一体何故このようなことになってしまったのであろう。
俺は燃え盛る居城で呆然としながら考える。
艦隊の犠牲によってベルテルミーニ大陸は次元の狭間に逃げることが出来た。
しかし、俺はこのとき失念していた。ゆりかごは次元跳躍攻撃を持っている。よって次元の狭間に逃げ込んでもゆりかごの攻撃は届いた。
ゆりかごの力は圧倒的と言わざる終えなかった。たった一撃の攻撃で大陸の一部が吹き飛び、複数の攻撃で既に大陸にガタが来てしまった。
もうすぐこの大陸は消滅するだろう。だが、地下研究所は無事なためそこを拠点に活動することはできる。
しかし、俺が作った幻魔界は消滅するだろう。幻魔も大半が死滅し、造魔も同じになるだろう。
一体何故こんなことになったんだ?グレゴールが死にベルテルミーニ大陸も今まさに崩壊しようとしている。俺が望んだ世界が消滅していく。
「…くくっ、これが人間を殺した報いってか?ふざけんな!」
だったら俺を狙えばいいだろう!俺の心を狙いやがって!絶対に許さない!
「ゆりかごも聖王もいずれ必ず根絶やしにしてやる!この事はけっして忘れない!忘れないぞ!」
俺がそう言ったとき天井が崩れ瓦礫が俺に落ちてきた。
「まったく!何で死んじゃってるの!?」
…え?神様?何で…。
「だって君は死んだときにここに来るように設定したからね。君は見ていて面白いからまた生き返らせてあげる」
…何で俺なんかに…。
「前に言ったよね?私は君のみかただと。よほどのことがない限り君を助けてあげるよ」
…ありがとうございます。
「いいよ!君が頑張ってくれたお陰で間引きがかなり行われたし。でも最後の最後で詰めが甘かったね」
…まさかゆりかごがあれほど強いとは思いもしませんでした。
「そうだよね~。私も以外に思ってるよ~。原作ではパパっと破壊されて終わりだったから。一体あんなんでどうやってベルカを統一したのかと思ったら可笑しかったのは管理局の方だったのね。まあ、私の前では全てが意味ないけど」
…そうですね。
「それより君、どうする?ここで残りの一つの得点でも選んじゃう?私はいつでもいいけど」
…それならもう決めています。闇の書の蒐集能力でお願いします。
「へえ、それでいいの?確かに強力だしね」
…お願いします。
「ん~、分かったよ!なら、私からの大サービス!闇の書の蒐集はあくまで一人一人蒐集しなくちゃいけない上に一度蒐集すると蒐集出来なくなるけどそれをなくしてあげる!」
…つまり複数同時蒐集が可能で何度でも蒐集出来ると?
「その通り!これなら戦いも楽になるだろうしね!」
…何から何までありがとうございます。
「良いってことよ!それより、君は今後どうするつもりなの?」
…とりあえず鍛え直します。このままでは原作を生き抜くことなどできませんし。
「そっか」
…後、あることを考えています。それがなせばゆりかごみたいな事は起きないと思います。
「成る程~。因みに内容は教えてくれないの?」
…はい、そのときのお楽しみと言うことで。強いて言えば権力、といったところでしょうか?
「…成る程ね。何となくわかった気がするよ。それじゃあ、蘇生させるけど何か質問とかある?あ、蘇生は瓦礫が当たらなかったってするだけだから!」
…いえ。
「それじゃあ、またね!」
神様のいった通り瓦礫が俺の回りにあるだけで俺には当たっていなかった。
俺は地下研究所に急いで向かいゆりかごに気づかれないように大陸の破片を縫うように進み別次元へと逃げた。
ゆりかごの心配がなくなった俺は他次元で訓練を行い自分の力を高めていった。それと同時に蒐集能力も行って各地の魔法を俺の力に変えていった。
そして、気づけば原作まで後少しのところまで時は過ぎていた。