太正?大正だろ?   作:シャト6

2 / 125
サクラ大戦1
第一話


サクラ大戦の世界へ転生してから3年の月日が流れた。俺は神様がくれた力もあり、銀座に2年前に出来た大帝国劇場の近くに店を構えている。当然最初の頃は客なんか全然来なかった。しかし、大帝国劇場の女優でもあるマリア・タチバナやそこの副支配人である藤枝あやめが通っていると噂になり、そこから客足が増えて行った。そしてそこからは俺の腕の出番だ。小松やサンジの料理技術があり、前世で食べた物が当然この時代にはまだない物もある。それを出して行けば自然と繁盛するのである。そして今日も、店の開店準備をしているのである。

 

「ん~!!いい天気だな!今日も1日平和に過ごせそうだな。…あんなのがいなきゃな」

 

そう言いながら向かいの建物の屋根を見る。そこには、小さいながら、明らかに普通の生物とは違う物体がいた。かなり小さいが…。

 

「ま、今のところ大きな事件は起きてないし、このまま平穏に暮らしていきたいね」

 

「全くだ」

 

すると、横から声が聞こえてきた。

 

「米田さん、おはようございます」

 

米田「おう、おはようさん。相変わらず朝から大変だな」

 

そこにいたのは、大帝国劇場の支配人である米田一基だ。ウチの店の常連で、よく酒を飲みに来る。

 

「いえいえ、それが私の仕事ですから。でも珍しいですね?こんな朝早くに」

 

米田「ウチも今日は久々に夕方からだしな。それに、おめえさんに話があってな」

 

「私にですか?」

 

米田「おうよ」

 

「では中へどうぞ」

 

俺は米田のおっさんを店の中に入れる。まだ開店時間じゃないし、まぁいいだろ。え、話し方が違うって?そりゃそうだろ。こんな言葉遣いで商売できないだろ?

 

米田「それと、口調はいつも通りで構わねぇぞ?そっちの方が俺も楽だ」

 

「…分かったよ」

 

そして普段の口調に戻す。因みに、俺のこの口調を知っているのは米田のおっさんだけだ。流石に女性陣にはな。店に入り椅子に座らせると、温燗で酒を出す。

 

「ほら」

 

米田「おいおい、朝から客に酒勧めるなよな」

 

「あんたの場合は、水みたいなもんだろ?」

 

米田「へっ!ちげぇねぇ」

 

そして嬉しそうに飲み始める。

 

「ほら、お通しだよ。少しは酒のつまみになんだろ」

 

米田「わりぃな」

 

嬉しそうにお通しを受け取り、それを肴に飲む。

 

「で、劇場の支配人であるあんたが、わざわざこんな朝早くに店に来た理由はなんだ?」

 

俺は話の内容をおっさんに聞く。

 

米田「ああ。実はよ、今日ウチに新しく入る娘がいてな」

 

「新しく?」

 

米田「そうだ。お前も知ってると思うが、ウチの女優の桐島カンナが今、親父の弔いで沖縄に行っちまってよ。流石に、今いる連中だけじゃ厳しいんでな」

 

「なるほど。確かにここ最近、桐島の奴がウチに食いに来ないから気になってたが…そういうことか」

 

米田のおっさんの事情は分かった。けど、何でそんな事を俺に話すんだか。

 

「で、そんな話を俺なんかにしてどうすんだよ」

 

米田「お前さんの耳にも入れておいた方が、後々何かあった時に説明しなくていいからな」

 

「…そんなに問題児なのか?そいつ」

 

米田「いや、問題児って訳じゃねぇ。以前話したと思うが、俺は昔対降魔部隊に所属してたのは言ったよな?」

 

「そういえば、そんな事も言ってたな」

 

対降魔部隊…なんでも、昔米田のおっさんや藤枝を含めた4人で構成された組織だそうだ。戦う相手は、今日建物の上にいたあの化け物。あれが降魔って名前だそうだ。今現在は、滅多に現れないからそのままにしてるそうだ。日本政府はよ。

 

米田「で、その隊に【真宮寺一馬】って男がいたんだ。今回来るのはその一人娘なんだ」

 

「ふ~ん」

 

米田「仲間だった奴の娘だ。ま、舞台だしそこまで心配してはないがな」

 

酒を飲みながらそう言う米田のおっさん。けど、ならなんでそんな辛そうな表情してんだよ。

 

「なら何でそんな表情してんだ?確かに新人の女優ならミスもするが、所詮はその程度だろ?ま~人間付き合いの方は知らんがな」

 

米田「ハハッ…確かにそうだな」

 

「ならそんな顔すんな。お前さんの顔、大切な戦友の娘をまるで戦場に送り出すような顔してんぞ?」

 

煙草を吹かしながらそう言う。すると、米田のおっさんからとんでもない言葉が飛び出た。

 

米田「戦場に送り出す…か。間違っちゃいねぇな」

 

「なに?」

 

その言葉が俺には妙に引っ掛かっていた。間違っちゃいないってどういうことだ?

 

米田「いや、気にするな。此方の話だ」

 

「……」

 

おっさんは何でもないと言ったから、その話はそこで終わる。何かあるよなこれ。

 

(後で調べてみるか)

 

そしておっさんと他愛ない話をして、おっさんは帰っていた。俺は店を開きいつも通り客の相手をして店を閉める。そして明日の仕込みの準備をして応接室に入る。

 

「さて、んじゃ行くか」

 

俺は机に手を当てると、机が光だし俺の手から指紋などを読み込む。すると机と椅子がある床が下に下がっていく。下に到着するとモニターや機械がある部屋に来た。

 

「しかし、いつ見てもすげ~よな」

 

神から貰った特典とかで、うさみみ女に気に入られ物凄い知識を埋め込まれた(誤字にあらずw)から、この世界には存在しない機械や機能があるんだよな。ま、読んでて指紋認証してる時点でおかしいけどな。

 

「さて、あの元軍人であるおっさんや、同じ降魔部隊にいた藤枝の奴が支配人や副支配人をしてるあの劇場を調べるか」

 

おっさん達は昔軍人だったみたいだが、今は人気の大帝国劇場の支配人か。

 

「けど、軍人のおっさん達が劇場の支配人ねぇ」

 

キーボードを操作しながら調べてる。

 

「ん~…支配人米田一基、元対降魔部隊。副支配人藤枝あやめ、此方も同じく元対降魔部隊。…少し軍の情報に潜ってみるか。序でにスパイ衛星とか使っておくか」

 

秘密道具のスパイ衛星を使い、劇場と劇場に出資してる、綾小路伯爵を調べてみるか。

 

「さて、陸軍のデータベースはっと…」

 

軍の情報を調べていると、ある事実が分かった。

 

「これって…どういうことだ?」

米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか

  • 米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
  • 【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。