翌朝、俺は神崎重工とすみれの結婚相手について調べていた。神崎重工の事は、過去に調べたことがあるからそこまでだが、すみれの結婚相手。巻菱子爵の御曹司。神崎重工には少し劣るが、それでもかなりの技術力を持っている大手会社だ。だが…
大輔「おいおい…この巻菱子爵の御曹司。調べれば出るわ出るわ黒い部分…」
すみれの結婚相手を調べて、神崎重工よりこっち側を脅せばいいかと思って調べてみたが…とんだクズだな。
あやめ「本当ね。過去に起こった蒸気列車の事故。新聞では運転手の居眠り運転って報じてたけど、まさか巻菱企業による整備不良が原因だったなんて」
大輔「しかも、それを外部に漏らさないために、当時事故にあった運転手や車掌は、こぞって圧力をかけてクビ。一応口止め料も支払ってるみたいだな」
あやめ「調べれば調べるほど、ホトホト呆れるわね…」
まだまだ出てくる巻菱子爵の黒い部分。調べて数分でここまで出るか普通?こっちはもう腹一杯だっての!
大輔「ま、まぁ…これですみれの実家を脅す必要がなくなったのはよかったがな…」
あやめ「それは…そうね。でも、まさかこんな事が起こっていたなんて」
あやめが見てる資料を俺も背後から見る。内容は【帝国華撃団への援助の打ち切り】。今まで帝国華撃団に援助してた連中が、こぞって米田のおっさんが倒れたタイミングで援助を打ち切ってきた。今までは、花小路伯爵と神崎重工で、何とかやってきた感じだが、その神崎重工も今回の件で援助を打ち切った。流石に花小路伯爵1人では、帝国華撃団は運営できない。ただでさえ、昔から華撃団は金食い虫と言われてると、おっさんが愚痴ってたからな。
大輔「どうもこの援助打ち切り、裏に何かあるとしか思えないな」
あやめ「そうね。私も同意見だわ」
大輔「その件はとりあえず後だ!今は資料を持ってすみれの実家に向かうぞ!」
あやめ「今回は私も行くわ」
あやめもか…けど、神崎重工のトップの顔も知ってるだろうし、話を聞いてもらえるかもしれないな。
大輔「わかった。なら行くぞ!」
あやめ「ええ!」
俺とあやめは、すみれの実家へと向かったのだった。っとその前に…
大輔「オペレーター。念の為にあそこに連絡しとけ」
オペ3「了解しました」
オペレーターに通達を終え、出発した。神崎邸に到着すると、ボディーガードの連中らが既に延びていた。
あやめ「これはいったい!?」
大輔「……」
俺は集中して、神崎邸の中の様子を確認する。すると何故か中からさくら達【帝国華撃団】の連中の気配を感じた。
大輔「おいおい…なんでさくら達がいるんだよ…」
あやめ「ええっ!ここにあの子達が?!」
大輔「ああ。しかもカンナの気配も感じる。そういえばすみれの奴、俺に相談する前に大神とも話したって聞いたが…」
あやめ「何処かで、すみれが結婚する事を聞いて乗り込んだってところかしら?」
大輔「だろうな」
んで、情報源は十中八九由里だろな。
大輔「とにかく、気絶してる連中には悪いが、便乗して俺達も中に入るか」
あやめ「そうね」
当初の目的の為、俺達も中に入る。すると、ボディーガード相手に戦ってるさくら達がいた。大神とカンナの姿がないって事は、先に行かせた感じか。
大輔「何やってんだお前ら」
さくら「だ、大輔さん!?それにあやめさんも!」
大輔「揃いも揃って何やってんだよ。こんなとこで…」
さくら「え〜っと…それはですね…」
大輔「やれやれ…あやめは先に行ってくれ。俺はコイツら引き連れて行くから」
あやめ「分かったわ」
あやめが中には入ったのを確認して、俺はさくら達に話しかける。
大輔「ずいぶん派手にやったな〜」
さくら「…すみません」
大輔「護衛の皆さんもお疲れ様です」
俺がそう言うと、護衛の人達は戦うのをやめた。
護衛「いえいえそんな」
護衛2「こちらも、久々にまともな実戦ができましたので」
さくら「えっ?えっ??」
織姫「どういう事デース?」
俺の声で、護衛の人達は立ち上がり土埃をはらっていた。当然、さくら達は困惑してる。
大輔「説明は後でまとめてする。とにかく今はすみれ達の所に行くぞ」
『は、はい!』
護衛「お気を付けて」
護衛達にお辞儀されながら、俺達は護衛の花道を通って行く。…ヤクザの組長かよ。
米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか
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米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
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【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても