保健室
ガラガラガラ
ハルヒ「パンツ男を見失ったわ!有希、こっちに来なかった?」
長門「ここには誰も来ていない」
ハルヒ「キョンは眠っているの?」
長門「ええ」(現在布団の中には彼の制服しかない)
ハルヒ「たるんでるわね!たたき起こすわよ!」
長門「!!それは推奨できない。彼は今、薬を服用して眠りについたところ」
ハルヒ「むう。仕方ないわね。…ちょっとだけ顔を見ておこうかしら」
長門「!!彼はうつしたくないから近づかないでくれと言っていた」
ハルヒ「そう…。仕方ないわね」ショボン
長門「私たちは部室に戻るのが妥当と判断する」
ハルヒ「そうね。有希、部室に戻るわ!作戦会議よ!」
長門「了解した」
―――――
保健室の窓の下
ガラガラガラ
変態「よし、出て行ったな。…む、女性の悲鳴」ダッ
―――――
渡り廊下
みくる「…ふぇぇ。転んじゃいましたぁ」グスッ
変態「大丈夫ですか?お嬢さん」
みくる「ふぇっ!?」ビクッ(ち、ちまき)
変態「む。これはいけない。失礼しますよ」ダキッ
変態仮面はみくるを抱き上げた。俗にいうお姫様抱っこである。
みくる「ひゃあああああああああっっ」(ちまき、ちまきが私の腰に…)バタンキュー
変態「おお。どうしました」
古泉「失礼。朝比奈さんを放していただけますか」
変態「このお嬢さんは私が責任をもって保健室へ運ばせてもらおう」
古泉「危害を加える気は?」
変態「変態仮面の名にかけて、女性に危害は加えない」
古泉「紳士的ですね。変態…の癖に」クスッ
変態「!!…失礼する」シュタタタタ
古泉「ふふ。またお会いしましょう。変態仮面殿」ニヤリ
―――――
保健室
偽装されているベッドの隣のベッドにみくるを横たわらせると、変態仮面は室内を見回し、そして顔に被ったショーツを取り外す。
キョン「ふう、朝比奈さんが気絶していてくれて助かった」
それから素早く着替えを済ませ、念のため制服の内ポケットに被っていたものを入れてからベッドの上に腰を下ろす。
キョン「一応、上から靴下を履いておこう」
網タイツを脱ぐという選択肢は彼の頭から除外されていた。
キョン「さて、部室に向かうか…。朝比奈さんは目を覚ます前にここから離れないと」
―――――
部室棟 自動販売機前
古泉「おや、体調はもう良いのですか?」
キョン「ああ、おかげさまで」
古泉「何か飲みますか?奢りますよ」ニコッ
キョン「ありがたくごちそうになるとしよう。コーヒーで」
古泉「了解しました」
そう言うと古泉は自動販売機へと硬貨を投入し、缶コーヒーのボタンを押した。そうして自動販売機の取り出し口に手を差し出し、キョンに言う。
古泉「どうぞ」
キョン「自分で取り出せってか。へいへい、わかりましたよ」
キョンが自動販売機の前まで移動し、取り出し口に手を伸ばした瞬間、古泉は素早くキョンの後ろに回り込み、背後から彼に密着し、耳元に口を近づける。
古泉「ふふ。引き締まってますね」ペロリ サワサワ
キョン「こっ!!!」ビクッ
古泉「この手触り、貴方はブリーフ派でしたか。ああ、そう言えば、変態仮面とやらも、ブリーフでしたね」ナデナデ サワサワ
キョン「やめろ、やめるんだ古泉!!」ハアハア
古泉「そんなこと言ってもこんなに大きくしているじゃないですか。変態ですね。貴方」サワサワ ナデナデ サワサワ
キョン「やめてくれ!!」ハアハア
古泉「本当は、もっと弄ってほしいのではありませんか?それとも罵ってもらいたいのですか?」ナデナデ サワサワ ナデナデ
キョン「あ、ああ……」ガクガク
古泉「ふふ。時間切れのようです。貴方がお望みなら僕に連絡してください。いつでも弄ったり罵ったりして差し上げますよ。愛しい人」チュッ
キョン「あ、あああ、ああああああ」ガクガクブルブル
古泉「朝比奈さんがこちらに向かっています。いつも通り振舞ってくださいね。そうでないと……食べちゃいますよ」ペロリ
キョン「………」コクコクコクコク
高速で首を縦に振るキョンを見て愉しそうな笑みを浮かべ、古泉は何食わぬ顔で部室棟の中と消えていった。
震える手で取り出し口の中の缶コーヒーを取り出してプルトップを起こし、ぐいっと一気に流し込んだ。
古泉は同性愛者だった!?キョンに迫る魔の手、果たして彼に平穏は訪れるのか!?