ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】   作:グリム★

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ゾロを仲間にして先を進む一行。

航海士がいない中、まともに先へ進めるのか?

※8月15日修正


第三話 元副船長 ※8月15日修正

 コビーと別れて数時間後……

 ゾロがふと気づきルフィに声を掛けた。

 

「おい、これどこに向かってんだ?」

「ん?俺は、知らねぇぞ。キラがわかってるんだろ?」

 

 二人の視線がキラへ向けられる。

 

「さぁ?どこむかってんだろうな……ちゃんとした航海士仲間にしたほうがいいかもなぁ」

 

 2人と話しながらキラはカバンをあさり海図を探す……海を放浪していたときにある海賊船から拝借していたのだが……

 

「……あれ?」

「ん、どうした?」

 

 キラの様子を見ていたゾロが「まさか」という表情を浮かべ……次の言葉を待つ

 

「海図ないな……」

 

 肩を竦めキラはクスリと笑う。

 

『『笑いごとじゃねぇだろ!!!』』

 

 二人がキラの耳元で怒鳴った。

 

「お前ら人任せにしといてその態度はなんだ!」

 

 キラとゾロが言い合いをしている間でルフィの腹の虫が鳴る。

 その音で気が抜けたのか二人は言い合いを止めどすりと船に腰を落とす……

 

「腹減った……食いもん……」

 

 船に大の字に横になるルフィの頭上からキラがサラッと言う

 

「食料なんてない……金がないから買えないんだよ……だいたいお前は食いすぎなんだ……シェルズタウンでも……」

 

 そこまで言いかけるとキラの腹の虫も鳴る。

 

「言う気力もないわって……あれ?」

 

 先ほどまで隣で横になっていたはずのルフィの姿がなくなった。

 あたりを見回すが……いない……ゾロも異変に気づき辺りを見渡すが当たり一面海である。

 悪魔の実の能力者であるルフィが泳いでいるはずもない。

 

「あいつ空腹で海にでも飛び込んだんじゃ……」

 

 キラが不安に思っているとゾロが空を指差し声を上げる。

 

「キラ!上だ!」

 

 ルフィは大きな鳥に捕まっていた……

 大方「食料だ!」とか言って捕まえようとして捕まったとかそんなことだろう。

 それにしても人一人捕まえるとは……デカイ鳥だな……

 

「あのバカ!どうする?」

「どうするって、追うしかないだろ!」

 

 ゾロが必死に船を漕ぐ。

 キラも、船を漕ぐゾロを必死になって応援する……

 

「……って、お前も漕げ!」

「仕方ないだろ、体を動かすのは好きじゃないんだ」

 

 呆れてゾロが船を漕ぎ続けると……溺れてる3人組を見つけた。

 船でも盗まれたのだろうか?

 

『た、助げ……てぐで……』

「あ、死にそう……ロロノア助けたほうがいいんじゃないか?」

「あ!?知るか!急ぐぞ」

 

 血も涙もない……助けないわけにはいかないだろう……

 キラは、三人まとめて彼らを引き上げる。

 引き上げた途端3人の態度が急変し、腰からサーベルを抜き、キラに突きつけた。

 

「おい!俺たちは、道化のバギー……キ、キラ副船長?」

 

 しばらくそいつらの顔を見るが思い出せない……

 とりあえず状況を聞くため知ったかぶりをする。

 

「え?あ、ああ久しぶり」

 

 キラのその様子にゾロは大きくため息を吐く。

 他人から見るとかなり不自然な様子らしい……

 三人組はそんな様子にも気づかず会話を続ける。

 

「副船長!あんたがいなくなってから大変なんです!」

「そ、そうなんだ、よくわからんが大変そうだな」

 

 頷くキラにゾロが質問する……

 

「道化のバギーってのは、誰だ?」

「昔の仲間さ……」

 

 微笑ながらゾロの質問に答える。

 キラは三人の方を向きなおし質問した……

 

「そういえば……なんで海水浴なんかしてたんだ?」

「それが聞いてください!副船長!」

 

 こいつらが海水浴を楽しむことになった経緯を聞くとある女に騙されたらしいのだが……

 

 小船でぐったりしてた所を発見し金をやるから食料を分けてくれと言われ女の宝箱を確認をしているうちに船を奪われさらに宝箱は空。スコールに見舞われ転覆ということらしいが……

 

 海賊のくせにマヌケすぎる……ただその女……天候の読みはすばらしいな……

 

 「そう……」

 「おい、キラ。急がねぇとルフィを見失っちまう!」

 

 ルフィの姿がどんどんと遠ざかっていく

 あの鳥はどこに向かっているのだろう……

 キラは三人の方を見て指示を出す。

 

「おまえら元副船長命令だ!漕げ!」

「イエッサー!」

 

 三人で漕ぐだけあってなかなかのスピードだ。

 これなら追いつけるかもしれない……

 ゾロがキラを見つめ口を開く。

 

「副船長だったのか?」

「まぁ……な」

 

 クスッっと笑いルフィの後を目で追う……が……

 

「あ……ルフィが見えなくなった」

 

 ゾロが頭をかき大きく息を吐く……

 ここから先には……バギーがいる。

 海賊同士が顔を合わせるということは……何かが起きるということだ。

 

「いくぞ……」

「ああ、あくまでルフィを探すだけだ。無駄な戦いは避けよう」

 

 キラがそういうとゾロはフッっと笑う……戦闘は避けられそうもないようだ。

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