1年中桜が咲き誇る島に天下無双の問題児が行くそうですよ? 作:鳴海ゆの
お久しぶりのかたはお久しぶりです。
Jスマッシュです。
今回の作品は「ダカーポシリーズ」と「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」のクロスオーバーになります。
どちらかしか知らない人でも楽しめるように執筆していきますので、応援お願いいたします。
昔から変な力があったのは覚えている。
そのせいで変に優秀で、そのため親が死んだ後は俺を利用しようとする親戚も多くはなかった。
そんな愚者であっても、俺を利用するまでもなく、1週間くらいで俺を捨てた。
奴らが俺を利用するほど優秀なら利用させてもいいと思っていたが、残念なことにそんなことは無く、我が身に持て余すものを持ったせいで自滅していった。
そんなときに俺はあの人に出会った。
まだ、小学生くらいだったはずだったが、今でも鮮明に覚えている。
『あー、この人は信用できる。』
なぜ、そんなことを感じたのかわからない。
人に飢えていた訳でも、疑心暗鬼になっていた訳でもない。
優しさを本能的に感じてしまった。
我ながら、らしくないとは思う。
それでもそう感じざるえなかった。
そして、今でも俺はその人の家族だ。
だから、何があろうとも俺はあの人を裏切らないし、あの人が俺を裏切るとも考えていない。
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「はぁ、暇だ。
暇すぎて、暇が売れたら一稼ぎできる自信があるね。
なぁなぁ、そこのヤツら俺の暇をどうにかしてつぶしてくれないか?」
河原で寝そべっている少年がそう呟く。
彼が目を開けて、河の方を見る。
川辺で不良のような格好をした3人組が、1人の生徒をたかっているのが見えた。
彼のつぶやきが届くほどの距離ではないため、当然不良達に少年の姿は見えていない。
「俺も混ぜろや!コラァあ!」
少年は起き上がり、おもむろに河原の石を掴み、不良達に向かって投げた。
すると、川辺が吹っ飛んだ。
比喩ではない。
少年が投げた石は第三宇宙速度を超え、不良達、いじめられていた生徒、川辺全てを吹き飛ばした。
彼は別にいじめられていた生徒を助けた訳ではない。
彼のモットーは『強きを挫き、弱きも挫く。』であり、いじめられていることに関しては全くの無関心だった。
ただ、なにやら面白そうなことをやっているので暇つぶしにやっただけである。
吹き飛ばされている生徒なんて知るかというかの如く、石をどんどん投げ続ける。
不良達は口々に「逆廻十六夜だ!」「逃げろ!」などと言って逃げ出していく。
もちろん、いじめられていた生徒も逃げ出していく。
「おいおい、どうした!?
一丁前なのは格好だけかよ!」
少年は高笑いしながら逃げていく不良達を見ていた。
完全に逃げ出したのを見て、手に持っていた石を捨てた。
「帰ろ。」
強大な力を持つ彼に、この世界はあまりにも狭すぎる。
いつも、不完全燃焼で終わってしまい、つまらない。
どこか自分の全力を出せるところはないのかとは思うが、その考えはすぐに捨てた。
自分を家族と呼んでくれている彼女のためにも、そんなことはできない。
そんなことを考えながら、少年ー逆廻十六夜ーは帰路についた。
これは天下無双の問題児 逆廻十六夜が織り成す1年中桜が咲き誇る島での物語である。
この作品はかなり亀更新になります。
リハビリ作なので、だいぶ拙い所もあると思いますがよろしくお願いします。
感想批評待ってます。