ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】 作:グリム★
船の針路はシェルズタウン。
海賊狩りのロロノア・ゾロとはどんな男なのか?
※8月9日修正
~シェルズタウン~
街の中央に聳え立つ海軍基地……下手な海賊じゃまず来ないだろうな……
ロロノアはあそこにいるのか……
コビーが基地を指差し口を開く
「あそこにロロノア・ゾロがいるはずです」
キラはルフィの方を見る。
「どうする?さっそく……」
「……腹減ったしまずは、飯にしよう!」
金はあるのだろうか……ルフィの前に次々に皿が積み上げられていく……。あきれながらその光景を見ているとルフィがキラに質問をする。
「なぁ。モゴモゴ……キラは、どこで楽器覚えたんだ?」
「確かに、すごく上手でしたね」
「とりあえず食べ終わってからにしろ」
食事が終わった後……キラは口を開く。
「……親父に教えてもらった」
「そっか。キラの親父は、すげぇんだな!」
ルフィから視線を逸らし深く溜息を吐く。
すごい……か……
「ただの音楽しか出来ないダメ親父だよ」
話題を変えるためルフィに質問をする。
「そういえば……どうやってロロノアを仲間にするんだ?」
「どうにかなるさ!」
笑顔で大きくうなずく。
対照的にキラは頭を抱え肩を落とす……すごく心配だ……
「あのな……そんな簡単に……!」
「ん?どうした?」
席を立ち店の出口へと向かう。
誰かに見られていた……まだ海軍には何もしていないはず……
「キラは、一緒に行かないのか?」
「ん?ああ……用事を思い出した。後でな」
「おう!」
店から出て一人小船をとめた場所へ向かう。小船へとたどり着き近くの木箱に腰を掛ける。
見られてるな……人数は3人いや4人くらいか……海軍ではなさそうだ。
こんなに気配を消せる奴は……たぶん……
一瞬だけ目線を気配と逆側に向け……地面を強く蹴り一瞬で隠れていた男の背後へと回りこむ。
「き、消えた!?」
1人の男の背後を取り腕を掴む……
「いつの間に!?」
「これは……やはりか……」
男の腕にはタトゥーがあった。それは過去に何度も見たことのある文字。
「”RUIN”」
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RUIN(ルイン)
崩壊を意味する裏組織
彼らの目的は、大海賊時代の終焉。
世界政府の破滅。
ルインの為の世界作ることを目的としている。
すべてがベールに包まれている。
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「何が目的だ?」
「さぁ……ねぇ!」
目を離した隙を付き男はキラの腕を振りほどき距離をとる。
「逃がすか!」
逃げた男の目の前へ移動し胸倉を掴み地面に叩きつけた。
地面は音を立て砕ける……
「言え……目的は何だ!」
「ククッ。さぁ?なんだろうな?」
「力づくで……!?」
拳を振り上げた瞬間、そいつは口から何かを吐き出した。
ビシャと地面に何かが落ちる。
吐き出したものに目をやると舌が地面に落ちている……。
この男は話ができないよう自分の舌を噛み千切ったようだ。
「ちっ!残りの奴らは!?」
周りに気配がない。
逃げたようだ……狙いが他にも……?
ルフィと合流するため……急いで海軍基地へと走る……。
ルフィがロロノア・ゾロと一緒にこちらへと向かって来た。
「ルフィ!こっち……!?
ドンという銃声が響くと銃弾がルフィの体に突き刺さる……
キラは怒りに震え目の色を変える……
「ルフィ!貴様!」
キラは屋根の上からルフィ狙撃した男との距離を一瞬でつめ……頭を掴み持ち上げた……
メシメシと骨が軋む音がキラの耳へと伝わる……
「う、うわああああああああああ!!!!」
グシャという音と共に男の頭が握りつぶされた。
鮮血が当たり一面に飛び散る。
周りに隠れていた。RUINの奴らが驚いて逃げ去ろうとするが……
『ゴムゴムの銃!!!』
『鬼斬り!!!』
『ぎゃあああああ!!!』
同じく相手との距離をつめていたルフィとゾロに一撃を浴びる……
「やるな。ロロノア・ゾロ」
「てめぇは?ルフィの仲間か?」
ルフィが目をキラキラさせながらこちらを見ている。
『キラ!お前、強ぇな!』
「俺も驚いたよ。まさか悪魔の実の能力者だったとはな」
ガッチリとルフィと握手をし再会を喜ぶ。
「おい、確かキラだったか?」
「ああ」
ゾロは、倒れている奴を突付きながら口を開き鋭い眼光をキラに向ける。
「こいつらは、なんなんだ?」
ルフィも首を傾げゾロを見つめた。
「さぁ、俺は知らねぇぞ」
「お前には、聞いてねぇ。キラに聞いてんだ」
彼らに話してわかるのだろうか……
偉大なる航路の人間にしかわからないことだが……
「ルインっていう俺の敵さ……巻き込んですまなかった」
深々と頭を下げる……
二人とも首を横に振り「気にすんな」と言っているが……これから先も旅の邪魔をしてくるだろう……
三人で小船に乗り込む……
人数が足りない……
「コビーは?」
「ん?いいんだ。行こう」
出航すると……コビーがルフィ達を見送りに港まで来ていた。
後から聞くとコビーは町に残り海軍見習いとして頑張っていくらしい……がんばれよ……コビー。
「いずれ俺らと戦うかもしれないな」
「シシシシ!だったらおもしれぇな!」
キラたちは次なる町に向けて帆を進める。
ギターを弾く。
コビーに聞こえるように精一杯友情の歌を歌った。