ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】   作:グリム★

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”ルイン”との戦闘が決着し、ルフィを探すキラ。

ルフィと再開は、果たせるのか?

※8月16日修正


第五話 旋律の男 ※8月16日修正

 ルフィを探し彷徨っているのだが……街がほとんど倒壊している……ずいぶんと派手にやったようだ……

 彼らは……手加減というものを知らないのだろうか……

 街を見回していると視線の先からルフィが走ってくる……後ろにはゾロとあの女もいるようだ。

 なぜか町の人々に追われている……これだけの騒ぎを起こしたのだ無理もないだろう……

 キラを見つけたルフィが叫ぶ。

 

「キラ!逃げるぞ!」

 

 コクリと頷き共に船着場まで走る……

 船着場に到着すると溺れていたのを助けたバギー一味の3人が小船の前に立ち塞がっていた。

 どうやら女に復讐したいらしい。

 

「待ってたぜ!どろぼ……」

「お前ら副船長命令だ!どけ!」

 

 キラが叫ぶと少し身を引くが……彼らにも意地があるのだろう。

 小船の前へ陣取り動こうとしない……キラは鋭く睨み付ける……

 

「う、うるせぇ!も、もう副船長じゃ……!」

「……なにか文句でも?」

 

 三人はブルブルとふるえ急ぎ海に飛び込む……

 船に乗り込み海に飛び込んだ三人を上から睨み付ける……彼らは気を失い……ゆっくりと沈んでいった……

 

 隣に泊めてあったバギーの小船にはあの女が乗りこちらの船と並走している……これから先の旅に付いてくるのだろうか……

 

 女の船をボーッっと見つめていると……ルフィがキラに声を掛ける。

 

「キラどこ行ってたんだよ」

 

 キラは微笑みポケットのガムの紙くずを握り締め……

 

「ちょっとやることがあったんだよ……」

 

 女は、黙ってキラの顔を見つめる……

 この姿には見覚えがある……金色の長髪を後ろで束ねるこの男こそ……イーストブルーで最も高額な男。

 

『旋律のキラ』

 

 手配書では帽子を被り顔は写っていなかったが……人違いではないはず……一度だけ見たことがある……

 

「よろしく……ナミちゃん」

「え!?う、うん。よろしく……」

 

 ナミと呼ばれた女の声が震える……高額な賞金首とは思えないくらいの物腰の柔らかさ……だけどどこか危険な感じ……

 ルフィがそれを感じとりナミに声を掛けた。

 

「どうした?震えてんぞ?」

「な、なんでもないわよ」

 

 キラがナミの小船へと飛び乗り……顔を近づける……

 

「な、何……?」

 

 ナミの顔がみるみる赤くなっていく……キラとの顔の距離がどんどんと近くなる……美しい整った顔立ち……人懐っこい笑顔……

 彼は……そっと……耳元でささやいた……

 

「大丈夫。アーロンのことは黙っておいてあげる」

「な、なんのことかしら……」

 

 この男はすべてを知ってる……敵意剥き出しでキラを見つめる。

 ナミにはキラが何を考えているのか、さっぱりわからなかった。

 ここで自分の存在を何故2人に明かさないのか……

 

「俺はルフィを海賊王にしたい……その手助けをしてくれればいい」

「えっ……?私が……?」

 

 この男は何を言っているのか……何故自分に?

 しばらく困惑の表情でキラを見つめるが……柔らかい表情に段々と警戒心が解かれていく……

 心を許してはいけない……そうわかっていても……この男の前では……すべてを許してしまう……

 

「君の航海術が必要なんだ。いいだろ?」

 

 微笑みながらナミに問いかける……

 この笑顔に私は……だまされているのかもしれない……でも……

 

「か、考えといてあげる……」

 

 顔を朱色に染めナミは答えた。

 キラはナミの答えを聞くとギターを取り出し軽く弾く……

 

「新しい仲間のお祝いだ……一曲奏でよう」

 

 ルフィは笑顔でバンバンと手を叩く

 

「よっ!待ってました!」

 

 祝いの歌を歌う……新たな仲間の誕生を祝う歌……

 新たな仲間がどんな問題を抱えているか……それを知っても……彼らは彼女を仲間と呼ぶことが出来るだろうか……

 

 ナミはこっそりとカバンから手配書を取り出し……確認する。

 手配書にはアーミー帽を深く被り顔を隠した長髪の男が載っていた……

 

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 旋律のキラ

 

 懸賞金:5000万ベリー

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