ONE PIECE~海賊王への導き手~ 【にじファンから移動】 作:グリム★
ルフィと再開は、果たせるのか?
※8月16日修正
ルフィを探し彷徨っているのだが……街がほとんど倒壊している……ずいぶんと派手にやったようだ……
彼らは……手加減というものを知らないのだろうか……
街を見回していると視線の先からルフィが走ってくる……後ろにはゾロとあの女もいるようだ。
なぜか町の人々に追われている……これだけの騒ぎを起こしたのだ無理もないだろう……
キラを見つけたルフィが叫ぶ。
「キラ!逃げるぞ!」
コクリと頷き共に船着場まで走る……
船着場に到着すると溺れていたのを助けたバギー一味の3人が小船の前に立ち塞がっていた。
どうやら女に復讐したいらしい。
「待ってたぜ!どろぼ……」
「お前ら副船長命令だ!どけ!」
キラが叫ぶと少し身を引くが……彼らにも意地があるのだろう。
小船の前へ陣取り動こうとしない……キラは鋭く睨み付ける……
「う、うるせぇ!も、もう副船長じゃ……!」
「……なにか文句でも?」
三人はブルブルとふるえ急ぎ海に飛び込む……
船に乗り込み海に飛び込んだ三人を上から睨み付ける……彼らは気を失い……ゆっくりと沈んでいった……
隣に泊めてあったバギーの小船にはあの女が乗りこちらの船と並走している……これから先の旅に付いてくるのだろうか……
女の船をボーッっと見つめていると……ルフィがキラに声を掛ける。
「キラどこ行ってたんだよ」
キラは微笑みポケットのガムの紙くずを握り締め……
「ちょっとやることがあったんだよ……」
女は、黙ってキラの顔を見つめる……
この姿には見覚えがある……金色の長髪を後ろで束ねるこの男こそ……イーストブルーで最も高額な男。
『旋律のキラ』
手配書では帽子を被り顔は写っていなかったが……人違いではないはず……一度だけ見たことがある……
「よろしく……ナミちゃん」
「え!?う、うん。よろしく……」
ナミと呼ばれた女の声が震える……高額な賞金首とは思えないくらいの物腰の柔らかさ……だけどどこか危険な感じ……
ルフィがそれを感じとりナミに声を掛けた。
「どうした?震えてんぞ?」
「な、なんでもないわよ」
キラがナミの小船へと飛び乗り……顔を近づける……
「な、何……?」
ナミの顔がみるみる赤くなっていく……キラとの顔の距離がどんどんと近くなる……美しい整った顔立ち……人懐っこい笑顔……
彼は……そっと……耳元でささやいた……
「大丈夫。アーロンのことは黙っておいてあげる」
「な、なんのことかしら……」
この男はすべてを知ってる……敵意剥き出しでキラを見つめる。
ナミにはキラが何を考えているのか、さっぱりわからなかった。
ここで自分の存在を何故2人に明かさないのか……
「俺はルフィを海賊王にしたい……その手助けをしてくれればいい」
「えっ……?私が……?」
この男は何を言っているのか……何故自分に?
しばらく困惑の表情でキラを見つめるが……柔らかい表情に段々と警戒心が解かれていく……
心を許してはいけない……そうわかっていても……この男の前では……すべてを許してしまう……
「君の航海術が必要なんだ。いいだろ?」
微笑みながらナミに問いかける……
この笑顔に私は……だまされているのかもしれない……でも……
「か、考えといてあげる……」
顔を朱色に染めナミは答えた。
キラはナミの答えを聞くとギターを取り出し軽く弾く……
「新しい仲間のお祝いだ……一曲奏でよう」
ルフィは笑顔でバンバンと手を叩く
「よっ!待ってました!」
祝いの歌を歌う……新たな仲間の誕生を祝う歌……
新たな仲間がどんな問題を抱えているか……それを知っても……彼らは彼女を仲間と呼ぶことが出来るだろうか……
ナミはこっそりとカバンから手配書を取り出し……確認する。
手配書にはアーミー帽を深く被り顔を隠した長髪の男が載っていた……
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旋律のキラ
懸賞金:5000万ベリー
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