今回はとても短いですが、次以降はもっと長くするつもりです。
あと、とても重要なことですが・・・とにかく、文章に自信がありません。
なので、アドバイス、批評して頂けると嬉しいです。
今後、良い文章が書けるように努力したいと思います。
ただし、設定に関しては深く突っ込まないでください。
出来るだけ違和感がないようにはしたいとは思っています。
ぼんやりと暗い空に朝日が昇り始めた頃、とある建物内の一角にある部屋からペンを走らせる音だけが聞こえる。
ここは、鎮守府の要である執務室。
そこに、朝早くから書類作成に勤しむ私、提督がいる。
今日も今日とて書類に追われる朝から始まる。きつくないかと聞かれれば少しきつい。
私だって人間だ。起きて早々仕事など、本音を言えば御免こうむりたい。ただ、呑気に文句を言っていられないのが今の時代である。
私にはこれぐらいの事しか出来ないのだ。
ひたすらに書類を処理し、戦時には自分だけ安全な所から指示を出す。
しかも、肝心の戦力というのは幼い子達を含め、みな女性である。
心配、というのは勿論の事だが、何より自分の無力さを呪いたくなる。
それが自分ではどうにもならないということは重々承知している。
だがそれでも、この曇った気持ちはいつまでも拭われない。
だから私は、自分が出来ることに最善を尽くす。
事務作業然り、戦闘指示も勝率を少しでも上げるために次々と繰り出す。
それが、私が提督であるが故の責務であり、何より、彼女たちが明日を迎えるためなのだから……
そんな風に思考の波に呑まれながら書類にペンを走らせていると、廊下からこの部屋に出入りするドアからコン、コン、と控えめなノックの音が耳に入る。
「入っていいぞ」
この時間に執務室に訪れる子は大体決まっている。ドアの方に目をやらず、いつものように入室を促す。
「失礼します」
ドアの開く音と共に、透き通った声が聞こえる。
そして、いつものように私の正面に位置する場所で立ち止まる。
それに合わせて私も手を一旦止め、顔を上げて彼女と視線を交わす。
「夜が明けますね。Admiral、少しお疲れですか?」
「いいや、たった今元気になったよ」
私の返事に少し照れたような笑みを浮かべる彼女の名は、ウォースパイト。
我が艦隊の旗艦であり、秘書でもあるが、何より、私の妻でもある。
「ふふっ、では改めて、Good morning, Admiral!」
「ああ、おはよう…」
流暢な英語での挨拶はいつ聞いても素晴らしい。
そんな彼女は挨拶の後、花のような笑顔を浮かべながら執務室の端にある食器棚へ足を運ぶ。
私は作業の手を未だ進めず彼女の後ろ姿を目で追う。
窓から徐々に朝日の光が入ってくる。
今まで凪いでいた海が穏やかに水面を揺らし始めている。
世界が色づき、動き始める。
「Admiral!」
彼女がこちらへ振り返る。胸の前で両手を触れ合うように重ねながら。
暖かさを感じる笑みを浮かべ、その薬指の宝物に朝日を反射しながら。
それはまるで、闇夜の中を導く灯台のように思えた。
「朝の一杯は紅茶でいい?それとも、濃いコーヒーにしましょうか?」
こうして私の時間が今、流れ始めた。
どうでしたか?
是非、批評をお願いします。