ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】   作:グリム★

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キリクとの戦闘が終わり。

みんなのもとへと戻るキラ。

※8月29日修正


第十八話 ウィスキーピーク出港 ※8月29日修正

 頭痛が治まらない……記憶は戻ったのに何故だ……

 頭を抑えながらもと来た道を戻りキラはゾロの姿を探す……

 

「……ッ!?」

 

 痛みが激しくなり道端に膝をつく……

 大きく深呼吸し治まるのを待っていると……

 前方から誰かの呼ぶ声が聞こえる……

 視線を上げ前を向くとゾロがこちらに呼びかけていた。 

 

「おい!キラ!急げ!」

 

 それだけ言うとゾロはメリー号に向かい走り始める……

 何を急ぐのか……

 キラは言われたとおり痛みに耐えながらゾロの後を追う。

 なぜか船にはみんなすでに乗り込んでいた。

 船へとキラが到着すると無理矢理船へ押し込まれる。

 

 メリー号はすぐ出航する……何があったのか……聞きたいところだが……今はすべてがどうでもいい……

 船室の扉を開けるとキラはすぐさまハンモックへと横になる。

 頭痛のほかにも腹部に痛みがあるようだ……

 

 服をめくり腹部に手を当てる……抉られたような後がくっきりと付いていた。

 完全に防御したと思ったのだが……

 不思議なことに人間と言うものは先ほどまでは痛くはなかったのに傷を確認すると痛くなるものだ……激痛に顔が歪む。

 次は負けない……そう心に近いキラはゆっくりと目を閉じた。

 

 どれくらい時間がたったのだろう……ふと目を覚ますとサンジがキラの顔を覗き込んでいた……

 妙にサンジの顔が赤いのが気になるが……

 キラが目を覚ましたことに気づいたサンジが慌てて口を開く

 

「あ、朝飯できたぞ」

 

 ニッコリと微笑みキラは船室の扉を開けた……

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~デッキ~

 

 扉を開けるとルフィが朝食にがっついていた。

 クスクス笑いキラは席に着く。

 

「キラ!それもらっていいか!」

 

 ルフィがオムレツを指差しキラの方を見る。

 どうぞと言うと満面の笑みを浮かべ口に運ぼうとした瞬間…… 

 

『テメェは、食いすぎだ!』

 

 料理を運んでいたサンジに蹴り飛ばされる。

 皿を落とさず蹴るとはすごいバランス感覚だとキラが関心していると……

 ふと横にMsウェンズデーがいることに気づく。

 

「Msウェンズデー?何をしてる?」

 

 いつものふざけた格好ではない彼女に声を掛ける。

 普通の格好をしているとまだ少女だと実感した。

 

「あ、あの……」

 

 次の言葉を待っているとナミが口を挟む。

 

「キラ、これには事情があるのよ。」

 

 ナミからウィスキーピークでの一件を聞く。

 彼女が一国の姫……ネフェルタリ・ビビだと言う事……

 何故バロックワークスにいたのかと言うこと……

 彼女の国アラバスタの現状を……

 

 しばらく黙っていたキラは席を立つとビビの肩をポンポンと叩く。

 そして笑顔を見せビビに優しく声を掛けた。

 

「姫、この船に入れば安全ですよ。」

「ありがとう。でも、あなたたちに危険が」

 

 不安そうな顔をするビビにキラは首を横に振り気にしないでと告げる。

 温和なキラの性格にビビは少し安心感を覚えていた。

 サンジの手から料理の入った皿を取るとキラはビビの前へと置く。

 

「ウチのコック、バカだけど腕は一流なんですよ」

 

 ニッコリと微笑みキラはどうぞとナイフとフォークを渡す。

 ビビは一口料理を口にすると……美味しい……と声を洩らした。

 

「しっかりと栄養とらなきゃ、姫に倒れられたら俺達国のお尋ね者ですからね」

 

 キラがそう言うとビビは笑顔を見せる。

 やっと笑顔を見せてくれたビビにキラは胸を撫で下ろす……

 一国の姫がこんなに暗い顔をしていて言い訳がない……

 

 なぜか顔を真っ赤にしむくれているナミに歩み寄りログポースを確認する……

 次の行き先はリトルガーデン……

 表情を引き締めキラは強く拳を握り締めた。 

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