

「あの魔女……よくもこのカラミティ・メアリを………」

 

苛立ちながら並べてある酒瓶を銃で吹き飛ばしていく。

 

「確実に殺してやる。手始めに……」

 

カラミティ・メアリは魔法の袋にいくつもの重火器を入れていき、ある場所へと向かった。

 

 

 

 

 

向かった場所は市街地の屋上だった。そこでカラミティ・メアリはいくつもの銃を取り出し、

 

「楽しいパーティーの始まりだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リップル

 

リップルはトップスピードと共に行動していた。

 

「それでどうするんだ?」

 

「………ちっ、こんな回りくどいことをしないといけないのか?」

 

「仕方ないだろ。そうしないといけないって思って奴は行動してるんだ」

 

「そうだけど……」

 

「もし私達の中から選ぶとしたら、私しかいない」

 

「ダメだ。あの人達との話の中で、あんたは………」

 

リップルが何かを言いかけた瞬間、突然市街地の方から爆発音が聞こえた。

 

「何だ!?」

 

「爆発?」

 

リップルとトップスピードの二人は急いで市街地へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

ヴェリテ

 

市街地の謎の爆発を知った私は市街地へと向かい、ビルの屋上を見るとそこには左目に眼帯をしたカラミティ・メアリの姿が見えた。

 

「あいつ……」

 

すぐにカラミティ・メアリの元へと向かった私、たどり着くとカラミティ・メアリは笑みを浮かべていた。

 

「よぉ、魔女。お前に抉られた目が痛むんだよ……あんたを殺せば痛みが消えるのか!」

 

カラミティ・メアリは銃を撃ってきた。

 

私は避けることに成功したけど、外れた銃弾がビルを破壊していく。

 

「どうするんだ?このままお前が避け続けると街が壊れていっちまうぜ」

 

「面倒な事を……」

 

「街を壊されたくなければ、お前は私の銃弾を喰らい続けな!!」

 

銃を放ち続けるカラミティ・メアリ。

 

私は必死に避け続けるが、見る見るうちに建物が壊されていく。

 

「魔女と呼ばれている割には、街が壊されていくのが気になってしょうがないみたいだな!!」

 

このままだともっと被害が……

 

「厄介な魔法少女ね。正直貴方のやってきたことはかなり許されないこと……左目を失うだけじゃなく、生きていることを後悔させてあげる」

 

「そんな事が出来るのか!!」

 

銃を放ち続けるカラミティ・メアリ。

 

私は屋上の扉を破壊し、盾にしていく。普通ならこんなドアはすぐに破壊されちゃうけど、魔女としての力なら防げる。

 

「なんだ?防いでるのか?どういう魔法なのか知らないけど、これならどうだ!!」

 

カラミティ・メアリは散弾銃を取り出した。散弾でもこの扉の盾を壊すことは……

 

そう思った瞬間、盾を突き破り、私の左腕を吹き飛ばした

 

「つぅ!?今のは……」

 

「武器の知識がないみたいだな!!散弾銃が散弾だけだと思ったのか!スラッグ弾っていうのもあるんだよ!!」

 

取れた左腕を持って、私はビルの中に逃げ出した。

 

「今度は隠れんぼか?面白い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルの中に入り、取れた左腕を糸を通して繋げた。

 

(これならしばらくすれば治るかもしれないけど……一人で立ち向かうべきじゃなかった。スイムスイムとアリスを連れてくればよかった……でも二人には街の避難を任せたし……武器でも持ってくればよかったかしら)

 

考え込んでいると何だか焦げ臭い臭がした。

 

見てみるとオフィスが燃えていた。

 

「炙り出そうとしてるのね。悪いけど……」

 

白いドレスに姿を変え、オフィスの床を思いっきり叩き、穴を開けていく。

 

「脱出させてもらうわよ」

 

穴へ入り、下へと降りていき、ビルから脱出した。

 

「外で待ち伏せでもしてると思ったけど、いないわね」

 

待ち伏せを警戒していたけど、カラミティ・メアリの姿がなかった。

 

すると影が段々大きくなっていくのに気がついた。

 

「まさか!?」

 

「そのまさかだよ!!」

 

声が聞こえた瞬間、ビルが倒れてきた。

 

小さなビルとは言え、こんなものを倒すとなるとどんな銃を……

 

「銃だけだと思ったか!私が武器だと思ったものは全て武器となり、強化されんだよ!だからクレーン車を奪って、このビルを倒したのさ!」

 

カラミティ・メアリの声が響いた。

 

というかクレーン車すら武器に変えるなんて……本当に厄介な魔法。

 

私は必死に逃げるが、間に合わずビルの下敷きになりそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラミティ・メアリ

 

大きな音共に崩れたビルを見下ろすカラミティ・メアリ。

 

「ふふ、ふはははははは、今ので終わりだなんてあっけないもんだね」

 

高笑いをしているカラミティ・メアリ。

 

だけどそこに何発もの手裏剣が襲い掛かってきた。

 

カラミティ・メアリは銃で全て撃ち落としていく。

 

「この手裏剣は……」

 

するとカラミティ・メアリの前にリップルが現れた。

 

「なんだいお嬢ちゃん?」

 

「お前が魔女を倒すために街の人を……」

 

「全部は魔女が悪い。そうじゃないのか?」

 

「ちっ、極悪人が!!」

 

身構えるリップル。カラミティ・メアリは笑みを浮かべ

 

「カラミティ・メアリに逆らうな、煩わせるな、ムカつかせるな。あんたも死んでもらうよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェリテ

 

気がつくと空を飛んでいた。

 

「ここは……」

 

「よっ、大丈夫か?ヴェリテ」

 

「トップスピード、どうして……」

 

「街の爆発を知ってな。というか魔女って呼んだほうがいいのか?」

 

魔女の正体はもう知れ渡ってる、だけどトップスピードは私を助けた。

 

「好きに呼んで、それで私を助けていいの?私は魔法少女を……」

 

「全部たまに聞いた。あんたがやろうとしていることを……そのために協力させてほしい」

 

「下手をすれば死ぬわよ。今のあの女は狂ってるわ」

 

「死ぬ前にあんたがやってくれればいいんだけど……ちょっと厄介な問題があってな」

 

「厄介な問題?」

 

「実は………」

 

トップスピードから『厄介な問題』を聞くと、確かに厄介な問題だった。

 

ふっとある事を思いついた。

 

「ちょっと待って、あのデパートにあるものを使って……トップスピード、リップルはその問題のこと、知っているの?」

 

「あぁ、一応は……」

 

「それなら……あとは」

 

私はある場所に連絡を入れた。

 

返事はすぐに来た。

 

これなら後はカラミティ・メアリをどうにか出来る。

 

私は縫った左腕を見た。痛みも完全に消えた。これならなんとか出来る

 

「決着をつけるわ」

 

 

 

 

 

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