魔法少女育成計画YREGROF   作:水甲

3 / 22
ちょっと前回の話で颯太と小雪の二人が同じ学校じゃないことを指摘されましたが、この小説の中では同じ学校ということで……

勝手な都合ですみません。




3話 初めての教育係

ラ・ピュセルと組むようになってから一ヶ月が過ぎた。

 

一緒に行動してからかなりの数のキャンディーが集まっていた。

 

「もう1000個超えてるよ」

 

「それはヴェリテが頑張ったからだよ」

 

「いやいや、ラ・ピュセルのおかげでもあるよ。ちょくちょく力加減を間違えて物壊したりしちゃうから、ラ・ピュセルのおかげで力の調整もできるようになったしね」

 

今まで加減を間違えて、物を壊していたけど、今はもう完璧に力の調整ができるようになった。

 

というかちょっとした疑問が浮かんだ。

 

もしこの魔法を限界まで使ったら……どうなるんだろう?

 

正直怖くて試してない。

 

「そういえばまとめサイト見た?」

 

「ん?あぁ、新人の白い魔法少女のこと?確かスノーホワイトだっけ?他の魔法少女以上に人助けしてるし……凄い子だよね」

 

「う、うん、すごい子なんだけど……そうだよな……ヴェリテは記憶が無いから覚えてないよな……」

 

何だかラ・ピュセルがブツブツ言ってるけど、何か気になることでもあるのかな?

 

「ラ・ピュセル、スノーホワイトの新人教育は誰がやるか決まったの?」

 

「あ、うん、この間シスターナナ達と話して、ヴェリテに任せようかと思って……」

 

何で私?

 

まだ魔法少女になってから日が浅いのに、もう新人教育する立場になるなんておかしい気がするんだけど、ラ・ピュセルに理由を尋ねると……

 

「ヴェリテはもう一人前の魔法少女だよ。最初は魔法の使い方が危うかったけど、今では完璧にコントロールできてる。だから君に任せられると思っているんだ」

 

そういうものなのかな?

 

まぁ気を引き締めて頑張るとするか。

 

 

 

 

 

それから数日後、件のスノーホワイトがチャットにやってきた。

 

俺はスノーホワイトに教育係となったことを伝えて、いつもラ・ピュセルと会っている鉄塔まで来るように伝えた。

 

スノーホワイトとは初めて会うため、ラ・ピュセルは今回来ないらしい。

 

しばらく鉄塔の上で待っていると白い魔法少女がやってきた。

 

彼女がスノーホワイトか。

 

それにしても何だか小雪に似ているうような……

 

「えっとヴェリテさんですか?」

 

「さん付けはいいよ。君がスノーホワイトだね」

 

「はい」

 

「チャットで話した通り、君の教育係になったけど……私自身魔法少女になったのは一ヶ月前なんだけどね」

 

「知ってます。まとめサイトでドレスの魔法少女の書き込み見ました。何だかあちこち壊しちゃっているって……」

 

そんなことまで知られてるのか……

 

「あれはなったばっかりで……魔法の加減が……」

 

何だか言い訳してるみたいで格好悪い感じがしてきた。

 

でも、スノーホワイトは笑顔で言ってくれた。

 

「それでもヴェリテは立派な魔法少女だと思います」

 

「そうなのかな?」

 

「はい」

 

スノーホワイトってすごくいい子だな……

 

それからお互いの魔法について教えあった。

 

スノーホワイトの魔法は困った人の声が聞こえるっていうものだった。

 

それってすごく人助け向きな魔法だと言うと、スノーホワイトは照れていた。

 

そしてこれからはラ・ピュセルを混ぜての3人で行動することになると伝えて、今日の活動は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして三日後の夜のこと、少し遅れた私は鉄塔にたどり着くと何だかラ・ピュセルとスノーホワイトが何かを話していた。

 

「えっ!?ラ・ピュセルってそうちゃんだったの?」

 

「うん、私の方はすぐにスノーホワイトが小雪って気がついたよ。なにせ、昔描いた魔法少女そのものだったし……」

 

「えへへ、何だか恥ずかしい」

 

スノーホワイトが小雪だったんだ。

 

何というか似ているからそんな気がしてたけど……

 

と言うかいい雰囲気だから二人の所に出にくいんだけど……

 

というかこういうことを思っているとスノーホワイトに声が聞かれるのか。

 

それだったら……

 

『スノーホワイト、何だか邪魔しちゃ悪いから、私は帰るね。お幸せに』

 

声が聞こえたかわからないけど、後でラ・ピュセルに連絡入れておくか。

 

だけど鉄塔を去る瞬間、スノーホワイトが慌てふためく声が聞こえたのは気のせいかな?

 

まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰り、ラ・ピュセルに謝罪のメールを送った。

 

「それにしてもこれから3人と一緒に行動となると本当に楽しくなりそうだな……」

 

俺は布団に寝そべっていると、端末にメールが入った。

 

きっとラ・ピュセルからだと思い、メールを開くと……

 

『ゲームの始まり』

 

 

 

 




次回ようやくゲームが始まります。

さて、ねむりんはどうなるのか?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。