あれから少し移動して宮殿のような建物が見えてきた
ほとんど砂漠の虚園ではなかなか新鮮に思う、少し走った所にこんな場所があるとは気付かなんだ
いつもあんなにゆっくり動く事が無いに等しいので見落としていたようだ、建造物があると言う事は多少知能が高い存在がいるらしい、ヴァストローデが居ると言う話に現実味が帯びてきた
まさかこの死神が作った訳ではあるまい、見下す目つき、高い霊圧からしてこの死神がトップと見ていいだろう、そのような存在が建物を汗水垂らして働いていては示しがつかんしな
そう言えばと私は死神に聞いてみた、私があそこを通ると分かっていたかのような振る舞いだったのだ、その事を問うてみたのだ
すると前から私の事を探していたらしい、死の風や死の嵐などと虚の間で噂されていたらしい、私が通った時に虚が忽然と消えていった事が噂の原因らしい、だんだん南下していると報告があり辺りに部下も配置して張っていたそうだ
私が霊圧を体外に放出していないので探すのに時間が掛かったとボヤいていた
部下に連絡がいったようでこの宮殿に向かってきているそうだ
便利な技を持っている、あるいは何らかの通信機があるのか
最近では探査神経を使わず目を除いた五感のみで過ごしていたからかある程度近づけば大体半径200メートルで分かるのでまだ近くにはいないらしい、探査神経を使えばすぐ分かるのだが、探査神経は効果範囲がある一定範囲で止まってしまったのだ
ならばと目を除いた五感を鍛えようと思い、鍛えてみた所なかなか神経をつかい、久しく忘れていた疲労を感じたのだ
まだ暇を潰せるものがあったのかと歓喜に体が震えたのを今でも覚えている
まあ慣れてしまえばそうまで疲労も覚える事も無く、普通に虚とも戦えるようになっていた、戦いと呼べるものでは無かったが…
鍛えていく内に第六感が働くようになったような気がするが微々たるものなので探査神経が反応してしまったのか判断に迷うものだが
なんとなくあっちの方向に虚がいそうとかそんな程度だ
考え事をしているうちに死神の仲間がきたようだ、反応からして2人近づいてきているのが分かる、どちらもたいしたこと無さそうだ
やはり目の前の死神がトップで間違い無いようだ、ヒラ隊員だったなら存分に戦いが出来たのだが、トップならそう簡単には戦いを挑めまい、力を貰えればあるいは可能性もあるやもしれんが
2人が目の前まで来たようだ、市村ギン、東仙要、そしてトップの死神は藍染惣右助と言うらしい
所で私は思うのだ、早く中に入れてくれないか?
簡潔に書くと藍染達と会っただけ