太正?大正だろ?   作:シャト6

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バレンタインデー当日には投稿できませんでしたが、何とか遅れて今年も投稿できました。


2022年 バレンタインデー

今年もこの季節がやってきた…

 

大輔「……」

 

そして俺は今、目の前に大量に積まれている物を見る…

 

大輔「分かってはいたが…更に増えるよな…」

 

そう…今年も3華撃団からチョコを貰ったのだ。いや、それ自体は嬉しいんだが…

 

大輔「問題は数名のチョコなんだよな…」

 

俺が心配してるのは織姫、エリカ、グリシーヌ、ジェミニ、ダイアナだ。去年織姫はデロデロになってるチョコ。エリカはプリンチョコ。グリシーヌはカカオのみ。昔のすみれかよ…ジェミニはステーキチョコ。ダイアナは薬品を混ぜたチョコだ。

 

大輔「今年も覚悟はしてるが…」

 

俺は取り敢えず、絶対に安全な連中のチョコを食べていく。

 

大輔「…うん。相変わらずさくら達のチョコは安心だな。すみれの奴ももう文句はない。だが…」

 

かえでの奴…今年も馬鹿みたいにブランデーを入れてやがる。去年言ったこと忘れてるなあいつ。

 

大輔「…またおっさん用に二日酔いに効く料理作るか」

 

去年おっさんもかえでから同じチョコを貰ってたが、一口食ったら流石の酒豪のおっさんでも重度の二日酔いになっていた。かえでの奴…自分基準で入れるなよな。

 

大輔「さて…後はこいつらか」

 

残ったのは去年のメンツ…織姫、エリカ、グリシーヌ、ジェミニ、ダイアナだ。

 

大輔「まずは織姫からか…ん?」

 

織姫の袋を開けると、1枚の手紙が入ってた。内容は…

 

大輔「『ハッピーバレンタインデーデス大輔さん!今年は残念ながら手作りチョコ作れなかったデース。なので、私の国イタ〜リアで有名なチョコを取り寄せマシタ。来年は手作りを渡すのでこれで許して下サ〜イ』…よかった〜」

 

今年は織姫は作れなかったか。命拾いしたな俺。

 

大輔「次は…エリカか」

 

恐る恐る開けると…

 

大輔「…やっぱり今年もこれか」

 

中に入ってたのは、どうやって象ったかは分からんが、マラカスの形をしたチョコプリンだった。ご丁寧に今年も上のカラメルの上からチョコがかかってる。

 

大輔「……」

 

俺は心を無にしてチョコプリンを食べたのだった…

 

大輔「…次はグリシーヌか」

 

今年もカカオ100%じゃないだろうな?箱を開けると、小さいが斧の形をしたチョコが入っていた。食べてみると…

 

大輔「…美味い!」

 

なんだ!去年とは大違いだ!多分だが、花火やタレブーに作り方を教えてもらったんだろうな。

 

大輔「多分タレブーに『ブルーメール家の当主であるお嬢様が、チョコを作れないとはあってはいけません!』とか言われてそうだな」

 

とにかく、ここもクリアだ。今のところハズレはエリカだけ。けど、ここからだな。

 

大輔「ジェミニか」

 

開けるとステーキ型のチョコだ。…問題は味だ。俺は一口食べた。

 

大輔「…やりやがったなジェミニ」

 

見た目はチョコだが、何故か中から肉汁が混じってる。

 

大輔「見た目がチョコな分、ダメージが半端ない…」

 

胃が完全に油断していたな。

 

大輔「だ、だがまだ余裕はある。最後はダイアナか…」

 

ダイアナのチョコを開けると、これまた見た目は普通だ。

 

大輔「……」

 

一口食べる。

 

大輔「!?」

 

すると口に入れた瞬間、チョコの甘さを完全に打ち消すほどの漢方薬の味がする。

 

大輔「ダ…ダイアナの奴…チョコに…漢方…薬…を…」

 

そこで俺の意識は遠のいたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後…

 

 

 

さくら「大輔さん、ここ一週間全然来てくれないんだから…」

 

私は、一週間全然劇場に来てくれない大輔に会いに行った。

 

マリア「そう文句を言わないのさくら。大輔さんだってお店があるんだから」

 

メル「そうですよさくらさん」

 

ラチェット「彼だってそういう時があるわ」

 

私以外にマリアさん、メルさん、ラチェットさんが一緒に来ている。最初は皆で行こうとしたんですけど、流石に大人数なのでジャンケンをして決めました。そんな話をしてる間に大輔さんのお店に着きました。

 

マリア「あら?閉まってるみたいね」

 

ラチェット「そうみたいね」

 

メル「森川さんは、お店を開ける時は必ず看板を出してますから」

 

さくら「…鍵はかかってますね」

 

念の為に扉を開けようとするけど閉まっていた。私はお店の合鍵を取り出して扉を開けた。因みに合鍵は大輔さんの私を含めた…か…彼女に渡してくれている///

 

さくら「お邪魔します。大輔さん…」

 

お店の中は真っ暗だ。

 

メル「今明かりをつけますね」

 

メルさんが明かりをつけてくれた。

 

メル「きゃあああああああ!!!!」

 

すると奥からメルさんの叫び声が聞こえた。私達は急いでお店の奥に向かった。するとそこには倒れている大輔さんの姿があった。

 

さくら「だ、大輔さん!」

 

ラチェット「しっかりして!」

 

慌てて駆け寄った私。

 

マリア「ん?これって…」

 

すると鞠さんが、大輔さんの側に落ちてたチョコレートを拾い上げた。

 

マリア「このチョコ…」

 

ラチェット「この包…確かダイアナのね」

 

マリアさんはチョコの臭いを嗅ぐ。

 

マリア「うっ!こ、この臭い…」

 

ラチェット「これって…確か漢方薬の臭いね」

 

か、漢方薬!?

 

メル「もしかして…この漢方薬入りのチョコレートを食べたのでは…」

 

マリア「おそらくそうね」

 

ラチェット「それが原因で、彼は一週間姿を見せなかったのね」

 

さくら「それは…なんとも…」

 

大輔さんに凄く同情します。そして私達は、大輔さんを地下施設に連れて行って、オペレーターさん達の指示の下大輔さんを治療しました。無事に意識が戻って安心した私達は、大輔さんが倒れた原因を作ったダイアナさんに、二度と漢方薬入りのチョコレートを作らない様に注意したのでした。

米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか

  • 米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
  • 【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても
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