小ネタ フィアッセの金の斧、銀の斧
いま、私の目の前で狂也が、池に落ちてしまった。
私は、呆然と見ていた。
狂也の事だから、池からすぐに出てくると思っていたが、出てくる事はなかった。
「・…あがってこないなの」
私の横にいるなのはちゃんがぼそっとつぶやく。
その時、池が白く光り私たちの目の前を、白い光が満ちていく。
「・…まぶしいなの」
私達は、あまりにもまぶしいので、手で目を隠してしまう。
そうして、光が落ち着き手を目からどかす事ができた。
すると
「・…フィアッセさんなの」
「・…いえ、違います。私はこの泉の女神です」
その、池の上には、自称女神となのる、金髪の女性が立っていた。
「・…あなたの落とした狂也で、よろしいですか?」
「・…違うなの。お兄ちゃんから落ちたなの」
自称女神は狂也が落ちたのかを、聞いてくるので、私はうなずいて肯定する。
すると
「・…そうでしたか。私の泉に突然、狂也が落ちてきたので、びっくりしました。・…それでは、聞きますが、あなたが落とした狂也はこの人ですか?」
自称女神は、1人の子供を、池の中から引きずり出す。
「・・・あ、ああの。ぼ、ぼく、狂也です。よ、よろしくぅ」
「誰なの?狂也お兄ちゃんじゃないなの」
私は、目を開いてその子供を見てしまう。
狂也を小さくし、かわいくした状態だった。
しかも、おどおどした感じがお姉さん心に刺激をかけてくる。
「・…それでは、こちらの狂也ですか?」
自称女神は、また一人の狂也を池から引きずり出してくる。
「いよぉ!俺を呼んだか?よろしく頼むぜ」
「・…お父さんに似ているのなの」
次に出てきたのは、狂也を少し大人にし、筋肉量を増やし、ワイルド漢があふれる狂也だった。
頼れる漢、乙女心がときめくのがわかる。
そうして
「・…それとも、いたぁぁぁってぇぇぇ普通の狂也ですか?」
自称女神はやたらと普通を強調しながら背中から、簀巻きにされた、狂也をだしてくる。
「ふごぉふごぉふごぉ」
「!!狂也おにいちゃんなの」
私は「あ、狂也だ」としか思わなかった。
最初の狂也と2番目の狂也に興味が移ってしまったからだ。
「それでは、聞きますが、あなたが落とした、狂也は誰ですか?」
自称女神は三人を並べ、私に狂也は誰かと聞いてくる。
「・…正直に答えちゃダメなの。答えると、二人のどちらかがきちゃうなの。狂也お兄ちゃんはどっか、いっちゃうなの」
私は、三人をまじまじと見てしまう。
お姉さん心がくすぐられる狂也。
ワイルド漢で、頼れる漢の狂也。
そして、普通の狂也。
三人が私を見つめてくる。
普通の狂也だけが、助けて欲しい目だったけど。
本当の狂也なら、こんな事にならないわ。
私はそんな事を自分自身に言い聞かせ、三人を選んでいく。
そして、私は、1人の狂也を選ぶ。
「・…いたって、普通の狂也です」
「!!だめなのぉぉ、それはアウトなのぉぉぉぉ!」
私は、普通の狂也を指を指して選び出す。
普通の狂也の目は魚の目に変わっていったけど。
「・…!?すばらしい。・…なんて正直なんでしょう!そんな、あなたには、小さい狂也とワイルド狂也をっさしあげましょう」
自称女神は、そう言うと、二人の狂也を私の目の前に歩かせる。
「あ、あの、よ、よろしく」
「よろしく頼むぜ。俺が守ってやるから、安心しろよな」
二人の狂也は私に挨拶をしてくる。
「・…それでは、正直なお嬢さん、あなたに幸があらんことを。・…ごきげんよう」
自称女神は笑顔を浮かべ、普通の狂也と共に、池の中へと消えていく。
「お、おにいちゃぁぁぁぁぁん!!」
その後、私と、二人の狂也は幸せに暮らしたとのことさ。
おしまいおしまい。
「!!おわらせちゃだめなのぉぉぉ!」
なのはの絶叫が轟く。
「ふふふ、私は幸せですよ」
フィアッセは白目を向いた、狂也をだきながら、幸せそうに語るのであった。
「フィアッセさん、それはアウトなのぉぉぉぉ!原作、少しだけかわっちゃうなの」
「・…ほんペンには関係ないかもよ?Aでは、でないでしょ?」
「それでもなのぉぉぉ」
池の中ではこんなやりとりとかが、あったとか。
終わり。
本作の転生ホムンクルス編が遅れがちですが、こっちのネタが頭にあふれ、本作が進まないので書いてしまった。
本当にすみません。
でも、ちょっとっぷっときたら、ちょこちょこ書くかも。