ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】   作:グリム★

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第三十四話 戦争

~ 反乱軍 ~

 

 興奮し暴れる馬の手綱を強く握り締め反乱軍リーダーであるコーザは戦争開始のタイミングを図る……

 反乱軍の戦士達も今か今かと鼻息荒く待ち続ける……

 

 ユバが水を失ったのは……国のせいだ……国王は狂ってしまった……

 常々コーザはそう口にしていた……しかし……彼の父であるトトはそれは違うと諭し続けてきたが……わかりあえることはなく……

 

 高々とコーザが剣を掲げる……

 

「行くぞ!全軍突撃!」

 

 掛け声と共に反乱軍は南ゲートへと向かった……

 

 

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~ ビビ ~

 

 たくさんの馬の蹄の音……男達の叫び声……

 それがだんだんとこちらへと迫って来る……

 南ゲートへと到着したビビは強く唇をかみ締め……その時を待つ……

 怖い……でも……みんながここまで自分を運んでくれた……導いてくれた……その期待を裏切ることはできない……

 遠方に砂煙が見える……

 ビビはゲート前に立ち叫んだ……

 

「止まりなさい!反乱軍!」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「おい……もう一回言ってみろ……」

 

 怒りの表情を浮かべキラはロベルトを睨みつける。

 殴られた頬を押さえ膝を地につけたままロベルトはもう一度はっきりと口にした。

 

「ですから……麦わらのルフィじゃクロコダイルには勝てません」

 

 そんなことは言われなくても薄々感づいてはいた……

 相手は王下七武海……こちらは3000万のイーストブルーから出てきたばかりのルーキー……

 勝機は少ない……

 ルフィが死ねば……ここで自分の旅は終わるだろう……だが……

 

「俺は……あいつに賭けてる……」

 

 それだけ言うとキラは城に向かい歩き始める

 大きく息を吐きロベルトは立ち上がるとキラの後を追う

 

「熱い男になりましたね……」

 

 クスッと笑いロベルトがそう言うと顔を赤らめキラは呟く

 

「うるせぇ……」

 

 

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~ 反乱軍 ~

 

 男達の掛け声とともに真っ直ぐ南ゲートへと突き進む……

 もはや彼らを止められるものなどありはしない……

 南ゲートが眼前へと迫る……

 

「このまま突き進め!」

 

 反乱軍リーダーコーザの掛け声に速度はどんどんと増していく

 

「止まって反乱軍……!」

「……声?」

 

 一瞬……ビビの声がコーザの耳へと届いた……

 だが彼らは止まらない……王国を正しき道へと導く為に……

 

 

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~ ニコ・ロビン ~

 

「今頃奴らは水の底か……ハッハッハッ!」

 

 クロコダイルは大声を上げ笑う……その光景を冷ややかな視線でロビンは見つめた。

 この男は最初からロベルトを信用していなかった……もしくは……

 

「”死神”が怖いの……?」

 

 疑問に思ったロビンは思わず口に出してしまう……

 宮殿を目指し前を歩いていたクロコダイルがゆっくりと振り返る……その表情は怒りを露にしていた。

 しまった……と口を押さえるがすでに遅く……クロコダイルの腕がロビンの首を締め上げる……

 

「てめぇだって知っているだろう……海賊王に最も近いと言われる白髭と互角に戦い……海軍3大将を打ち負かせたって言う伝説の男だ……」

 

 頷きロビンがクロコダイルの手を叩くとゆっくりと手を離す

 

「そんな奴とまともにやったんじゃ俺もただではすまねぇ……」

 

 決して負けるとは言わないところがクロコダイルらしいところである……

 だが何故3年間何の噂も聞かなかったのだろう……一説には死んだと言われていたのだが……

 

「奴は今度こそ死んだはずだ……豪腕もあれで中々の手だれだ……道ずれぐらいはできるだろう」

 

 そう言うと再び笑いながら宮殿へと歩き出す……

 この男の野望の前にこれで敵はいなくなったということだろう……

 自分もきっと利用され殺される……

 ロビンはいずれ来るであろう時に備えこっそりとナイフを懐へと忍ばせた……

 

 ついに宮殿の前とたどり着いた……野望達成まで時間は……ない……

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