太正?大正だろ?   作:シャト6

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IF編 次世代へ託す人間の魂2

結局剃で逃げたが、あいつら向こうに行ってる間に俺より剃の使い方をマスターしていた為逃げられず、説教をくらうことになった。その説教もようやく終わり、改めて俺はさくら達に今の華撃団の事を聞く。因みに、天宮達の事は後日本人も交えて話をする事で落ち着いた。

 

「さて、改めて聞くがお前らは今の連中をどう思ってる?」

 

マリア「そうね…」

 

俺の質問にすみれを除いた連中は考える。当然すみれは、間近でその成長を見ている分特に言うことはない。

 

マリア「確かに、今の華撃団が協力してプレジデントG…幻庵葬徹を倒した事は凄いと素直に思うわ」

 

グリシーヌ「うむ。それに関しては私も同意見だ」

 

ロベリア「しかしよ。逆に言い換えればその程度の敵しか戦っていないって事だろ?」

 

まぁ、ロベリア達の言い分は最もだ。朧に関しては、俺が過去に見てきたのと比べても雑魚に等しい。さくら達帝都は天海や悪魔王サタン、黒鬼会、黄金蒸気。巴里はサリュやパリシィの怪人。紐育は織田信長といった感じだしな。んで降魔皇ときたもんだ。

 

「確かに、お前達が今まで戦った連中と比べるとそう思うのも無理もない」

 

さくら「確かにそうかも知れません。ですが、私達も最初はそうだったじゃないですか」

 

さくらは天宮達のフォローをする。

 

サジータ「確かにそこは考慮するよ?けど、あの子らは実戦と考えが伴っていないよ」

 

ロベリア「ああ。その分言うことだけは1人前だがな」

 

はぁ…こりゃ少し時間を空けるしかないか?確かにアイツ等は幻庵しか戦ってないからそう言いたくもなる。まぁ、今までが常識外れすぎなのもあるけどよ。

 

「取り敢えず、俺は今から向こうの様子を見てくる」

 

俺はそう言い残し、地下の作戦司令室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は現在、作戦司令室にて誠十郎達と話をしている。

 

シャオロン「何なんだよあいつら!英雄だか伝説だか知らないが!」

 

ユイ「そうだよ!別にあんな言い方しなくてもいいじゃんか!」

 

上海の連中が言う事も理解はできる。だが、甘い考えなのも事実だ。

 

神山「シャオロンもユイさんも落ち着いて下さい」

 

直仁「いや、悪いが俺もマリアさん達の意見に同意する」

 

その言葉に全員が俺を見る。

 

アナスタシア「どういう意味かしら支配人」

 

クラリス「やっぱり、直仁さんも私達が劣っているって思うんですか?」

 

直仁「はっきり言えばそうだな」

 

神山「直仁さん!」

 

神山はテーブルを叩き立ち上がる。

 

直仁「誠十郎、お前もだ。幻庵に勝ったからって少し浮かれてるんじゃねぇか?」

 

神山「!?そんな事は…」

 

直仁「言っちゃ悪いが、お前ら現華撃団と旧華撃団とは大きな差がある。知ってると思うが、帝都は悪魔王サタンや黄金蒸気の事件。巴里はサリュや巨大樹。紐育は織田信長といった、はっきり言って幻庵以上の敵と戦ってきている」

 

アーサー「まるで、幻庵はそれ等の敵より下みたいな言い方ですが?」

 

直仁「はっきり言えばその通りだ。それに、各華撃団との実力差も歴然だ」

 

ランスロット「そんな事無い!!」

 

今度はランスロットが立ち上がる。

 

直仁「そんな事あるんだよランスロット。お前俺に勝てない時点で、旧華撃団の人達には勝てないんだよ。なんせ、あの人達は俺より強いんだからな」

 

ランスロット「!?」

 

ランスロットは驚きを隠せない。確かに俺はここにいる連中より強い。だが、俺はあの人達に鍛えられたんだ。

 

直仁「上でお前がさくらさんに殺気を向けてたのは知ってる。当然さくらや他の人達もな」

 

ランスロット「なら、あたしの殺気を受けても無視したって訳?」

 

直仁「当然だ。あの人達からしたら、お前の殺気等おこちゃまなんだよ」

 

ランスロット「!!」

 

直仁「まぁ、森川さんはお前を睨んでたけどな」

 

俺はランスロットを睨んでた森川さんを思い出す。

 

ランスロット「な、なんでよ!」

 

直仁「そりゃそうだろ。自分の嫁さん達が睨まれれば、誰だって気分が悪いだろ。あぁ、因みに言っておくが森川さんに喧嘩売るなよ。マジギレしたあの人が戦えば、ここら一帯が更地になるからな」

 

『!?』

 

その事実を聞いた華撃団は、今まで以上に驚く。帝都と伯林の連中は築地倉庫の事件の話はしたが、まさかそれ以上に酷いことになるとは思ってなかったみたいだしな。

 

神山「そ、それは流石に大袈裟なんじゃ…」

 

直仁「いや、それがマジでそうでもないんだよ。けど、その森川さんでも勝てない相手がこの世にはいるんだよ」

 

神山「そ、そんな人が!!」

 

直仁「まぁ、にわかに信じられねぇよな。けど事実なんだよ。森川さん本人やすみれさんから聞いた話だしな」

 

初穂「あの人が勝てないって、どんな奴なんだよ」

 

クラリス「まさか降魔皇なんじゃ…」

 

直仁「いや、降魔皇じゃない。寧ろ、降魔皇の封印ができたのは、あの人がいたからだ。華撃団は封印する為に、なるべく霊力を温存させる必要があった。その分頑張ったのが俺や森川さんなんだよ。まぁ、8割はあの人のおかげだがな」

 

ほとんどあの人が降魔皇にダメージを与えてたし。

 

神山「一体…どんな人なんですか?」

 

直仁「あの人は…俺も1度世話になった人物だ。その人の名は…せがた三四郎」

 

『せがた…三四郎』

 

懐かしい。俺が落ちぶれた時にふらっと来て、俺に稽古をつけてくれたっけ。随分強引だったけどな。けど、そのおかげで今の俺があるんだしな。

 

直仁「そうだ。せがた三四郎。森川さんが本氣で戦って、唯一勝てなかった人だ。話を聞いた感じ、ホントに人かと疑った事もあるけどな…」

 

ホント、聞いた限りじゃほとんど人じゃねぇだろ。

 

神山「それ程までの人がいるなんて」

 

天宮「だったら、その人にも協力を頼みましょうよ!」

 

直仁「それができれば苦労はしねぇよ。あの人は神出鬼没でな。いきなりふらっと現れるからな」

 

エリス「どうにかならないのか?」

 

無理だろな。帝都1の情報屋である森川さんですら、せがたさんの居場所は見つけられないみたいだし。

 

直仁「難しいな」

 

「だろうな」

 

すると森川さんがやって来た。

 

「ホント、何故かあの人の情報だけは一切手に入らねぇんだよな」

 

直仁「でしょうね」

 

「っとそんな話をしに来たんじゃねぇ。直仁、提案なんだがこの際こいつ等とあいつ等を競わせたらいいんじゃねぇか?」

 

直仁「戦わせるって事ですか?」

 

「そうだ。勿論お互い生身で得意分野でな」

 

その提案に、現華撃団は乗り気である。

 

初穂「いいじゃねぇか」

 

シャオロン「この際それでどっちが上から分からせてやる!」

 

ユイ「うんうん」

 

ランスロット「これを気にあの人達と戦える!」

 

直仁「やれやれ」

 

こうして、旧華撃団と現華撃団との戦いが幕を上げるのだった。

米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか

  • 米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
  • 【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても
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