ここ最近、暑い日が続いているせいか、外を出てる人も少ない。夕方あたりは人通りが増えるが、昼時の時はかなり減っている。なので、一応昼・夜営業しているウチにとっては、昼間は最早閑古鳥が鳴いてるのが普通である。
大輔「ま、俺がいた前世とは違って、昼間でもだいぶ涼しいんだけどな…」
そんな事を呟いていると、店のドアが開いた。
大輔「いらっしゃいませ…って、皆さんですか」
やって来たのは、かえでを含めた花組一行だ。見た感じ、皆バテてる感じだな。特にロシア産まれのマリアとかはキツそうだな。
さくら「こんにちは…大輔さん」
大輔「こんにちは。皆さん、だいぶバテてますね」
かえで「ええ…流石にここ最近の猛暑にね」
すみれ「もう時期舞台があるのですが…」
マリア「流石に食欲がわかなくって…」
カンナ「あたいは沖縄出身だから慣れてるけど、流石に他の連中はな」
かすみ「それで、大輔さんなら食欲がない時どうしてるか気になりまして」
アイリス「アイリス、おソーメン飽きちゃった…」
あ〜…流石にさくら達が知ってるのだと、素麺とかになりがちだわな。
大輔「なるほど…」
夏バテか…ん?そう言えば常連の人が差し入れでくれたスイカがあったな。
大輔「なら、今日は少し変わった料理を出しましょう」
俺はそう言いながら、冷蔵庫からスイカを取り出す。
さくら「うわ〜!大きなスイカですね!」
すみれ「ですが、珍しいお料理とはいったい?」
大輔「ま〜待ってて下さい」
俺はそう言いながら、スイカを切り始めた。
カンナ「おいおい大将。流石にこのスイカを食えって言わねぇよな?」
大輔「スイカは後でいただきますよ。使うのは皮です」
かえで「スイカの皮…ですか?」
大輔「そうです。まず、切ったスイカの皮を食べやすい大きさにカットする。鍋に水とスイカの皮を入れ、スープのもと、薄口醤油、みりん、塩、生姜の搾り汁で味づけし、中火で煮ます。その間に、フライパンで鶏ひき肉を薄口醤油、みりん、酒、生姜の搾り汁で味付けをし、お肉がポロポロになるまで炒めます。炒めたひき肉を鍋に加え、スイカの皮が透明感が出るまで中火で煮詰めます。煮上がったら、水で溶いたくず粉を入れ、トロミをつけます。トロミがついたら完成。スイカのくずあんかけです!」
アイリス「うわ〜!凄い大輔お兄ちゃん!」
大神「まさかスイカの皮で、こんな凝った料理ができるとは」
大輔「まだできますので、先に召し上がって下さい」
大神「では皆、いただこうか」
『いただきます!』
ご飯と味噌汁、くずあんかけ食べてる間に、次の料理を作る。これは簡単に炒めた野菜の中にスイカの皮を入れた野菜炒めだ。んで次はスイカの皮きんぴら。スイカの皮を粗い千切りにする。油で炒めてここに砂糖、醤油、みりん、酒を加え暫く煮詰める。そして胡麻をふりかけ完成だ。
すみれ「このお野菜炒め、スイカの皮が入ってるとは思えませんわね」
かえで「このきんぴら、お酒のアテにピッタリね!」
織姫「これは驚きデース」
レニ「それには同意。まさかスイカの皮が食べれるとは思わなかった」
どうやら織姫やレニにも好評のようだ。よかったよかった。
『ごちそうさまでした!』
大輔「御粗末!」
見事綺麗に完食してくれた。
カンナ「いや〜!なんだかんだで、実はアタイも少し参っててな。沖縄の暑さと帝都の暑さが違うからよ」
大輔「帝都の方は、沖縄と違って湿気等がありますからね」
すみれ「しかし、カンナさんですら食欲が落ってたのには驚きましたわ。そんなのは無縁と思ってましたので」
カンナ「んだと!」
マリア「喧嘩はよしなさい。だけど、私も久々にこれほど食べれました」
大輔「それはよかった。では、食後のデザートでスイカを食べましょう」
紅蘭「ウチ塩かかってへんやつ!」
俺も食べれば、スイカ1つくらい食べ切れるだろ。あっという間にスイカの中身は完食されたのだった。
かえで「それじゃあ、そろそろ戻りましょうか」
あやめ「皆、かえで。これを持って帰って」
あやめから、かえでに壺を渡した。
かえで「姉さん、これは?」
あやめ「大輔さんが、さっきのスイカの皮で漬物を作ったのよ。2〜3日頃が食べ頃だそうよ」
かえで「ありがとうございます大輔さん。態々お土産まで」
大輔「いえいえ、お気になさらず。また夏バテで食欲がなくなったら、ウチに来て下さい。また別な物をご用意しますので」
かえで「ふふっ。その時はお願いするわね」
さくら「かえでさ〜ん!みなさん待ってますよ!」
かえで「すぐ行くわさくら。じゃあ姉さん、大輔さん。お休みなさい」
あやめ「ええ、おやすみなさいかえで」
大輔「おやすみなさい」
そしてかえでと花組連中を見送って、店も閉店させた。
大輔「次の夏バテ料理は…」
あやめ「フフッ、もう考えてるのね」
大輔「ま、これでも料理人なんでね」
そして俺達も、シャワーを浴びて各々部屋に帰って眠るのだった。
今回登場した料理は、クッキングパパの【スイカの皮クッキング】から出させていただきました。
【スイカの皮漬物】
1・スイカの皮は、幅5ミリ長さ5〜6cmくらいに切る(赤いところを多めに残すと甘味が増す)
2・袋に入れ、軽く塩をふって冷蔵庫で一晩。
3・サッと水洗いして完成。醤油&マヨネーズでいただこう!
機会があれば、夏にスイカが余った時に作ってみてはいかがでしょうか?
米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか
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米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
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【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても