太正?大正だろ?   作:シャト6

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第四十四話

天海「よくぞここまでたどり着く事ができたな…褒めてつかわそう…」

 

大神「黒之巣会首領天海…!帝都の…いや、この地上の全ての善なる者に変わり、貴様の命…ここで貰い受ける!」

 

天海「小賢しい!!百年…早いわ~!!」

 

天海は俺達に向かってそう叫ぶ。それだけでもかなりの妖力を感じる。

 

天海「かァァァァァァァァァァっ!!」

 

すると天海は蒸気脇侍に乗り込んだ。そして、俺達と天海の戦いが始まった。これが最後の戦いだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、何でお前とここで出会うかね~」

 

葵叉丹「ふん…流石に貴様にあの場に行かれれば、天海の負けは確定だからな」

 

「なるほど。それで勝てないまでも俺をここで足止めって訳か」

 

叉丹「その通りだ。だが勘違いするなよ人間…あの力はこの場所では使えぬはず。となれば、貴様が私に勝てる見込みはない!」

 

ほう…そこまで考えてたとは驚きだ。確かに葵叉丹の言う通り、この場所は洞窟で百式観音を出せば大きさに耐えられず崩壊する危険もある。だがな…

 

「いつ俺があれでしか戦えないっつった?ええ?若造が」

 

葵叉丹「な、なんだと!?」

 

「あ?むしが…上からモノ言ってんじゃねぇぞ!!

 

俺は自分の中にある気をオーラとして纏わりつかせる(イメージは龍が如くの極みオーラです)。そしてそこからオールマイトの様なガチムチボディに姿を変える。

 

葵叉丹「!!」

 

「さて…始めようか!有精卵共!!

 

そしてここで俺と葵叉丹との戦いも始まった。

 

「百式観音は出せねぇが、だからといってお前に負けるつもりはない!CAROLINA(カロライナ) SMASH(スマッシュ)!!

 

俺はチョップをする要領で、葵叉丹に詰め寄る。

 

葵叉丹「ぬう!!」

 

叉丹は俺の攻撃を辛うじて刀で防ぐ。

 

「HYE!HYE!!どうした?先程の台詞は嘘だったのかな?」

 

葵叉丹「たかが人間が!」

 

「HAHAHA!!それが間違いなのだよ。人間だって、本気になれば戦う事もできるのだよ。大神青年やさくら少女達のようにね」

 

葵叉丹「お…おのれぇ…」

 

「さっさと終わらせてもらうよ!悪魔風脚(ディアブルジャンブ)…」

 

俺はオールマイト状態でサンジの技を出す。

 

粗砕(コンカッセ)!!」

 

葵叉丹「ぐああああああ!!!!」

 

叉丹はうめき声をあげる。しかし、ここで俺は重大な欠点を忘れていた。只でさえサンジの足技は、普通に壁や地面を砕く威力がある。それをオールマイトの状態で繰り出せばどうなるか。そんな簡単な事を忘れていたのだ。その結果は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗に叉丹がいた場所に、大きな穴が出来上がる。そして当然それだけには留まらず…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピシ…ピシピシピシ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周囲の壁にも影響が出たわけでございます。

 

「やっべ〜…やりすぎた」

 

既に洞窟は崩壊し始めている。

 

「アイツら大丈夫か!?」

 

俺は叉丹を探すが姿は見えず、既に逃げ出したと思い急いで大神達の元に向かう。すると、脱出最中の大神達と出会う。

 

(どうやら天海は倒したみたいだな)

 

大神「貴方は!?」

 

HAHAHA!青年、今は悠長に話している時間はないよ。急いでここから脱出しなければ!!」

 

大神「そうですね!!」

 

そして俺達は、なんとか洞窟に埋もれずにすみ、無事に地上に脱出したのだった。

 

大神「皆無事か!」

 

さくら「はい…なんとか…」

 

すみれ「酷い目に合いましたわ」

 

マリア「本当ね」

 

紅蘭「後少し遅かったら、ウチら全員生き埋めやったで」

 

アイリス「怖かったよ〜」

 

カンナ「まぁいいじゃねぇか。全員無事だったんだしよ」

 

「カンナ少女の言うとおり!全員無事が一番だ!!」

 

それぞれそんな会話をする。

 

大神「それにしても、地下で俺達を救ってくれたあの光はなんだったんだろう?あの輝きはいったい…」

 

米田「あれが、彼女達が帝劇に配属になった理由さ…」

 

おっさんが現れ、大神が見た事に対しての答えを言う。

 

大神「…あれが彼女達の霊能力なんですか?だとすれば…」

 

米田「それだけじゃねぇ。おめえの力でもあるんだ」

 

大神「自分の?」

 

米田「大神…お前なんで花組の隊長になれたと思う?」

 

大神「それは…自分が光武を動か事が出来るからだと…」

 

おっさんの質問に大神はそう答える。

 

米田「それだけか?」

 

大神「…はあ」

 

大神はおっさんの質問の意図を理解できてないな。

 

米田「それだけが理由なら、光武に乗れない森川でも十分隊長が出来る。触媒なんだよ…お前は」

 

大神「触媒…?」

 

米田「そうだ。彼女達の霊能力は、確かに他の者と比べて抜群に秀でている。でも、いくら優れた霊力でも、それがバラバラに存在しているだけでは意味がない。時として、背反さえする彼女達の霊力を統べ、ひとつの大きな力にまとめ上げる力…花組は、お前の力を触媒として、初めてその能力を充分に発揮できるんだ…」

 

大神「……」

 

おっさんの言葉に、大神は黙って聞いていた。

 

米田「なぁんてな。ちょっとばかり、褒め過ぎかぁ?ハァ〜ハハハハ!」

 

…結局はいつものおっさんに戻る訳ね。

 

カンナ「よう隊長!米田司令!男同士でな〜にボソボソ話してんだよ。敵の親玉も倒したし、明日からまた芝居の稽古だぜ!」

 

そうだな。ようやく天海との戦いも終わったし、暫くはのんびりできるだろ。葵叉丹が動くまではな。

 

アイリス「って事は〜…お兄ちゃんもモギリに逆戻りだね!ウフフ…」

 

大神「いいっ!?」

 

あ〜アイリスの言う通りだな。華撃団が活動しない時は、大神の奴はモギリになるな。ま〜ドンマイ…大神。

 

「大神青年…しっかり生きなさい」

 

さくら「あ!」

 

するとさくらが何かを思い出したのか叫ぶ。

 

さくら「そういえば、まだあれやってないですよ。折角皆が揃ってるんですし、ここでやりましょうよ」

 

紅蘭「せやな」

 

さくら「じゃあいきますよ!せ〜の、勝利のポーズ…」

 

米田「きめぇい!」

 

っておっさんが言うのかよ!

 

大神「……」

 

さくら「ちょ…長官!?」

 

アイリス「あ〜ん!アイリスも言うの〜!」

 

米田「ま、たまには…な?」

 

カンナ「仕方ねぇな…」

 

あやめ「……」

 

米田「まぁいいじゃねぇか。なあ?だあ〜ははははは!」

 

『アハハハハハ…』

 

おっさんが笑った為、つられて全員が笑うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米田「…さて、お前さんが何者か聞かねぇとな」

 

するとおっさんは、俺の方を見る。

 

米田「おめぇさん…何者だ?」

 

「HAHAHA!私の事はオールマイトと呼んでほしい!」

 

米田「んじゃオールマイト。お前さんは、何であの時と今回ここにいたんだ?」

 

「あの時と今回、私は森川青年からの依頼で、帝国華撃団の皆を助けに来たのだよ」

 

米田「アイツの仕業か」

 

「それと、私は今回の事で、君達に謝らなければならない」

 

さくら「どうしてですか?」

 

「依頼された身…ましてやヒーローとして、君達のピンチに駆けつけられなかった事。そして…その…」

 

すみれ「なんですの?」

 

あ〜…物凄く言いたくない。

 

「…あの崩落は…私が葵叉丹と戦った衝撃で起きたものなのだよ…」

 

『…はああ!?』

 

「本当に申し訳ない!」

 

俺は頭を深々と下げる。

 

すみれ「どういう事ですの!貴方の出鱈目な攻撃で、私達は生き埋めになりかけたのですよ!」

 

紅蘭「ホンマや!」

 

「本当に申し訳なかった!では、私はそろそろ行かなければ!それでは諸君!気をつけてお帰り!!」

 

すみれ「待ちなさい!まだ話は終わっていませんことよ!」

 

これ以上いたら、マジでヤバくなりそうだったから、俺は猛ダッシュでその場から離脱したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……』

 

私達は、物凄い勢いで走り去ったオールマイトさんを見届ける事しかできませんでした。

 

さくら「も、物凄いスピードでしたね…」

 

大神「あ、ああ…」

 

米田「あれで走ってるだけかよ…」

 

カンナ「あたいでも無理だぜ…」

 

すみれ「まだお話はすんでいませんのよ!」

 

紅蘭「まぁまぁすみれはん。向こうも充分反省してたやないか」

 

マリア「そうよすみれ。これ以上はいいじゃない」

 

アイリス「アイリス達も無事だったんだし」

 

すみれ「わたくしは納得できませんわ〜!!」

 

そんなすみれさんの叫び声が、日本橋にこだましたのでした。




次回は、少し本編をズレて、GBで出た【檄・花組入隊!】を書こうと思います。
ここで登場する主人公は、コラボしているアマゾンズさんのキャラ【狛江梨 直仁】となります。

米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか

  • 米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
  • 【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても
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