大輔「んん~…今日の営業も終わったし、軽く晩酌して寝るか」
部屋に戻って、今日はウイスキーでも飲もうと思ったところ…
pipipi…
大輔「ん?キネマトロンに通信?確か今日は、各自ゆっくりするはずだったと思うが?」
俺は気になりながら、キネマトロンを机の上に置き通信に出る。
大輔「誰だ?」
すみれ「……」
通信相手は、実家に帰ってるすみれからだった。
大輔「どうしたすみれ?」
すみれ「…大輔さん」
菫の顔は、どこか落ち込んでいた。
大輔「…何かあったのか?」
すみれ「…大輔さん。先程少尉にもご連絡したのですが…同じ質問をいたします。大輔さんは、わたくしと帝国華撃団、どちらが…大事ですか?」
大輔「……」
ふむ。帝国華撃団とすみれ、大事と来たか。俺の場合は答えは簡単なんだが…
大輔「俺の場合は、悪いが華撃団よりすみれ、お前の方が大事だ。もちろんさくら達もだがな」
すみれ「大輔さん…そこはわたくしだけと、おっしゃってほしかったですわ」
大輔「それが無理なのは、お前達も十分承知のだろ?」
すみれ「フフッ…そうでしたわね」
大輔「んで、大神にも同じ質問をしたそうだが…実家で何があった?」
すみれ「……」
それを聞くと、すみれは黙り込んでしまった。俺は煙草に火を点け、画面を見る。
大輔「フゥ~…すみれ。お前の中で俺はそんなに頼りないか?」
すみれ「…いえ、そんなことは…」
大輔「好きな女の悩み一つ聞いてやれない…そんな男に見えるのか?」
すみれ「そんなことありませんわ!」
大輔「なら話してくれ。お前が今現在抱えてる悩みを」
すみれ「…実は」
すみれは観念したらしく、俺に実家の事情を説明してきた。なんでも数日後に祖父が決めた結婚相手と見合いをし、後日結婚することになってるそうだ。結婚を断れば、帝国華撃団の援助を断ると言われたそうだ。その代わり、結婚をするなら援助は引き続きするという条件を出され、すみれはその条件を飲まざる他なかった。
大輔「なるほど…確かに、そんな条件を出されれば、お前は断ることはできないな」
すみれ「はい…」
大輔「ふむ…どうするか…」
すみれの実家相手にやりたくはないが、ここは神崎重工の不利益な情報を手に入れるしかないかもな。
大輔「…ま、その件はこっちでも動いてみる」
すみれ「えっ!?」
俺の言葉に顔を上げるすみれ。
大輔「安心しろ。お前の実家だ。挨拶ついでに少し話をするだけだ。会長と社長にな」
すみれ「大輔さん…もしかして」
すみれ「ま、お前の家族相手に使いたくはないが、世間に公表することはないから安心しろ。俺と相手だけで話をするだけだ。じゃあな」
すみれ『だ、大輔さん!まっ…』
俺はキネマトロンの通信を切った。
大輔「スゥ…ハァ~…まさか万が一に備えて調べてたものを使うとは思わなかったな…」
俺はぼやき、地下に向かうのであった。
とある場所…
鬼王「集まったか…黒鬼会・五行衆…」
金剛「鬼王~っ!てめえ、いつから頭きどってんだ!集会やってるヒマあんなら、ヤツらの始末だろ~がっ!」
土蜘蛛「…見苦しいよ、金剛。お前は一度、負けたんだ。黙ってなっ!」
金剛「ちっ!!」
木喰「ふぉっほっほっ…相変わらずキツイのぉ…土蜘蛛…じゃがな、あの戦い…決して無駄にはならん。全ては計算の内じゃ」
火車「勝ったの、負けたのくだらない…どう殺すかが問題でしょう」
鬼王「…水弧の方はどうだ?」
木喰「既に任務についておる。上手くやっとるよ」
鬼王「…そうか。さて、今度…五行衆を集めたのは、ほかでもない…あの方のお力により、財界から華撃団への援助を断つことができた…」
火車「…フッ、兵糧攻めですか。ゴミには相応しい扱いではありませんか」
金剛「…ふん!つまらねえ小細工だ」
鬼王「だが、それでも資金を流す者がいる…」
木喰「ふぉっほっほっほっ…その程度のことなら、計算の内じゃわい。元を絶てばいいだけのことじゃ。そうじゃろう、鬼王?」
鬼王「つぶすか…」
金剛「その役目、俺に任せろ!」
土蜘蛛「…ふん!キサマの乗る【大日剣】」は、まだ直っちゃいないだろう。ここは、この土蜘蛛に任せてもらいたいね。逃げ惑う獲物には飽きてたんだ。歯向かう獲物を倒してこそ、狩りも楽しいってものさ!フフフフッ…」
鬼王「よし…行け、土蜘蛛!」
金剛「待てよ!【大日剣】はすぐ直る!奴らをやるのはオレだ!!」
鬼王「控えよ‼金剛」
金剛「う……ちっ!」
鬼王「土蜘蛛…あのお方の期待を裏切るな…」
米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか
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米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
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【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても