ARCADIA   作:Sakuto.

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お久しぶりです。
前回よりは早めに投稿できたと思います。
是非読んで行ってください!!


第二章 アザゼルの塔攻略編 Ⅲ

─アザゼル攻略前日─

 

朝起きてテーブルの上にある携帯にメールの着信があることに気付き、携帯を開いてみるとそれは健二さんからだった。

画面をスクロールし内容を寝ぼけながらも読んだ。

─君の注文の品ができた。今日、私の所に来てくれ。─

もうできたのか…さすが健二さんだな。と心の中で呟きながら文字を打ち込んだ。

─放課後受け取りに行きます。─

そして携帯をしまい、学校へ行く準備を始めた。

 

くぁ…と大きな欠伸をしながら教室に入り、だるそうに席に着いた。

昔から朝に弱く、起きれないことがよくある。眠そうにボーッとしていると隣から朔摩とは真逆で朝だというのにいつもと変わらない声が聞こえた。

「よっ!朔摩。ていうかお前、めちゃくちゃ眠そうだな。」

「ああ…ちょっと昨日寝れなくてな…というか朝から騒がしいな、お前は。」

「おう!元気でいいだろ!それよりお前、ちゃんと寝ろよ。作戦に支障をきたすぞ。」

「ああ…気をつける。」

ハハハッと高笑いをしていると呆れたような、そして申し訳なさそうな顔をした海斗が教室に入ってきた。

「ごめん…昔からこんな感じでうるさかったんだ。」

「まあ今になってわかったことじゃないし、仕方ないか。」

すると明が不満そうに呟いた。

「んだよ、2人してひでぇな…」

「…ま、そんなことは置いといてだな。明日は作戦本番だ。明、お前アホなんだから気をつけろよ。」

「おおい!それもひでぇ!」

「なんだよ。せっかく心配してるのに…」

「えぇ…マジかよ。」

明は納得いかないと嘆きながらも自分の席に着いた。

そこで何かを思い出した明が楽しそうな目線をこちらに向けてくる。

「そういや、朔摩は放課後どうするんだ?俺は明日のために色々訓練しようと思ってるんだけど、良かったら一緒にしないか?」

「悪い。俺は今日用事があってな…」

「用事?なんの?」

「作戦に必要な装備品だよ。それができたって朝メールがきていたから早めに引き取りに行こうと思ってさ。

それに学園側で装備品のチェックがあるし。」

「へえ…。そういう所にもこだわるんだな。」

「まぁな…使えないものを身につけて戦うより、少しでも使えるものを身につけて戦うのは当たり前だろ?」

「まあ、そうだな。」

そうこうしているうちに授業が始まるチャイムが学校全体に鳴り響いた。

 

ホームルームが終わり、教室を出た。

しばらく歩いて人目のない所でタクシーに乗り込み目的地を伝えると運転手はそこへ向かいタクシーを走らせた。

しばらくしてタクシーが止まり、運転手が目的地に着いた事を告げた。

「ありがとうございました。」

料金を払いタクシーから降り、社内に入った。

入ってすぐに社員が駆け寄ってきた。

「社長はこちらです。」

「ありがとうございます。」

社員に向き直り軽くお辞儀をしてドアを開いた。

「やあ、黒月くん。早かったね。」

「時間ピッタリですよ。」

健二に近づき握手を交わした。

「それで、もう出来上がったんですか?」

「ああ、そうだよ。」

「やっぱりここの人達は優秀ですね。頭が上がりませんよ。」

「なに、君の協力あってのものだ。それよりこっちに来てくれ、向こうに用意してあるよ。」

そう言い踵を返し研究室へと向かった。

 

真っ白な廊下をしばらく歩いていると同じく真っ白な扉の部屋の前に健二が立ち止まった、健二が胸ポケットからカードキーを取り出しドアノブの少し上に付けられている電子錠に翳した。すると電子錠からピピッという音が鳴ると健二はドアノブを引いた。

健二の後に続き部屋に入ると予想より大きい、そして廊下と同じく真っ白な部屋のど真ん中に設置されているテーブルの上に大きめのアタッシュケースが置かれている。

健二はテーブルの前に立ち止まり横にずれながらもこちらの方に振り返った。

「これが注文の品だよ。」

俺もテーブルに近づきアタッシュケースを開けた。

「これが学園の規定内で作れる装備品だよ。」

中には紺色の色をしたレザーコートと銀色の光沢を放つハンドアーマー、その他鈍器としてと使えそうな膝あてなどが入ってある。

「これはすごいですね…これなら重くないし動きやすそうだ。」

健二に向き直り、軽くお辞儀をして礼を言う。

「ありがとうございます。しっかり規定ギリギリのラインで作れてますね。」

「なに、うちの技術者ならそう難しいことじゃないよ。」

改めて装備品を見ると凄いできだ。

俺の特性に合わせて耐火性が付けられている。しかも切断耐性などが組み込まれている。

「着てみてもいいですか?」

「もちろんだ。」

「では…」

アタッシュケースからコートを取り出して制服の上着を脱ぎ、羽織る。

そして踵部分に軽金属を付けたハイカットシューズも履き、鈍器のような膝当てを装着する。

最後に右手に黒いグローブ、左手には肘辺りまである金属のハンドガードをはめる。

「どうだい?」

「最高ですよ。違和感が全くない。」

左腕を上下に振り可動範囲を確認する。

「ハンドガードも頑丈なのに軽い。これは良いですね。」

「そうか、満足してもらって何よりだ。

そこでだ。良かったら演習場で1度確認してみるか?」

「そうさせて頂きます。」

「分かった。急いで準備させよう。」

「よろしくお願いします。」

そして数分もすると社員が演習場に案内された。

「ここが演習場Aです。」

「ありがとうございます。」

相変わらず真っ白な扉を潜り中に入るとそこは真っ白な空間だった。

「黒月くん。聞こえるかね?」

「はい。」

どこからか健二の声が聞こえた。

「健二さん。ここ、改良したんですね。」

「ああ、最新技術を取り入れて、ここをもっと高性能なものにした。まだ使ったことがないからテストも兼ねてお願いするよ。」

「了解です。それよりもどこからか見てるんですか?」

「上だよ、上。」

「上?」

視線を上の方へ向けると真っ白な壁の一部に硝子窓が見えた。

よく見ると硝子窓の向こうに3人の人が見えた。

「そこですか。」

「相変わらず目がいいね。君には毎度驚かされるよ。」

「そんなことないですよ。それに、最近視力が落ちてるんですよ。」

「ほう?それは大変だな。」

「全くですよ。それより、この部屋でどうするんですか?」

「おおっと、すまん。今する。準備はいいかね?」

「OKです。」

「ふむ、我々はここから見ているが気にせず戦ってくれ。」

そう言うと健二は部下の2人に指示をした。

社員がキーボードをカタカタと打ち、準備が終わると社員の一人が口を開く。

「投影開始します。」

そう言うと一つのボタンを押す。

すると朔摩が居た、真っ白な空間は徐々に森へと変化した。

「おお。これは凄いな。」

初めて見るのもに驚きつつも早速敵の反応を察知し、腰に吊るした鞘から剣を抜く。

「制限時間は5分だ。それまで無限に湧く人型ロボをどれだけ倒せるかという訓練だ。」

健二の言葉に朔摩は口端を吊り上げる。

「なるほど、」

剣を低く構えこちらに向かってくる人形を斬り倒す。

「ふっ!はあっ!」

次々と湧く機械人形を切り刻む。

機械人形が湧くよりも速く朔摩は機械人形を斬る。

残り時間わずかとなったところで、後ろに居た人形が剣を振り降ろすがそれを瞬時に避け、すさまじいスピードで疾走する。

人形はキョロキョロと朔摩の姿を捉えようと必死に頭部カメラを動かす。

そしていつの間にか人形の背後を取っていた朔摩が足音も立てずに素早く近づき、背中から剣を突き刺す。

すると人形は力が無くなり地面に崩れた。

そして丁度そこで終了のアラームが鳴る。

周囲の森が徐々に消えていき、真っ白な部屋に戻ると健二の声が聞こえてきた。

「終了だ。結果は152機…充分な結果だ。また記録を更新したな。」

「152…もっといけるか…」

「それでは、先ほどの場所で待ってるよ。」

「了解です。」

演習場を後にし、先ほどの部屋に戻って行った。

 

「どうだったかね?装備と演習場は。」

「ええ。とても良かったですよ。なんの問題もなく動けました。

それにしてもすごいですね。あの映し出された木、ちゃんと感触がありましたし。」

「あれは映し出すだけでなく、映し出された物はしっかりと質量を持っていてね。」

「そんなことができるんですね。」

「ああ、実はこの技術を今年やる"全国魔術競技大会"に取り入れようかと考えているんだ。一応スポンサーだからね。」

「そうなんですか。まあこれなら環境にも優しそうですしね。」

毎年大会になると対人戦の競技などの場所は森の中だったりする。

そしてその森の中で魔術を放つと当然木にも魔術が当たり燃えるなどの被害が起きて、競技が終わる頃にはほぼ全壊している。

そしてその度に主催側の魔術師が魔術を使い森を元に戻している。しかしそれでは手間がかかってしまう。と言われている。

しかし、この技術を使うと選択した場所をもう1度ロードし直せばいいだけになる。

 

時計を見るともう9時を過ぎていた。

早く家に帰り作戦の準備などをしないといけない。

「っと、そろそろ帰りますね。」

「ん?そうか。ではまた来てくれ。」

「はい、わかりました。それでは…」

健二に会釈をして踵を返し出口へと向かった───

 

幸奈は明日からある作戦の準備をしていた。

武器、装備品、治療具、食糧、着替え、など

必要と思うものを片っ端から荷物入れに突っ込み回復道具などはすぐに使えるようベルトポーチに入れる。

一通りの準備を終え、休憩をしているとふと朔摩の事を思い出した。

(結局、お礼できなかったなぁ…)

朔摩にお礼ができなかったことに肩を落としていると、ふと思いついた。

(明日は作戦当日だけど出発前に装備品のチェックがあるんだった!その時にお礼をしよう!もし出来なくても作戦が終わった時に言えばいいしね。)

これでやっとお礼ができるとご機嫌で準備を再開した。

 

ある程度時間が経ちふと時計を見たら日が変わりそうになっていた。

「わっ、もうこんな時間…はやく寝ないと。」

荷物を整理し、自室のふかふかのベッドに潜った。

 

─作戦当日─

 

装備品の点検が始まり、担当の人の前にはこれから作戦に向かう生徒達こ列ができていた。

これでは担当の人も大変だろうな…と1人考えていると自分の番に回ってきていた。

すぐに装備品を引っ張り出し目の前で広げた。

担当者は隅々まで調べ、悪いところや危険な部分がないか、安全性などをくまなく調べる。

(まあ昨日できたところだから欠陥はないだろうな。)

と内心ですこし笑いながら点検が終わるのを待った。

「─よし!異常はないね。これで終わりだよ。」

「ありがとうございます。」

踵を返し招集場所へ向かった。

集まっている生徒の大群の向こうには台に乗っている今作戦の隊長─(たまき)がいた。

(あの隊長すげぇ信頼が厚いんだな。まあそうでもないと隊長になんか選ばれないか。)

そう心の中で呟くと生徒達の集まっている場所から少し離れた柱にもたれかけて最終確認が始まるのを待った──

しばらくして周りを見回すとどうやら最終確認が始まっていたようだ。

急いで招集場所へ歩いていった。

「最終確認だがその前に各班のメンバーを言っておく──」

しばらくして全員の所属班が発表された。

(─なるほど…俺は第1班か。と、いうと今作戦の隊長の所属する班か。)

ふむふむとひとりで頷く。

(それで?たしかひと班に3年生と2年生が2人そんで1年生が1人…というか1年生にプレッシャー掛けすぎだろ。そういえば他の班はどうなってんだ?)

ぐるりと周りを見てほかの班はを確認した。

するとある一人の人物に目が止まった。

その人物はこちらを殺すような勢いで睨んでいる。

(うわ…アイツ、この前の…えぇと…高坂だ。)

面倒くさそうな顔でこちらも見ていると高坂は舌打ちをしてどこかへ行った。

(なんであそこまで嫌われてんだ…)

そんなことを考えていると背後から声をかけられた。

「あ、あの黒月君。」

なんだろう。と思いながらも振り向いてみるとそこには長い綺麗な白髪と驚くほどの美貌持った少女…幸奈だった。

朔摩は先日テロリストによって誘拐された生徒だと思い出した。

「あ、先輩。」と言った瞬間周りから槍のように鋭い視線が刺さった。それもそうだろう、何せ幸奈は学園内でとても人気がある人物だからだ。声をかけられた朔摩は周りの男達からは羨望や嫉妬等の感情を持った目に見られても仕方のないことだろう。しかし朔摩はそんなこと知っているわけがなく、朔摩は言葉を続けた。

「あの後大丈夫でした?」

「あ、うん。怪我はそこまでひどいものでもなかったから…」

「そうだったんですか。それは良かったですね。

ところで今日はどうしたんですか?」

「あ、そうだった!実はこの間のお礼をしたくてね。なかなか会えなかったし…お礼って言っても何すればいいか分からなくて…」

すると幸奈は姿勢を正し頭を下げた。

「この間はありがとう。あの時助けてくれなかったら私死んでたわ。だから本当にありがとう。」

朔摩は慌てたように両手を振った。

朔摩はお礼をされることが慣れていないせいか普段の落ち着いている雰囲気が崩れ、慌ててしまった。

「あぁ、い、いや…大丈夫ですよ。気にしないでください…ところで俺、名前言いましたっけ?」

はて?と首を傾げる朔摩を見て微笑みながら答えた。

「生徒会長から聞いたの。君にお礼がしたかったんだけど名前が分からなかったから。」

ああ、なるほど。と呟いていると幸奈が自己紹介を始めた。

「2年C組 白村 幸奈です。今回は一緒に頑張ろうね。」

朔摩も慌てて自己紹介をした。

「では、改めて…1年D組 黒月 朔摩…です。って<一緒>って?」

幸奈は首を傾げやがて、あぁ…と小さく納得する。

「私と君、同じ班なんだよ?」

「なん…」

─だと?─と後半は心の中で言った。

先日助けた先輩がよもや同じ班になるとは…

すると幸奈の手が朔摩に向かって差し出された。

どうやら握手を求めているらしい…朔摩も手を差し出した。すると周りの目が先程より強くなって刺さる。

しかし朔摩は気づかない。

「よろしくね、黒月君!」

「はい。こちらこそよろしくお願いします。」

お互いの手を握りあった瞬間2人の頭の中に電撃が走った。

そして周りの時間が遅くなったかのような感覚に襲われる。次々と身に覚えのない記憶が2人に流れ込んだ。

気がつくと俺はどこかも知らない場所に立っていた。

いつもより目線が低く、違和感がした。それに来ている服がやたらとボロボロだった。

─ねえ、きみはだれ?─

─え?─

顔を上げるとそこにはいままで見たこともない水色をした草原だった。そして目の前には今の自分と同じ位の身長をした白いワンピースを着た、どこか懐かしい少女が立っていた。

─ぼくは……だれ?─

─じぶんのなまえがわからないの?─

─わからない…なにも…─

─たいへんね。ねえ、わたしと一緒にあそばない?─

─あそぶ?それよりもきみはだれ?─

─まだなまえ言ってなかったね。わたしのなまえは……───

そこで視界が暗くなり途切れ、意識が現実に戻された。

(今の場所は?それに目の前の女の子は誰だ?)

(何…今の、今まで感じたことのない感覚だった。それに目の前の男の子って…黒月君?。ううん…似ていたけど…少し違った…それに年齢も全然違う…じゃあ誰?それに今のって私?)

頭が混乱しあれやこれやと考えていると徐々に頭が覚めていった、そして現状を把握した。

今、2人は手を握りあっている、それもガッチリと。

男女2人が握手をしたと思ったらいきなり固まりだしたのだ、怪しいにもほどがある。

これはいけないと2人はほぼ同時に手を離した。

「えっ…と…す、すみません…」

目を泳がせながら後頭部あたりをかいた。

「あ…うん。こっ…ち、こそ…ごめんね?」

この静寂に包まれた空気の中、1人の太い声が聞こえた。

その方向へ目線を向けるとそこに居たのは隊長である環であった。

「ではこれからタワーに向かう、皆しっかりついてきてくれ!!」

─おおおー!!─と今作戦の参加者たちが雄叫びをあげた。

さっきの出来事は忘れ2人も真剣な表情に切り替えた。

朔摩は三日前の隆一からの電話を思い出していた。

─今度の作戦に奴らが現れるかもしれん…十分に注意してくれ。─

(おそらく今回の作戦に奴らが来るのは間違いないだろう…作戦を邪魔するかもしれない、この人たちにはバレないように潰しておく必要がありそうだな。)

そう考えているうちに作戦メンバーはどんどんと進んでいた。

目的地の手前まではバスによる移動だった。

さすがに近づきすぎると危険なため、少し手前にあるキャンプ場に止まることとなった。

朔摩も第1班に続きバスへと向かった。バスは学年別のもので班メンバーとは別れてバスへと乗り込んだ。

しばらく目的地へ向かってバスの移動がはじまった。隣の席は運がいいのか悪いのか明だった。

「よっ。久しぶりだな。」

「朝あったばっかじゃないか。」

「細かいことは気にするなって。そういえばさ、なんであの塔って4、5年に1回しか入れないんだ?俺全然知らないんだ。」

「確か塔周囲にある悪性の魔粒子(エレメント)の濃度が異常に高くて誰も近寄れないんだ。そんで数年に一度魔粒子(エレメント)の濃度が薄まって人でも近寄れる位になるとか…まあ俺ら魔術使いみたいに魔粒子(エレメント)に適性があるならともかく適性がない一般人が近ずいたら骨すら残らず消滅するらしいけど。」

それを聞いて明は絶句していた。

「そ、そんなことになるのか…そう考えると俺らみたいに適性がある奴って凄いな。」

「まあそうだな。そもそも適性ないと魔術使えないし。」

「それにしても塔の中ってどんなのになってんのかな…ちょっとドキドキしてきたわ…」

「ちびるんじゃないぞ。」

「ちびられねぇよ!!」

「あー怒鳴るな怒鳴るな。ほらご期待の塔がもうすぐだぞ。」

窓へ視線を向けるとまだ少し距離はあるが今回の目標の塔が見えた。

全員がバスから降りて班で集合すると環がこれからの予定などを話始める。

「ひとまずキャンプに到着だ。ここからは魔獣出現の可能性もあるので徒歩で向かうことになる。」

「じゃあな朔摩。」

「ああ、またな。」

(いよいよ始まるな。今日から近くの野営地で寝泊まりするのか…)

風呂あんのかな…と緊張感のない疑問が朔摩の中に浮かんだ────

 

 




ヒロインが何故一つ年上なのかはただの私の好みです。
そして是非意見や感想などを聞かせてください!!どんどん書き込んでください!!中傷などはご遠慮ください。
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