太正?大正だろ?   作:シャト6

25 / 125
第二十四話

「あっついな…」

 

ここ最近暑い日が続いている為、外を歩いてる人もいつもより少ない。

 

「ここ最近客足もさっぱりだな」

 

そんな事を思ってたら、夕方頃から外の人の人数が増えてきた。その中には浴衣を着てる人も何人かいる。

 

「浴衣…あぁ、そういえば今日は神田川で花火大会があったっけ」

 

思い出した思い出した。けど、そうなると余計に客足が減るな。

 

「しゃあない。今日はもう店を閉め…ん?」

 

すると店の電話が鳴る。

 

「はいもしもし。こちらオアシス」

 

米田『森川か?』

 

電話の相手はおっさんからだった。

 

「おっさんか。どうしたんだ?」

 

米田『いやなに、実はこれから大神達と神田川に花火を見に行くんだが、お前も来ないか?』

 

「花火見物って、さくら達を連れてけば混乱するんじゃないか?」

 

帝劇の人気女優が来れば、会場は混乱するのは目に見えて分かる。

 

米田『それは安心してくれ。俺達は屋形船を貸し切って見物するつもりだからよ』

 

なるほど。それなら見つかっても近づいてこれないって事か。

 

「そうか。けど、俺も一緒でいいのか?」

 

米田『当然だ。むしろお前を誘わないとあやめくん達に、一緒に船に乗せねえて言われてな』

 

「おいおい…」

 

なんだかおっさんが哀れに思えてくるわ。

 

米田『だから俺からも頼む』

 

「あ…あぁ。分かった。取り合えず帝劇に今から向かうわ」

 

米田『頼んだぞ』

 

俺は店の閉店準備をし、戸締りをして帝劇に向かった。帝劇に到着すると、既にロビーには全員が揃っていた。

 

「皆さんお揃いですね」

 

さくら「森川さん!」

 

すみれ「来ましたわね」

 

さくらにすみれ、マリアが俺に近づいてくる。

 

「こんばんはさくらさん、すみれさん、マリアさん。少し前に米田さんからお誘いを受けまして」

 

マリア「そうだったんですか」

 

「はい。皆さん浴衣姿、凄くお似合いですよ」

 

俺がそう言うと、全員が顔を少し赤く染めていた。

 

米田「来たな森川」

 

「米田さん。今日は誘っていただきありがとうございます」

 

米田「いいってことよ」

 

あやめ「それじゃあ出発しましょうか」

 

俺達は屋形船がある神田川に向かった。全員が乗り込み発進する。みると、運転は大神がしている。流石は海軍出身者だな。船の運転はお手の物ってか?

 

 

 

 

ドドーン!!

 

 

 

 

すると空に花火が打ち上がる。花火大会の始まりだ。しかし、やはり花組の乗ってる屋形船は人目がつくな。まぁ、宣伝も込めてのぼりとか掲げてたら分かるか。

 

さくら「綺麗…」

 

紅蘭「そっかぁ。さくらはんは初めて見るんやったな。両国の花火」

 

さくら「ええ。もう感動しちゃって」

 

すみれ「そうでしょうねぇ。なんたってさくらさんは、チャキチャキの田舎娘ですものね」

 

さくら「むっ…」

 

すみれの一言でさくらは、持ってる団扇を握りしめていた。ったく、こんな時くらい黙っててくれよ…

 

マリア「私も初めて見た時はそうだったわ。日本の花火もいいものね」

 

マリアは花火を見ながらそう言う。

 

大神「皆!お待たせ!」

 

すると大神はスイカを切って出てきた。

 

アイリス「わ~!スイカだスイカだ!」

 

カンナ「流石隊長!気が利くぜ!」

 

紅蘭「ウチ塩かかってへんやつや!」

 

するとアイリス、カンナ、紅蘭は大神の所へ行きスイカを取る。その反動で大神は川に落下したがな。

 

さくら「大丈夫ですか!」

 

あやめ「あら?大神君、酔い覚まし?」

 

米田「にしちゃあ、ちと早くねぇか?」

 

大神「はは…ちょっと飲みすぎました」

 

あやめとおっさんは、下で酒を飲んでいた。お前らは飲みすぎだ。

 

カンナ「隊長!これうめぇぜ!」

 

アイリス「ホント!冷えてて美味しい」

 

紅蘭「ほんま。流石大神はんや」

 

お前らはお前らで、スイカ食いながら言うなよ。

 

大神「はは…そりゃよかった」

 

ほら見ろ、大神も苦笑いしてるじゃねぇかよ。そして俺達は花火を満喫し、家に戻り眠りについた。翌日、俺はいつもの様に店の観点準備を終え、帝劇にいる。だが、いつもと違いなんだか慌しい。

 

「よう」

 

米田「森川か」

 

「随分と劇場内が慌しいみたいだが?」

 

米田「ああ。そりゃあ多分あれだ。大神が今回の脚本を書いたからな」

 

「大神が?」

 

おっさんの言葉に俺は驚く。

 

米田「そうだ。1度でいいから自分で舞台を作ってみたいとぬかしやがってな。一応、俺やあやめくん、かすみ達もフォローに入ってだがな」

 

「なるほど。しかし、大神の奴随分思い切った事をするもんだな」

 

米田「まぁな。俺も最初は驚いたがよ。面白いと思ってな」

 

「おっさん、あんたも充分思い切った事してるの気付けよ…」

 

俺は呆れながらおっさんにそう言うのだった。俺は台本を見せてもらう。

 

「“真夏の夢の夜”か。いいタイトルじゃねぇか」

 

米田「今回は、何かかも自分達でするらしいからな。衣装や演技指導もな」

 

「なるほど。って事は今他の連中は練習中って訳か」

 

米田「そういうことだ。お前さんの分のチケットは、既に店に届けてあるからよ」

 

「ありがとな。んじゃ俺は、少しあいつらの様子を見てくるか」

 

俺は支配人室を出て舞台の方に向かう。今回は客席側から見てみる。中に入るとマリア達が練習を行っている。

 

「これは面白そうだな」

 

俺は本番を楽しみにしながら店に戻る。そして数日後、遂に本番当日を迎えた。俺はあいつらに声をかける為舞台裏に向かっていた。すると大神が物凄い剣幕で走ってきた。

 

「大神さん?」

 

大神「森川さん…」

 

「隊長服なんか着てどうしたんですか?」

 

大神「……」

 

大神は俺の質問に黙る。こりゃ何かあったな。

 

「まさかとは思いますが、脇侍が出現して一人で出撃するつもりですか?」

 

大神「!?」

 

図星か。ったく、今日はお前がお前が考えた折角の舞台だろうが。

 

「…ったく、お前はバカか」

 

大神「も、森川さん!?」

 

「この口調、マリアを助けた時に聞いただろ。他の連中には黙ってろよ」

 

大神「は、はい…」

 

「折角お前が一から考えた舞台だろうが。お前はそのままあいつらの舞台を見届けてやれ」

 

大神「ですが!」

 

俺はこれ以上言ってもダメだと思い、大神を気絶させた。

 

大神「グッ…な、何故…もり…」

 

「悪いな大神。お前達の頑張りを無駄にしたくないんだよ」

 

俺はそう言い残し、帝劇から出て行った。

 

「さて…悪いがこれ以上あいつらの邪魔はさせねぇ」

 

俺は脇侍が出現した場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…君…が…くん!」

 

大神「う…うぅ…」

 

あやめ「大神君!よかった、気が付いたのね」

 

大神「あやめ…さん」

 

俺は森川さんに気絶させられ、あやめさんに起こされた。

 

あやめ「いったい何があったの?支配人に伝えに行く途中で、大神君が倒れていたから」

 

大神「倒れて…そうだ!」

 

俺は慌てて立ち上がり、あやめさんに確認する。

 

大神「あやめさん!森川さんは!!」

 

あやめ「えっ?森川さんなら、用事が出来たって言って帰って行ったわ」

 

大神「なんてことだ…」

 

俺は、あの時の森川さんの言葉を思い返す。

 

森川『悪いな大神。お前らの頑張りを無駄にしたくないんだよ』

 

あやめ「大神君?森川さんがどうかしたの?」

 

大神「実は…」

 

俺はあやめさんに全てを説明した。俺の代わりに森川さんが黒之巣会と戦いに行った事。それで俺は気絶させられた事。

 

あやめ「そんな…」

 

大神「あやめさん!急いで米田司令に伝えて下さい!」

 

あやめ「そうね。大神君、貴方も来てちょうだい」

 

そして俺とあやめさんは、司令がいる舞台袖に向かった。

 

米田「大神、あやめくん。なにしてんだ?」

 

あやめ「司令…実は」

 

俺とあやめさんは、森川さんが黒之巣会と戦いに行った事を説明する。

 

米田「あのバカ…だが、どうかしてるぞあやめくん。帝都防衛と芝居と、どっちが大切だと思ってる!」

 

あやめ「それは…分かっています。でも」

 

米田「でももへちまもねぇ!黒之巣会が出た以上公演は中止だ!」

 

マリア「なんですって!?黒之巣会が」

 

米田「しかもよりにもよって、森川が出撃するなんてよ!」

 

さくら「森川さんが!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米田「しかもよりによって、森川が出撃するなんてよ!」

 

さくら「森川さんが!?」

 

私は米田支配人の言葉を聞いて驚いた。

 

米田「大神!何であいつを一人で行かせた!」

 

大神「申し訳ありません。自分も森川さんに気絶させられてしまって」

 

あやめ「大神君から聞きましたが、森川さんは皆の為に一人で出て行ったんです。今日まで必死に頑張ってきた皆の努力に応えるために」

 

米田「そんなこたぁ…そんなこたぁ分かってる。だが、あいつ1人で行かせたのは…」

 

森川さん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

すると突然開演のブザーが鳴り響いた。仕方なく私達は舞台に出る。出るとそこには大勢のお客様が集まっていた。

 

さくら「皆さん、こんばんは」

 

私の挨拶で会場は拍手に包まれる。これだけのお客様が入ってくれるのはとても嬉しい。だけど…

 

カンナ「おい、どうすんだよ」

 

すみれ「わたくしに聞かないで下さいまし」

 

すみれさんとカンナさんも話している。皆気持ちは同じ。だったら言わなきゃ!

 

さくら「皆さん、ごめんなさい!今夜の特別公演は中止にします!」

 

『え~!!』

 

お客様がそう言う中、私達は急いで出撃準備をし、翔鯨丸で発進するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、目的の場所に到着したが…

 

「相も変わらず、ガラクタがたくさんいるな」

 

ざっと見ただけでも軽く10体以上いるな。

 

「さて、あいつらが心配する前にさっさと終わらせるかな!!」

 

俺は1体の脇侍に突っ込む。

 

「コリエシュート!!」

 

首を蹴り飛ばしその場に着地する。すると全部の脇侍がこっちを見る。

 

「さて…次はどいつだ!!」

 

俺は刀を三本投影する。左右の手と一本を口に咥える。

 

「この技…これだけ数が多いと使いやすいかもな。龍…」

 

俺は刀を構え、囲まれた脇侍目掛けて放つ。

 

「巻き!!!」

 

脇侍『ガガガガガガガ!!!』

 

龍巻きで数体の脇侍を切り刻む。だが、まだまだ脇侍の数は多いな。

 

「二刀流…犀回(サイクル)!!鬼斬り!!虎狩り!!」

 

俺は次々と脇侍を斬っていく。

 

「えぇい!鬱陶しい!!」

 

俺は脇侍から距離を取り、秘密道具を取り出した。

 

「能力カセット~!!」

 

このカセットには、元々はドラえもんの秘密道具だが、この世界に俺を送った神様の計らいで、人間には決して出せない技が収録されている。例えばワンピースにある悪魔の実の能力などだ。ただし、制限時間もある。1時間だ。

 

「俺の時代も、録音できる時間は60分だったしな。さて」

 

俺は紅色のカセットを腹部に当てる。するとカセットは吸い込まれていく。

 

「!!…わしの出番かのう」

 

俺はカセット赤犬を入れた。俺前世の時この能力好きだったんだよな~♪

 

「屑鉄どもが。まとめて始末しちゃる!」

 

俺は周りに被害が出ない程度に威力を抑え技を放った。

 

「流星火山!!」

 

上空からマグマの塊が隕石みたいに落下してくる。ってか、ここ街中じゃなくてよかった~。

 

「威力抑えてこれかよ…このカセット使いどころ間違えないようにしないとな」

 

俺はこの秘密道具は、余程の事がない限り極力使わないでおこう。

 

「さて、まだまだ行くぞ!!」

 

俺は今度はある英霊の呪文を唱える。

 

「是非もなし!三千世界に屍を晒すがよい。……天満轟臨!これが魔王の三千世界(さんだんうち)じゃあっ!!」

 

信長の宝具の三千世界で、一気に脇侍の数を減らした。

 

「ようやく数えれる程に減ったか」

 

だが流石に俺の体力も削られている。そんな事を考えてる間に、1体の脇侍が俺の背後から斬りかかってきた。

 

「しまった!!」

 

流石に俺も連戦で気が抜けたのか、その隙を狙ってきた。

 

 

 

 

 

 

ボン!ボボン!!

 

 

 

 

 

 

「!!?」

 

『帝国華撃団・花組、見参!!』

 

「皆さん…」

 

さくら「ごめんなさい、森川さん」

 

マリア「これは私達花組全員の責任です。文句の方は後でいくらでも聞きます!」

 

「さくらさん、マリアさん」

 

紅蘭「森川はん、やっぱり森川はんもおらんと嫌やわ」

 

アイリス「いつもみんな一緒だよ大輔お兄ちゃん」

 

「紅蘭さん、アイリス」

 

カンナ「大将!憂さ晴らしにパ~っと暴れようぜ!」

 

すみれ「少尉が考えた舞台。そして、森川さんにお見せする舞台。邪魔した者がどうなるか、思い知らせてやりますわ」

 

「すみれさん、カンナさん」

 

俺はさくら達の言葉に感動する。

 

大神「森川さん」

 

「大神さん」

 

大神「貴方も俺達の仲間。立派な花組の一員なんですよ」

 

「花組の一員…」

 

はっ!嬉しい事を言ってくれるな。

 

「ありがとな」

 

俺は小さな声だが、お礼を言った。

 

大神「いくぞ皆!」

 

『了解!!』

 

大神「カンナ!敵の陣列を乱せ!!」

 

カンナ「任しとけぃ!!」

 

カンナが敵陣に突っ込んでいく。

 

カンナ「桐島流奥義!一百林牌(すうぱありんぱい)!!」

 

大神「右敵部隊はマリア!アイリスは森川さんの回復を!!」

 

「「了解!!」」

 

大神「左敵部隊は紅蘭とすみれくんだ!」

 

「「了解!」」

 

マリア「スネグーラチカ!!」

 

マリアは必殺技を放ち、脇侍数体を凍らせる。

 

アイリス「大輔お兄ちゃん。イリス・マリオネ~ット!」

 

すると俺の体力や気が回復する。これがアイリスの力か。

 

「ありがとうアイリス」

 

紅蘭「頼むで!チビロボ達!」

 

すみれ「神崎風塵流…胡蝶の舞!!」

 

あっという間に脇侍の数を減らしていく。

 

すみれ「ふん。ちょろいもんですわ」

 

大神「残りの敵はさくらくん、森川さん!俺達で片づけるぞ!」

 

「「了解!」」

 

残り五体を俺達で対処する。

 

大神「狼虎滅却…快刀乱麻!!」

 

大神が2体の脇侍を倒す。

 

さくら「森川さん!」

 

「ああ!」

 

残りは俺とさくらで倒す。

 

「瞳に映る輝く星は!」

 

さくら「皆の明日を導く光!」

 

「「今、その光を大いなる力に変えて!破邪剣征・桜花乱舞!!」」

 

そして残りの脇侍を倒し終わった。

 

「なんとかなったか」

 

そして俺達は劇場に戻る。

 

「皆さん…」

 

俺はさくら達の方を見る。

 

さくら「森川さん、どうして1人で行ってしまったんですか」

 

「……」

 

俺はさくらの問いに何も言わない。

 

マリア「そうです。隊長を気絶させてまで、森川さん1人で出撃なんて」

 

「…皆さんの頑張りに水を差したくなかったんですよ」

 

俺はそう応える。

 

「たった1日の公演ですが、大神さんを始め皆さんがこの日の為に精一杯準備していました。だから、私はそれに応えたかったんです」

 

『……』

 

俺の問いに誰も何も言わない。

 

さくら「それでも」

 

するとさくらが話し出す。

 

さくら「それでも、言って欲しかったです。もし…もし森川さんに…何か…あったら…あたし…」

 

するとさくらは、俺の胸に抱き着き泣き出してしまった。見るとマリアやアイリスも目に涙を浮かべていた。

 

「さくらさん…」

 

大神「森川さん。花組は、出撃の時必ず全員で無事に戻ると決めています。そこに森川さんも入っているんですよ」

 

「大神さん…」

 

すみれ「そうですわ」

 

カンナ「だよな」

 

紅蘭「森川はんも、立派なウチらの仲間や!」

 

「…ありがとうございます」

 

そして俺はさくらを泣き止まして、上に戻る。するとかすみ達がおにぎりなどを持って忙しそうにしている。俺達はそのまま舞台に行くと、客席にいた客は誰一人帰っていなかった。

 

米田「遅えぞこのばかやろう!」

 

するとおっさんがおにぎりややかん、そして割烹着を着て立っていた。

 

米田「見ての通りだ。公演中止だって言っても、人っ子一人動かねぇ。おめぇ達が帰って来るのを待ってるって言ってな。仕方ねぇからこのザマよ」

 

さくら「大神さん」

 

大神「うん!」

 

米田「なにボサッとしてやがる!お客が待ちかねてんだぞ!さっさと支度して来やがれべらぼうめ!」

 

そしてさくら達は支度に行った。そして俺は大神と一緒に客席の後ろから見届ける。

 

さくら「あの頃の~♪こ~と~♪胸の中に~♪思い出が~♪くるくると~♪ま~わ~る~♪」

 

そしてさくら達の1日限りの舞台が始まった。立ち見も出る程の人気だったのも嬉しい事だった。俺と大神は、かすみ達に差し入れられたおにぎりを食べながら見ていると…

 

『『よかったな。夢が叶って(守れて)』』

 

「「!!?君は(お前は)…」」

 

『『もう1人の俺さ』』

 

「「もう1人の俺?」」

 

『『俺は君(おまえ)でもあり、君(お前)もまた俺でもある。帝劇を愛し、花組を思う限り、君(お前)と俺は同じ存在であり続ける』』

 

大神「俺は夢でも見ているのか?」

 

「同意見だ」

 

まさか、俺と大神…自分自身と話すとはな。

 

『『夢?さぁそれはどうかな。でも(けど)、夢を叶える為もう1人の君(お前)は、いつでも応援している。そして皆も…』』

 

そして俺と大神は、舞台の方に一瞬目を向け再び見る。しかしそこには俺と大神はいなかった。こうして、一日限りの公演“真夏の夜の夢”は無事に終わり大盛況だった。

米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか

  • 米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
  • 【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。