俺の櫻井がこんなに可愛いわけがない!   作:カフェモカ

1 / 3
前にも書いたように櫻井秋美の小説を書いてみました。


出会い
第一話 櫻井って誰だ?


俺の名前は高坂京介、中学三年生だ。

 

アスファルトの地面はもしかしたら料理が出来てしまうんじゃないかと思ってしまうほど熱されていて空を仰げば青空が広がっていた。

 

まだ朝だってのにソッコー回れ右して帰りたくなってしまうような日差しの中、俺は妹の桐乃と一緒に学校へ向かっていた。

 

俺の通ってる中学と妹の小学校は道が途中まで一緒なので、いつもこうして学校に向かっている。

 

「ーというわけで俺は早速大事件を解決してやったのさ!」

 

「へぇ〜!兄貴はすごいなぁ〜」

 

妹が返してくる裏のない純粋な褒め言葉に俺は気分を良くして自慢話を続ける。

 

「まーな。俺いっつもクラス委員長やってるし」

 

「やっぱ委員長とか生徒会って、人助けとかよくやってるんだね」

 

「フッ、まーな」

 

他のみんなはそんなの漫画の中だけだ!なんてツッコんでるだろう。

 

だが俺はそんな事はないと思っている。

 

「うちの学校だけかもしれないけどよ、教室に<学級ノート>ってーのがあってさ。そこにクラスの奴らが色々書き込むようになってんだ。要望とか提案とかをさ。それを定期的にチェックするのもクラス委員長の仕事なんだよ」

 

「うんうん」

 

「俺が解決出来そーな事は、自分で解決してるんだぜ」

 

「最近のやつだったら夏休み中に教室荒らしがでたってやつだな」

 

夏休みに部活で学校行った奴から、教室が荒らされていたのを発見したーという書き込みがあったんだ。それを読んだ俺は、早速深夜の学校へと忍び込み、泊まり込んだ。

 

まあ犯人見つけたと思ったら野良犬の仕業だった訳だけど…

 

「そういえばお父さんに怒られてたねー」

 

「うっ…」

 

ボコボコにされたぜ。俺の親父厳し過ぎんだよ。ちょっとは加減してくれっつーの。

 

「でも兄貴はみんなの役にたったよね」

 

「それなら良いんだけどな」

 

兄離れしたのか、最近俺の後ろに引っ付いて来なくなった妹だがー正直せいせいしているがー少し寂しくもある。

 

別れ道に差し掛かると桐乃は背に背負っている赤いランドセルを翻し、俺に言う。

 

「あたしこっちだから」

 

「ああ」

 

以外に悪くない朝の僅かな時間が終わり、少し寂しく思っているとまるで見ていたようなタイミングで、俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

 

「きょうちゃん!おはよう」

 

手を振りながら俺に向かって走っている眼鏡っ娘は田村麻奈実。俺の幼馴染だ。

 

「おっす。麻奈実」

 

俺は片手を軽く挙げることで返事を返した。

 

こいつのことを簡単に説明すると身体は子供、頭脳はババァ。

 

そんな幼馴染と俺は学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今は昼休み。俺はいつもの様に学級ノートをチェックしていた。

 

と言っても大体いつも対したことは書いてない。

 

廊下が汚いとか、トイレが臭いとか、男子がいつもふざけるとか、そういうどこの学校にもありそうな問題ばっかりだ。

 

場合によっては委員会の会議で報告するってーのが普通のやり方だ。まあ言い方を変えるとつまんねぇーやり方だ。

 

だから俺も軽い気持ちで見てたんだけど…

 

「「今年から学校に来てない人が心配。」」

 

「俺に任せろっ‼︎」」

 

バンッ!と机を叩き立ち上がる俺。

 

気づくと超目立ちまくってる。結構恥ずいな。

 

「フッ…」

 

とりあえずカッコつけて座ることにした。

 

「きょうちゃんどうしたの?」

 

良いところに来たぜ。

 

俺はそのことが書いてあったページを麻奈実に見せてやった。

 

「誰だこいつ?」

 

「え?知らないの?」

 

「知らん」

 

「櫻井秋美さん」

 

それが不登校生徒の名前だった。

 

「知らない?」

 

「分かんねぇな」

 

そんなやついたか?

 

「有名人なんだけどなぁー」

 

「そうなのか?」

 

「うん」

 

マジで誰だ?

 

「どんなやつなんだ?」

 

「頭が良くて、可愛くて、学年1位の優等生だよ」

 

「そんで運動神経抜群だったり?」

 

「いや運動は苦手だったみたい」

 

流石にそれは漫画の中だけか。

 

「良いところのお嬢様らしいよ」

 

漫画のキャラじゃねぇか。

 

「話したことは?」

 

「ない」

 

「一学期からずっと登校して来てなかったからみんなすっごく心配してたんだけど…」

 

おい、なんだよその目は?まるで俺が薄情者みたいじゃないか。

 

「じゃあその櫻井を学校に連れてくれば良いんだな?」

 

「別にこれはくらす委員の仕事じゃないと思うんだけど」

 

「何も分かってねぇな」

 

不登校の生徒をクラス委員長が学校に行かせる。燃える展開じゃねぇか。

 

「きょうちゃんの考えてる事は大体分かるけど、不登校の人を学校に行かせるって大変だと思うよ?」

 

「やっぱり分かってねぇよ、麻奈実」

 

一学期に一回も学校に来なかったやつを先生が放っておくと思えない。

 

つまり先生でも櫻井を連れて来ることは出来なかったってわけだ。

 

「先生にも出来ない事を俺がやればスゴくね?」

 

同意を求めた俺だが麻奈実の反応は少し微妙だった。

 

「そうかな?」

 

「とりあえず、今日櫻井の家に行くか」

 

麻奈実は少し笑って言った。

 

「ほどほどにね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




リトルバスターズの小説を書いている時の気分転換として書いてみました。
櫻井秋美は自分の好きなキャラなので、がんばって書いて行こうと思います!
最初の流れは大体原作と一緒ですがここからどんどん変えて行きたいと思います!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。