えっ?生存させるんじゃないのって思う方もいますが、大丈夫です。
後々のためにです
奇妙なメールが届いてから数日がたった。
メールの送り主は不明だった。
ファヴに聞いてみようと思ったけど、いつの間にかメールが消えていた。
一体何だったんだろう?
メールのことが気になりつつ、スノーホワイトとラ・ピュセルが待つ鉄塔まで来てみると、ラ・ピュセルからある話を聞かされた。
「えっ?また魔法少女が増えるの?」
「ファヴがそんなこと言っていたんだ」
「いくら何でも増え過ぎじゃないのか?とはいっても私も最近なったばっかりだから、文句は言えないけどさ」
「その事が関係してるのか、今日チャットで重大発表があるらしいけど……」
「ふ~ん」
重大発表って何だろうか?
というかさっきからスノーホワイトが怒った顔でこっちを見ているのは気のせいだろうか?
「あの、スノーホワイトはさっきからどうかしたのか?」
「えっと、ヴェリテ。何だか誤解してるみたいだけど……そう……ラ・ピュセルとはそういう関係じゃ……」
一体何の話をしてるんだ?
しばらく考え込んでいると、思い当たることが一つだけあった。
「えっ?二人はいつの間にかそういう関………」
私がいいかけた瞬間、スノーホワイトは慌てて私の口を手で抑えてきた。
「お願いだから……そうちゃんの前でその話はしないで……そうちゃんが聞いたら困るだろうし……」
別に話も困ることじゃないと思うけど……ラ・ピュセルもスノーホワイトの事が好きみたいだし……
でも、あとが怖いから言うとおりにしよう。
そんなこんなで、例の重大発表の時間になり、私たちはチャットに集まった。
チャットではトップスピードとリップル、ヴェス・ウィンタープリズンとシスターナナとねむりん、ルーラ組、クラムベリー、マジカロイド44が集まっている。
あと珍しくカラミティ・メアリも来ていた。
話ではかなり厄介な魔法少女みたいだし……
そういえばルーラも厄介だと聞いてたな。
でも、前にルーラ組の縄張り近くまで来た時に、困った人を見つけた時、教えてあげたら、素直にお礼を言われたな……
するとファヴが現れ、ついに重大発表とやらを話した。
『みんな、集まってるポン?今日皆を集めたのは2つほど発表することがあるポン。ひとつは今度また魔法少女がひとり増えるポン。これにより魔法少女の数は17人に増えるポン。だけどそれじゃN市の魔力が減っていくポン。だから魔法少女の数を半分に減らすポン』
ファヴがそう言った瞬間、端末の画面に溢れんほどのコメントが書かれていく。
みんな反対してるみたいだな。
というかファヴもこうなる前に手を打っておけばいいのに……
『みんなごめんなさいポン。でもこれはもう決まったことポン。どう減らすかは一週間後、マジカルキャンディーが一番少ない子が脱落するポン』
何だか単純なルールで助かるな……
それにしても脱落って……まるでゲームみたいな言い方な気がする。
ん?ゲームって……メールの送り主はこの事を言っていたのか?
「ヴェリテ。とりあえずどうする?」
「ん?うん、現状私達のキャンディーは上位の方に入ってるから大丈夫じゃない?スノーホワイトも魔法少女の中では一番持ってる方だし……」
「そ、そんなことないよ」
「スノーホワイトは頑張ってるからな」
「ラ・ピュセル……ありがとう」
あー、また二人の世界に入りそうなだな……
とりあえずは今日のところは解散することになった。
それから一週間、3人で出来る限りのことをやっていた。
そして発表の日、夕方。
「ん?またメールが……」
誰かからメールが来た。
開いてみると
『最初の脱落者はねむりん』
どうしてこのメールの差出人はそんなことを知っているんだ?
もしかして17人の中にこのメールを送っているやつがいるのか?
というか脱落者がねむりんって……
俺は急いでねむりんに連絡を取り、すぐに会えないか話した。
ねむりんは人の夢に入ることが出来る魔法が使える。
前にチャットでそんなことを話した覚えがある。
しばらくして待ち合わせ場所のビルの屋上でねむりんのことを待っていると
「やっほ~、ヴェリテだっけ?」
「こうして会うのは初めてだね」
「うん~そうだね~」
ねむりんはあくびをしながらそう言う。
というかすごく眠そうだな
「もしかして連絡した時、寝てたのか?」
「ううん~寝てないよ~ただこの姿だと眠くなるんだよね~そういう魔法を使うからかな~」
能力によってそういう体質になることもあるのか……
でも眠くなるって大変だな
「それで~話って~」
「う、うん、あの……」
あれ?本当のことを話してもいいのか?
今回脱落するのはねむりんだって、伝えたら、何でそんなことを知っているのか聞かれる。
正直に話して信じてもらえるかわからない。
ここは無難に……
「今日発表だけどねむりんはどれくらいキャンディーを集めてるんだ?」
「わたし~わたしは0個だよ~」
0個って……
明らかに数がおかしい気がするけど……
「あんまり現実では活動してないから~夢の中だとスノーホワイトよりも沢山あるんだけどね~だからきっと最初に脱落するのはわたし~」
「本当にいいの?発表された時に行動していれば……」
「いいの~魔法少女やめたら就活しないといけないし~これからは皆のことまとめサイトから応援してるよ~」
「そ、そう」
どうにか回避できないか考えるけど、何も思いつかない。
私はこのままねむりんと別れるのであった。
「ヴェリテ、いい子だったな~どうにかして救わないとって考えてくれたみたい~」
ねむりんはヴェリテを見送りながらそう呟き、自宅に戻ろうとした。
だけどそんなねむりんの前に……
「あれ?どちらさま~初めて会う子だよね~」
「…………」
「もしかして17人目の魔法少女~えっ?」
地面に何かが落ちる音が聞こえた。
よく見るとそれは赤い水だった
「う………そ……」
赤い水はねむりんの身体から流れていた。
そして自分の体を見るとねむりんの身体は何かが貫いていた
「どう……」
ねむりんはそのまま血を流しながら、自分を指した人物がどんな人なのか見た。
「黒いドレスの……」
ねむりん脱落!?
大丈夫です。本当にタグにつけた原作キャラ死亡・生存は嘘じゃありません。