ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】   作:グリム★

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第三十三話 アルバーナへ

~ ビビ ~ 

 

 キラさんとはレインディナーズで別れ……ユバで出会ったラクダ……マツゲの友達であるヒッコシクラブの背に乗り反乱軍を食い止めるためアルバーナへ向かっている。

 アルバーナへ向かっている途中……私達はクロコダイルに襲われた……

 しかしルフィさんが一人クロコダイルへ立ち向かい、私達にアルバーナでの再会を約束し別れることになってしまった。

 その後ルフィさんがどうなったかはわからない……

 キラさんもあの後どうなったのだろう……話によればレインディナーズはクロコダイルの手により海に沈んだとサンジさんが言っていたが……

 

 暗い顔をし大きくビビはため息を吐いた。

 クロコダイルの言っていたことが頭をよぎる……「てめぇが無駄に犠牲を増やしたんだ!」

 自分は……また罪のない人を巻き込んでしまったのかもしれない……

 自己嫌悪で潰れてしまいそうだ……

 

 ヒッコシクラブはアルバーナへの道をひた走る……

 だが……もう時間がない……反乱軍衝突まであと……3時間……時は刻一刻と迫っていた……

 

「おい、ビビ……間に合いそうなのか?」

 

 ウソップが声を掛けるがビビは首を横に振り俯く……

 ここまできて……もう間に合わないのか……ウソップは地面を蹴り上げ怒りを露にする……

 このままでは多くの血が流れる……クロコダイルの計画どおりだ

 諦めかけた時……遠くのほうから砂煙がこちらへと向かってくる……

 それに気づいたナミがビビの肩をゆすり指をさす

 砂煙からあらわれたのは7羽のカルガモ……

 

「超カルガモ部隊!迎えに来てくれたんだわ!」

「ビビ!これで間に合うのか!?」

 

 大きく頷きビビはカルーへと跨った。

 ナミも違うカルーへと跨ると作戦を全員に伝える。

 全員が同じマントを被り敵を引き付けるそしてその隙にビビが南ゲートを通り反乱軍の元へと行くという作戦だ。

 健闘を祈り全員が顔を見合わせ頷く……

 船長、副船長不在のまま……作戦は決行された……

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~ ルフィ ~

 

 俺は……負けたのか……?

 遠くなる空を見つめルフィは太陽に手を伸ばす……

 体に力が入らない……

 蟻地獄へとどんどんと沈んでいく自分の体をルフィはどうすることも出来なかった。

 諦めかけたその時……ふと誰かに手を引かれ……砂から脱出する……薄れる意識の中助けてくれた相手にお礼を告げる。

 

「あ、ありがとう……」

 

 感謝の言葉を告げた相手は……ニコ・ロビンであった。

 彼女が何故ルフィを助けたのかはわからない……

 微笑を浮かべ……彼女はその場を去った……大きな隼に後を任せて……

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「ったく……お前のせいでベシャ濡れだ!」

 

 大声を上げキラは地べたに座り込むロベルトを睨みつける。

 何故濡れているのかと言うと……あの後2人でカジノを出ようと出口へ向かっている最中に爆発音と共に大量の水が流れ込んできたのだ。

 元はと言えばロベルトがすぐにカジノから出ようとしないせいだと……キラが何度も口にすると……

 申し訳ないという表情でロベルトは頭を下げた。

 だが……クロコダイルはロベルト共々キラを殺そうとした……最初から勝てるなどとは思っていなかったということだ。

 仲間も簡単に切り捨てる……キラが最も嫌いな人間だ。

 服を脱ぎ捨て絞り上げる……男とは思えないほど美しい白い肌が露になった。

 それを見ていたロベルトが顔を逸らし俯く……

 

「お前なぁ……男同士で恥ずかしがって気持ち悪いぞ……」

 

 呆れた表情を浮かべキラがそう言うとロベルトは再び頭を下げる……

 クスッと笑いキラは昔を思い出す……

 自分の部隊に配属されたばかりのロベルトもこうだったな……と……

 乾いた服を着て解けた長い髪を縛り……表情を引き締めると……ロベルトに尋ねる。

 

「アルバーナはどっちだ?」

 

 力強い眼差しにロベルトは昔死神と呼ばれた頃とは違う強さを感じた……

 仲間を思う心……守るべきものがある強さ……

 

「これが……本当の……強さ……」

 

 重い腰を上げロベルトは歩き出す……

 黙ってキラもその後を追う……目指す先はアルバーナ……

 

「待ってろよ姫……今行く……」




最後でやっと主人公登場

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