大輔「一刀流、居合い…死・獅子歌歌!!」
山崎「バ……バカなっ!?呪われし帝都の力を得た…この私が…何故…」
織姫『う…嘘でしょ…生身で…斬ったで〜す…』
そして神威は爆発した。
大神『…終わった、のか?』
さくら『はい!あたし達勝ったんです!大神さん。一年ぶりの戦いなのに、流石は大神さんですね!』
大輔「ああ。大した奴だよお前は」
大神『ありがとう。でも、この戦いは皆で勝ち取ったものだよ。…織姫くん。これが、帝国華撃団・花組の戦い方だ。皆の力を合わせ、信じ合う心こそが、花組の強さなんだ。改めて、お願いするよ。俺達帝国華撃団・花組の仲間になってほしい』
織姫『……まあ、そこまで言うなら、ちょっとは考えてあげなくもないですけど〜』
大神『ありがとう…織姫くん』
さくら『それじゃ、久し振りにいつものアレ、いきましょうか!』
織姫『…いつものアレ?』
マジか…あれだけはどうしても苦手なんだよな…
アイリス「お兄ちゃ〜ん!大輔お兄ちゃ〜ん!」
すると気絶から回復したアイリスがやって来た。
大輔「目を覚ましたかアイリス。俺のせいで悪かったな」
アイリス「うんうん…アイリス気にしてないよ。大輔お兄ちゃんの気持ち、凄く分かるもん。それで、今から勝利のポーズなんでしょ?アイリスもやる〜!」
織姫『勝利のポーズ?』
さくら『戦いが終わった後は、皆で勝利のポーズを決めるんですよ』
織姫『え〜、本気ですか〜?』
大輔「織姫…悪いが本気なんだよ…諦めてくれ」
織姫『そんなバカな事やってられませ〜ん!』
アイリス『いいからいいから。それじゃ、いくよ〜!』
『勝利のポーズ決めるっ!!』
大輔「……」
俺はさくらとアイリスの間で、無理やり勝利のポーズを決めさせられたのだった…
さくら「それでは大神さん、大輔さん。そろそろ大帝国劇場に帰還しましょう」
山崎「待て…待て」
大神「…!」
すると山崎がヨロヨロと立ち上がってきた。叉丹の時も思ったが、しつこいなコイツ…
山崎「ふふふ…既に人として生きる事もできず、死ぬことも叶わぬ…私は、嘗て葵叉丹という名で貴様らと戦い…この肉体を…失った。よいか…邪悪なものを憎めば…その憎しみの方が大きければ、大きいだけ…己自身の邪悪さが目覚めるのだ…」
米田「山崎!」
大神「山崎!?」
流石にこの顔を見たら、おっさんも出て来るわな。
大輔「この男の…葵叉丹の本当の名は山崎真之介。元・帝国陸軍対降魔部隊所属、階級は少佐でおっさんやあやめ、さくらの親父さんの同僚だった奴だよ」
『!!?』
俺の言葉に、大神達は驚きを隠せなかった。
山崎「ほう…貴様…俺を…知ってるか」
大輔「ああ。俺の本業なんでな。お前は対降魔部隊に所属してた時に霊子甲冑の桜武、光武、神武三種の機体や翔鯨丸に轟雷号、空中戦艦ミカサの設計図を完成させた人物だ」
大神「光武や空中戦艦ミカサまで!?」
大輔「ああ。だから、こいつの存在なくして帝国華撃団を始めとする華撃団は、存在すらしてなかっただろうな」
さくら「そんな人が…どうして」
大輔「さあな…そればかりは、本人にしか分からんねぇ事だ…」
山崎「こんな姿で…お前に会いたくはなかった…」
あやめ「司令!少佐!」
するとあやめの奴もやって来た。
米田「あやめくん!?」
山崎「ははっ…あやめ…お前も来たのか…」
あやめ「山崎少佐…」
米田「山崎!あれ程言ったはずだ…力だけを信じ過ぎるなと!」
山崎「貴様達の掲げる正義も、所詮力ではないか!この世で、絶対の力を得なくては、正義を守る事などできはしない!」
大輔「ふざけんな!!!」
俺は山崎の言葉に大声で怒鳴った。
大輔「絶対の力だと?それがなきゃ正義を守れないだと?舐めた事ぬかしてんじゃねぇぞ!!」
俺は周囲が壊れないギリギリの力を解放する。当然街の人達への影響は無視だ。
山崎「こ…この力!?お前…まさか!!」
大輔「俺の事を何処で誰から聞いたかは興味ない。だがな、絶対的力だけあっても、守れねぇもんは守れねぇ」
山崎「ふ…巫山戯るな!それ程の力があって…何故守れぬと言える!!」
大輔「お前も知ってるだろ。俺は一度、あやめを失いかけた…」
山崎「!!」
大輔「結果的にあやめの奴は助かった。だがそれは、ミカエルの力あってこその事だ」
山崎「……」
大輔「おっさんの言った通り、力だけを信じるのは滑稽だ。大神達みたいな信頼できる仲間。俺の事を慕ってくれるさくら達。それらを守るためには、力だけじゃ到底太刀打ちできないモンもある…」
さくら「大輔さん…」
米田「森川…」
大輔「俺は大神達と関わってから1年。それを嫌と言うほど理解させられたんだよ。だから、この力はさくら達の為に使うんだよ。余程のことがない限りな…」
山崎「だが、やはり力無きものは敗北者だ!」
米田「それは違うぞ!山崎っ!!」
山崎「いいや!人は守るに値しない!貴様らは知るまい!この帝都の嘆きをっ!!この帝都の、古より蓄積した怨念を!!」
山崎はそれでもそう訴えてくる。
山崎「俺は…もうじき…魂すら消滅してしまうだろう。だが…覚えておけ…帝都の呪いは…続くのだ…帝都は呪われている!呪われているのだ!ふははははははは!ぐはっ!!」
すると、山崎を背後から刀で突き刺す、鬼の仮面を着けた奴が現れた。
山崎「の…呪われよ…かはっ」
大神「貴様は!」
「…鬼王」
そして鬼王と名乗った男は、山崎が持ってた光刀無形を持って姿を消したのだった…
大神「鬼王…だと!?奴は…いったい…」
大輔(大賢者奴の気配は?)
大賢者『告。既にロストしています』
大輔(そうか…)
俺や大賢者の感知に引っ掛からないとはな…
アイリス「お兄ちゃん…大輔お兄ちゃん…アイリス、恐い…」
織姫「あのカルニバルの仮面の男…凄い殺気…店主さんには敵いませんけど…」
さくら「あの男…死と破壊の匂いがする。あの男が…【新たな敵】なんでしょうか?」
大輔「おそらく…いや、十中八九そうだろうな」
大神「【帝都の怨念】とか言ってたが…どういう意味なんだろう」
織姫「分からない事クヨクヨ考えても仕方ないと思いま〜す勝った時は、素直に喜ぶので〜す」
さくら「…そうですね。さあ、帰りましょう。あたし達の帝劇へ!」
大神「よし、皆。帝劇へ帰ろう!」
大輔「んじゃ、俺達も戻るか。あやめ」
あやめ「そうですね。私達も帰りましょう」
大神「…作戦終了!帝国華撃団・花組、全機、帰投する!」
そしてそれぞれ、自分達の家に帰るのだった。翌日、俺達はおっさんに誘われた花見に来ていた。
米田「さぁ!飲め〜!大神、森川、飲め〜!あはははは…なんて悲しい酒だ…あははは…」
大神「米田支配人…今日は、大いに飲みましょう!」
大輔「俺も今日はとことん付き合うぞ、おっさん」
米田「…ありがとよ。そう言えば、織姫。戦いが終わったら、出て行くと言ってなかったか?」
織姫「…そのつもりでしたですけど〜、私の力なしでは、皆さんも大変みたいだし〜。まあ、もう少しここにいてもいいかな〜、なんて」
大輔「相変わらず素直じゃないな…」
大神「あ…ありがとう、織姫くん!」
さくら「よかったですね、大神さん。織姫さんが花組に残ってくれて!それじゃ、今日は歓迎会のやり直し、ですね」
大神「そうだね。織姫くん…改めてよろしく頼むよ」
織姫「…言っときますけど〜、日本のオトコが大っ嫌いなのは変わってませんからね〜」
大神「あ、ああ…」
大輔「やれやれ…」
俺と大神は、もう呆れるしかなかった。
アイリス「大丈夫だよ〜!アイリス、大輔お兄ちゃん大〜好きだから!お兄ちゃんもね♪」
さくら「あたしも大輔さん大好きですよ♥もちろん大神さんも」
あやめ「ふふふ、私も大輔さんを好いてますよ。もちろん大神君もね」
大神「アハハ…ありがとうございます三人共…(森川さんのついで感が否めないけど…)…ところで支配人。今度の敵は、いったい何者なんでしょうか?」
米田「分からねえが、ただひとつはっきりしている事は、相手がどんな野郎でも…俺たちゃ、この帝都の平和と人々の暮らしを守らにゃならんちゅうことだ」
大神「…はい!」
大輔「だな」
米田「よおし、じゃんじゃん飲め!今日はパーッといくぜ、パーッとな!」
あやめ「米田支配人、程々にして下さいね♪」
さくら「帝国華撃団・花組の新しい門出ですね!」
米田「そして、大神の雑用係への復帰祝いだ!明日からも、じゃんじゃん働けよ!」
大神「…いいっ!?そ、そんなぁ…」
『アハハハハハハ…!』
米田司令が狙撃されたが、森川も命を狙われるかどうか
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米田と同じく、狙撃されて一時的離脱
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【輪廻を調整されし者】だから、狙撃しても