今、一つに命が終わりをつげようとしている
ひびだらけのコンクリートに寄りかかり、血まみれになった少年
目の前には4メートルを超える異常な樋熊の渾身の叩き付け
樋熊「ぐぅぅぉぉおおおぉぉ!!」
残り1メートル。
殺意だけが込められた大木のような腕が迫ってきた
途切れそうな意識をつなぎ少年は願った
悠(神様・・・
許してください)
樋熊の腕が悠の顔面をとらえた
衝撃で周囲のコンクリートが吹き飛んだ
しかしそこにないものがあった
樋熊の腕と悠の姿だ
悠「おい」
悠の声が後ろからした
樋熊が振り返るとそこには
ゴリマッチョに近い体型をした悠の面影を残した人が樋熊の腕をもっていた
悠「相手になってくれてくれてありがとな」
悠の腕が樋熊の胸を貫いた
衝撃で周囲が吹きとんだ
悠(体への負担がでかいから使いたくないけど仕方ないよな)
【細胞限界突破】(セルリミットブレイク)
タイプ ハンター
細胞1つ1つを限界を超えて強化した状態
ハンターはパワーに特化している
悠(家で訓練しててよかった)
傷や細胞限界突破をした後のその重い体に鞭を打ちみんなと合流するべく動き出した
2階 職員室
悠(やっぱ無駄にでかいよなここ・・・)
悠はあるものを探していた
緊急時の地下シェルターの入り口
この学校は都市に近く日本でも10番に入るほどの大きさや重要認定されている
だから狙われても被害を最小限にするためにあると思っていた
しかしそう簡単に見つかるわけもなくあきらめかけていたその時
悠(何か来る)
何か気配を察した悠は物陰に息を潜めた
亮「悠ーー!!」
瞬「こっちにいねーぞ」
颯太「どこだー!!」
クラスメイトだ
その声を聞き安心した悠は姿を見せた
悠「ここだー」
亮・瞬・颯太「!!」
亮「大丈夫か!?」
悠「問題しかねー」
・・・・・・・・・・・・
悠「おまえらどこにいたの?」
颯太「校長が地下じゃー!っつってな今までこもってた」
悠「行こう」
瞬「職員室じゃなくて図書室の下なんだよなー」
悠「なぜ?」
瞬「知らん」
悠「デスヨネー」
亮「英雄の帰還じゃー!!」
全員「!!」
悠「こんなとこがあったのか」
全員「うぉぉーー!!」
別室にて
周囲には通信機器
その中に2人の人が居た
「君があの樋熊を倒したのかね?」
モニターから映される人物が聞いてきた
悠「そうですが。失礼ですがあなたは・・・」
草薙「おっ私は日本防衛大臣の草薙だ」
悠「はぁ、それでそれで何の用ですか」
草薙「ふむ、単刀直入にいうと樋熊はそこにあと3体いる」
悠・校長「・・っえ」
草薙「防衛大臣の権力をもってしてもウチの自衛隊じゃコテンパンにされる」
悠「倒せと?」
草薙「そうだ、日本はお前にかかっているぞ」
悠「待ってください!」
草薙「なんだ?もう時間がないぞ」
悠「薬を使った人はこれないんですか?」
草薙「そいつの意見を尊重するからな、いかないよ」
そこで通信が切れた
校長「・・行くのか」
悠「・・・遺書書いてねぇや。あっでも見る親戚いないや」
悠は別室から出た。
目は死んでいた
悠「亮、ちょっとウンコ行ってくる」
亮「トイレはここにあるぞ」
何も答えず悠は地上への扉を開けた
瞬「おい!」
颯太「待てよ!」
悠「・・・じゃぁな」バーン!
鉄の扉が音を立て閉まった
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