東方オリジナルストーリー ~大切な宝物~ 不思議な出会い 作:雷雲改
早く続きが、聞きたいから霊夢に頼んで掃除を手伝っていた。
「霊夢。質問良い?」
一緒にぞうきんがけをしていた子の一人が聞いてきた。
「何?掃除ならあと少しで終わるわよ」
「違くて……話しに出てきた黒さんのことで……」
「黒?黒がどうかしたの?」
「なんか、黒さんのことを話すと悲しそうな目をするから気になって……」
「ああその事か……大丈夫よそれより」
霊夢は、他の子達に向かって
「みんな~手伝ってくれてありががとね~お菓子のお茶を飲みながら話を聞かせるからね!」
子どもたちは、掃除道具を持って手を洗いに向かった。
~数分後~
「じゃあ話すわよ」
そう言って霊夢は話の続きを語りだした。
黒がいなくなって次の日、先代の巫女が帰って来た。
「ねぇ帰ってくるとき黒を見なかった?」
先代の巫女は、眠そうしながら
「黒?知らないわよ。どうかしたの?」
「黒がいなくなったの!昨日の夜はいたんだけど夜遅くに見たら居なくなってたの!」
「ほほう、夜遅くに異性の部屋に向かうとは、まさか夜這いをしようと」
「ちっ違うわよ!冬になってから毎晩うなされていたから心配になっただけで、別にその、よっ夜這いなんかじゃないわよ!」
顔を赤らめて必死に否定をする霊夢
「はいはい冗談ですよ。じゃあ眠いからお休み……」
「ちょっと、まだ終わってないて……まぁいいわ、起きてからまた聞けば良いし、やることやってから幻想郷の中を探しますか」
~夕方~
幻想郷の中を探したが全く見つからなかった。
「もしかして、バイトの方に行ったのかな?」
「霊夢~ごはんわ~」
「おにぎりが置いてあるから食べて置いて、私は、黒を探しに行くから」
「ふぁー行ってらっしゃい頑張って~」
そして霊夢は、幻想郷の外に向かって走り出した。
「たしかこの道を曲がれば、町に着くはず……」
幻想郷を出てすぐに町にが見えてきた。
「えっと、バイトしているカフェってどこだっけ?」
数十分探してやっと、カフェを見つけた。
「いらっしゃい、って黒くんの家族だっけ?」
「店長、黒ってここに来ましたか?」
「黒くん?来てないけど……まずは、落ち着いて。
はい、サービスのコーヒー」
「ありがと店長」
霊夢は、サービスのコーヒーをもらって一息ついた。
「本当は、閉店だけど少しなら居ても大丈夫だから」
「そういえば黒くんは、夜遅くに家にきたな~」
ガタンと勢い良く霊夢が立ち上がり椅子が倒れる。
「どうしてここにきたの?そしてどこに行ったの?教えて!」
「まぁまぁ、落ち着いて。正直私も驚いているんだよ。黒くんは、文句一つ言わずしっかり働いてくれてたのに昨日夜遅くに来たかと思えば急に明日から辞めますお世話になりました何ですか行ってくるんだから」
「それで、黒はどこに行ったの?!」
「落ち着いて、黒くんは何で辞めるのか聞いたら自分のせいでここにいるとみんなが不幸になるとかいってそのあと消えてったから黒くんはどこに行ったのか分からないだよ」
「そうなんだ。はぁどうしよ」
「まぁ、落ち着いて、夜も暗いから帰ったら?」
「そうね。ありがとう店長」
「今度は、お客さんとしてお越し下さいませさ」
そう言って霊夢は、カフェを出て幻想郷に帰った。
「ただいま~ってあれまた寝てるの?」
霊夢が帰ってくると家は、片付いていた。
先代の巫女は霊夢が帰ってくるまでに、家を片付いていたらしい。
時計を見ると10時を過ぎている
「まぁ少し早いけど眠るかな。早く帰ってきてよ黒…」
数日したが黒は帰ってこない。
そして先代の巫女は、また仕事にいこうとしていた。
「ちょっと嫌な話を聞いたから少し行ってくるね」
「嫌な話?それってどんな……」
「殺人の話よ、殺しかたが不思議で被害者は、細切れ。しかも日に日に殺す数は増えているの、目撃した人によるとその……黒と似たような様子だったらしいのよ」
「嘘…よね、あの黒が人を殺すなんて……私も行かせてくれないかしら」
「本当に良いの?もし本当だったら霊夢は…あなたは、黒を止める事ができるの?」
「もちろんそんなの簡単……」
「止めるってことは、殺すってことでもあるのよ」
「……………」
霊夢の反応を見て先代の巫女は仕事に行った。
先代の巫女が帰って来たのは、それから10日のことだった。
先代の巫女は、大怪我をして帰ってきた。
最悪の報告と一緒に
「あれ霊夢?なんで泣いているの?」
「えっあれ?どうして?どうして目から涙が止まらないの?」
「霊夢……みんな今日は帰ろう。少しの間落ち着かせよう明日またこよう。」
そう言ってこどもたちは、帰っていった。
「もう、辛かったら、話したくなかったらやめても良いからね」
そんなことをいってもらってからもなぜか目からは、涙が止まらなかった。
あんな小さなこに慰められることが悔しかった。そしてとても悲しくなった。
まるで嫌なことを、思い出したくないことを必死に閉ざしているかのように。