さて、皆さんはカルデアという場所を知っているだろうか?
カルデアとは、『人類を絶滅させないための場所』である。
ついこの間までは、人類の、いや、世界の2017年は失われていた。人類史のターニングポイント、つまり重大な分かれ道に爆弾が仕掛けられていたからだ。その爆弾が特異点と呼ばれ、特異点は7つ。オルアレン、セプテム、オケアノス、ロンドン、イ・ プルーリバス・ウナム、キャロメット、バビロニアという名称で色々な時代に現れた。
そのすべての特異点が修復され、元凶、ビーストⅠことゲーティアと言われた人類焼却式がとある一人の勇気ある人間に倒された。
今は次の脅威が訪れるまでのひと時の、しかし確実な平穏を噛み締めている。
〜特異点の記録
著者:藤丸立花、藤丸立華
アシスタント:マシュ・キリエライト
編集:英霊アンデルセン、英霊シェイクスピア
この記録をすべての英雄に捧ぐ〜
?「こんな感じでいいか?」
?「最高だよアンデルセン!」
アンデルセン「ふん、大体は貴様が書いたものだろう。私に礼を言う理由がない。…そして、そろそろ時間だがいいのか?マスター。」
マスター「うわっ!やばっ、マシュに拗ねられる!
改めて、ありがとう!アンデルセン!シェイクスピア!」
シェイクスピア「私にできることがあればお呼びください!必ずや最高の悲劇を作って見せましょう!」
アンデルセン「我々に礼を言う前にさっさとあの盾嬢に謝らなくて済むようにしろ!まったく…」
マスター「やっばいな…これじゃギリギリだ…」
急げ!といって走り出した僕は、ついこの間までなんども死にかけてきた人類最後のマスター、藤丸立花だ。
僕にもなぜこうなったのかはわからない。だけど、今これだけは言える。遅れたら間違えなくあの『二人』にどやされる!
立花「ごめん!遅れた!」
開けたのは食堂の扉。今日はいつもとは違う。なんてったって今日は元旦だ。僕は今、新年会の会場に到着した。幸いにもまだ始まってはいなかったがギリギリだったらしく、マシュは明らかに不機嫌だし、『あいつ』は嫌な笑みを浮かべて居た。
?「マスター、みんな揃っているぞ。というか、君が最後だ。」
立花「悪いね…エミヤ」
エミヤ「私に謝る必要は無い。さぁ、新年会の音頭をとってくれたまえ?」
一同「「「そーだそーだ!!」」」
立花「そうだね、それじゃみんな、去年は色々あったけど、今年もよろしくお願い致します!乾杯!!」
こうやって新年会は始まった。
「マスター!こっちに来てください!」
僕を呼ぶ声がする。声の主はアルトリアだ。
騎士王「一緒に飲みましょう!マスター!」
立花「みんながよければね?」
アグラヴェイン、トリスタン、ガウェイン、モードレッド、べディヴィエールたちがむしろ来てくれみたいな目を向けてきたので言葉に甘えさせてもらった。
なお、アルトリアは酒を飲むと獅子王となり、暴れ出す(取り締まるのはガウェインの仕事)
それを見て酔っているモードレッドが怒り上戸でさらに暴れ出す。
盛大な親子喧嘩を巻き起こしながらもみんな笑ってドンちゃん騒ぎだ。
そんなこんなの喧騒の中、僕はこっそり抜け出して、とある所へと向かう。そこには十字型に切り出された石が無数にあり、その奥には少し大きめの四角い石、墓標が2つある。ここはカルデアの中庭。その端っこにある小さな墓地。
ここにはある目的のために来た。
立花「所長…、ドクター…あけましておめでとうございます。僕は…無事に2017年を過ごしています…これは僕からのお礼です…」
そう言って2つの墓標に酒を掛け、ほかの墓標には花を添えた。みな、あの日の犠牲者である。共に2017年を目指した仲間である。
2つの墓標の前で僕は今までの思い出話をずっと話していた。もちろん、返事はない。
「先輩。」
「立花。」
立花「マシュ…、立華…」
立華「しみったれてんじゃないわよ…」
マシュ「先輩方、元気を出して、涙を拭いてぐださい…」
立花「そうだね。じゃあ…もう一度みんなで…」
「「「あけましておめでとうございます!これからも私たち(僕達)」」」
「「「頑張ります!」」」
だから…見守っていてください。所長、ドクター。
どうでしょうか?
主は未だ終局特異点で止まっています (><)
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