タイトルが俺ガイルっぽくないのはご了承。この話だけどうしても思いつかなかったんです。何か良い案がある人はコメントしてください。
「騒がせてすまないな。あいつは俺のちょっとした…知り合いだ。ゲームが始まってからちょっとあってな。あまり詮索しないでくれると助かる」
エギルが去ってすぐ、あまりにも微妙な空気になってしまったので八幡は気を利かして話し始める。
「あぁ、気にしないでくれ。少し驚いたが別に大したことじゃない。」
キリトもそこまで気にしていないようなので、そのまま続ける。
「まずは、名前からだな。もうわかったとは思うが俺の名前は八幡だ。で、こいつはキリト。自己紹介は別にしなくても良いよな?」
「あぁ、別にいいんじゃないか?」
「ええ。私は別に群れる為にここにきたわけじゃないもの」
(とりあえず両方肯定したので自己紹介は無し。後はネトゲ初心者なのであろうアスナに少しばかりレクチャーしたら解散って流れでいくか)
「わかった。じゃあ自己紹介は無しだ。で、アスナ。あんたスイッチとかPOTローテとか言われて意味わかるか?」
「スイッチ?ぽっとろーて?」
(まぁわからないよな。俺もMMO始めたばっかの時はサッパリわからなかったし)
八幡の予想通り彼女はMMO初心者のようだ。人に教えるのは苦手なので、動きを見るついでに教えることにした。
「まぁそうなるよな。俺もMMO始めたばっかの時はサッパリだったから気にしなくていいぞ。で、話しを聞くに全員ソロだったみたいだから大丈夫だとは思うが、一応動きとかを見ておきたいしちょっと迷宮区探索にでも行かないか?」
「わかったわ」
「迷宮区!?あそこは結構難しいからどこか別のフィールドの方がいいんじゃないか?」
アスナは気にしていないようだが、キリトは危ないと思ったらしく、反対してくる。
(別にフィールドでも構わないんだが迷宮区の方が近いしな……よし、ちょっと説得してみて無理だったら諦めよう)
「そんなことはないぞ。俺は迷宮区のマッピングは終わってるから安全だし、実力を見るなら少しは難しい方がいいだろ?」
「終わってるってボス部屋までか?」
「あぁ、しばらく前に」
「凄いな…まぁ、わかった。それなら安心だ。距離もフィールドより近いし、迷宮区にいくか
(よし)
キリトの了承も得たので、一行はすぐさま迷宮区へ行く
ことにした。
--迷宮区13階--
「この階でいいか。じゃあアスナ、まずは用語の説明だ。『スイッチ』って言うのは誰か1人にヘイトを集め過ぎないように交代でモンスターのタゲをとる事のことだ。まぁ詳しくは後で俺とキリトでやるからそれを見て覚えていけばいい」
「『POTローテ』ってのは片方がポーションを飲んでいる間にもう片方が回復中の味方を守りながら攻撃する事のことだ。これはこのゲームのポーションが飲んですぐに回復し終わらない為だ」
「まぁひとまずこの2つを覚えとけば今のうちは大丈夫だろう。じゃあ、今から俺とキリトであそこのルインコボルドトルーパーを倒すからそれ見て戦い方を覚えといてくれ」
「わかったわ」
八幡はアスナに話し終えると次はキリトに話しかけた。
「聞こえてたと思うから軽く説明するぞ。まず俺がモンスターのタゲをとって戦闘開始。しばらくしたら頃合いを見てスイッチするからソードスキルで倒してくれ。」
「わかった」
「あと戦う時の参考に聞いておきたいんだが、お前のレベルってどれくらいだ?」
「13だ。そう言うお前はいくつなんだよ。迷宮区のマッピングも全部終わってるって言ってたけど」
「俺は15だ。マッピングがおわったのも俺がかなりのAGI型だからモンスターとの戦闘を極力避けれたからってだけだ。じゃあそろそろ行くぞ」
「あぁ、そうだな」
そう言って八幡はモンスターへと駆け出し、肩に剣を担ぐ、曲刀の初級ソードスキル『リーパー』だ。
そこまで強い技ではないが使い勝手がいいので今でも重宝している技だ。
次に片手剣ソードスキル『シャープネイル』をシステムアシストなしで繰り出す。要するにソードスキルと同じ動きの通常攻撃だ。
そこまで威力が高かったわけではないが、レベルの差が大きく、相手のHPはもう4割ほど削れている。
(本来ならここでソードスキルを使ってとどめをさすんだが…)
彼は敵の攻撃を受け流してから腕を攻撃する。
すると敵の腕が吹き飛んだ。部位破壊だ。
敵のHPが丁度イエローゾーンに到達したので、そろそろ交代することにした。
「スイッチ」
「了解!」
八幡の掛け声とほぼ同時に、後ろで控えていたキリトが前にでる。
「うぉぉぉ」
キリトは片手剣用ソードスキル『バーチカル』で敵を切り裂き、ガラス片へと変化させる。
(STR型か……攻撃力は十分だな。速度もSTR型にしては十分速い。だがソードスキルをシステムアシストに委ねすぎだな)
「アスナ。次はキリトと組んであそこのルインコボルドトルーパーの群れを倒してきてくれ。1人で戦うか2人で協力して戦うかは話し合って決めてくれたらいい」
八幡は、ひとまずスイッチはしてみせたので次はアスナの動きを見ることにした。
「あなたはどうして戦わないの?」
俺だけ戦わずに上から命令されるのが気に食わなかったのだろう。アスナは言い返してきた。
「今ここに来ている理由はお前にパーティーでの戦いをレクチャーすることと、俺がお前達の実力を見るためだからだ。もし俺が使えるのか不安だと言うのなら後でいくらでも確かめてみるといい。今はひとまずあの群れを倒してきてくれ。話しはそれからだ」
「そう。わかったわ。じゃあ後でたっぷりみせてもらおうかしら」
八幡の返しにアスナは不快感をあらわにしながらそう言い返し、キリトと共にモンスターの群れへと向かった。
八幡が原作よりコミュ力高いのはゲームだからです。この作品での八幡は、人とコミュニケーションをとれるけどとらない。というスタンスです。なのでやろうと思えばできるのです。
あとなるべく原作沿いにするつもりですが、かなりそれてしまうかもしれません。その辺り、ご了承下さい。