東方オリジナルストーリー ~大切な宝物~ 不思議な出会い   作:雷雲改

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あの話から次の日

「霊夢~また来たよ~話の続きを聞かせて~」

「ハイハイ、じゃあどこまで話したっけ……」

そういうと子どもは笑って、

「霊夢ボケたの~やっぱりオバサンだね。黒が家に来たって所だよ~」

「うっさいわね!!ただボケただけでしょ!あと私はオバサンじゃないから!!」

霊夢は、はぁーとため息をついて

「じゃあ話し始めるわよ!」

そうして霊夢は、話し出した。


東方オリジナルストーリー ~大切な宝物~ 二話

黒が来てから、五年目の冬。

 

黒のことは、いまだに不思議でたまらない。

 

家庭的なことがほとんどできるけど……

 

「文句は言わないだけでなく口数は少ないし、食事は、あまり食べない。食べても肉や魚は、食べないし唯一食べたのは、初めて家に連れてきたときだけ…」

 

「霊夢……そろそろ……仕事……行ってくる……」

 

霊夢は、あわてて

 

「い、行ってらっしゃい。えっと聞こえてた……?」

 

「?……まぁ行ってくる……」

 

「そっそう!き、聞こえてなかったらそれで良いの」

 

そう言うと黒は出ていった。

 

「そういえば……黒ってどこで働いてるのかしら?」

 

黒は、家に来てからあまり外に出ず、知らない人が来るとすぐ離れて行くほどの人見知り。外に出ても虫は、愚か草花すら自分に危害をされなければ殺すことはしないほどの人だから……は!

 

「だから、肉や魚を食べないのか……いや、その前に、どこで働いているのか……少し追いかけてみるかな」

 

少し追いかけると、森のなかに歩いていった。

 

「たしかこの先は、人里のはず……」

 

もう少しで、幻想郷を出るところで、キョロキョロと辺りを見渡すとすぐに霊夢が隠れていた木に近付いて

 

「なに……やってるの」

 

と聞いてきた。

 

「えっとその……そう!黒の事が心配だったのそういえば、黒が働いている所をみたことないな~って思ったから……」

 

「はぁ。聞けば教えたのに……まぁついてくるなら……ついてくれば…」

 

そう言うと歩きだした。

 

森を抜けると明るい場所に出た。

 

「あと少し、頑張って」

 

そう言うと少し歩くペースを上げて行く。

 

そうして、30分くらい歩くと町に着いた。

 

辺りをキョロキョロと見渡している霊夢と違って黒は、スタスタと歩いて行くと、町の一角にあるおしゃれなお茶屋の前に立ち止まると

 

「ここ……」

 

といった。

 

「ここで働いてるの!?」

 

「そうだけど…… 何?」

 

「いや、そのここってお茶屋とか言うところだよね」

 

「まぁ…良いから…中に…入って」

 

そうして言われるがまま店内に案内された。

 

店内は、明るくそして昼時だからかお客さんが多い。

すると店長らしき人がやって来て。

 

「君は、黒君の彼女さんかしら?」

 

と聞いてきた。

 

「いやいや、私、黒の家族です!」

 

「そうなんだ~まぁいいわ、彼っていいわよね!文句は言わないし、彼のお陰で彼目当てのお客さんが増えてありがたいのよ!」

 

「はぁ、(にしてもどうして働き始めたんだろう家は……大変だけど他で働くほどじゃないし……)にしても以外にも喋れてるのね……」

 

仕事をしているときの黒は、家での黒とは、まったくちがった。

 

少しすると店長から和菓子セットが出された。

 

「黒君からのおごりらしいですよ」

 

きっと気を使ったんだろう。黒は、とても忙しそうだった。きっと黒目当てのお客さんが多いのだろう。

 

少しするとお客さんが空いてきた。

 

黒が、近づいてきて

 

「仕事が終わるまでに帰ってよ!」

 

そう言ってから 、すぐにオーダーをとりに行った。

 

霊夢は、和菓子セットを食べ終えると、とくに待っていることもないし他のお客さんの邪魔にならないように席を開けた。

 

店を出てから霊夢は、賑やかな町を見てみることにした。あまり幻想郷からでないため新鮮で、こっそり隠して貯めていたお金を持ってきていたのだ。

 

「さてと、どこにいってみるかな~?」

 

そして、霊夢は、呉服屋を見てみたり。他のお茶屋やお菓子屋でお茶やお菓子を食べてたりとしていたらいつの間にか夕暮れ時になっていた。

 

「いつの間にかこんな時間になっちゃったな~怒られる前に帰って……てあれ?」

 

遠くで黒を見つけたがキョロキョロと辺りを見渡してからあるお店にはいっていった。

 

少しすると店から出てくると、小さな箱を持って出てきた。

 

不思議に思いながら家に先回りし、家に戻ってから、10分くらいすると、黒が帰って来た。

 

「黒~何か買ってきたの~?」

 

「別に……買ってない…」

 

「ふーんまぁいっか、あと少しでごはんできるけどいる?」

 

「今日は、少しもらう」

 

「もうすぐできるから、机出しといて」

 

そう言って、霊夢がごはんを持ってくると、机は片付いていた。

 

そして食事が始まった。先代の巫女は、普段からあまり家にいることが少なく、今日もいなかった。

 

「はい!今日は、珍しくたくさん食べるのね~」

 

そう言って茶碗を差し出す。

 

「今日……賄い……食べてないから……」

 

そう言ってからごはんを食べ進める。

 

その後、食器は黒が洗っているので、霊夢は先に布団をしいていた。

 

そして夜。

 

霊夢がトイレに行くため起きて黒の部屋の前を通ると、黒の部屋からうなされたような声がした。

 

「あれ?おかしいな……黒は、悪夢なんて見ないのに」

 

そう思ったが黒の部屋のしょうじを開けると、黒がうなされていた。

 

「熱い……熱い……助けて……」

 

きっとその日だけだと思いしょうじを閉めてからトイレに行き、そのまま眠りに着いた。

 

その日から、黒は、何度も何度も、悪夢を見続けた。

 

5日目から心配になり、できるだけ安心できるよう濡らしたタオルを額にのせてみたが効果はなく、春になった。

 

そして、春に入って2日目。

黒は、家から出ていった。書き置きや言葉もなく……

 

 

「はい、今日はここまで」

 

そう言って霊夢は、話すのを止めると

 

「えー、なんでー?」

 

「そのあと黒は、どこにいっちゃったの?」

 

と質問攻めされたが

 

「私も、境内の掃除とか手入れとか仕事があるから」

 

「わかったよ。じゃあまた明日」

 

「はい、また明日。」

 

そう言って子どもたちは、不満げになりながらも帰っていった。

 

「黒……」

 

子どもたちが見えなくなると、霊夢はポツリ、と呟いた。

 

「本当に、あんな最後しかなかったのかな……」

 

そう言うと少し強い風が吹いてきた。




皆さんこんにちは 雷雲改です!!

コラボの期間は、過ぎてしまいましたが。この話しが終わるまで書いていきたいと思ってます。

さて、今回は、少し不思議な終わりにしてみましたがいかがだったでしょうか?

出来ればコメントをお待ちしております。
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