次の日、オレたちは何事もなかったかのようにいつも通りに登校している。
「それで勇樹君、君にはその時空鍵と言うのがあるの?」
太田さんは昨日、司令官から聞いた「オレが時空鍵がある」ことに驚いているのか、オレに質問してきている。ま、まあ間違っていないが。
「あ、ああ。そうだけど?」
それを聞いた彼は「そうなんだ!」と目をキラキラと光らせる、そしてそれを聞いた暗山さんは「そうなんだ」と答えた。
「ああ、それにしてもすごい技術者がいるのは初めてかもしれない。いや、もしかしたらあのようなバギーは勇樹君が初めて作った機能があるかも!!」
太田さんは言葉のマシンガンをドンドンと言い放っている、この人、いったい何者なんだ?
「し、しかし太田、本当にそうかどうかはオレは分からないよ」
オレは戸惑っていると、突然生徒の一人が「あれ、お姉さまじゃないか?」と言ってきた。て、お姉さま?
すると、暗山さんが「お姉様!?」と反応すると窓側に走って何かを見る。
オレも何かと思い急いで外を見ると、そこには紫色のロングヘアをした女性がこの学園へやってきている。いったい誰だ?
「お、太田さん、いったい誰ですかお姉様って」
オレは太田さんに質問すると、彼は「すか、勇樹君は初めてだから仕方ないね」と解説する。
「お姉様は僕たちの先輩、佐々木桜さんは世界で有名な女優でね、学校に来るのはほんのわずかしかいない先輩なんだ」
それを聞いたオレは「そうなんだ」と驚いた、そして彼女は俺を見ると突然ほほ笑む……て、オレ!?
「お、おおおおお、太田さん。今オレを見てほほ笑んだが!?」
「え、あー、そうだね……。あれは」
太田さんはオレの言葉に気づいたのか、苦笑いで答えようとした瞬間。
「どいたどいたー!! 学級新聞部の
突然教室の扉が開くと赤色のショートヘアーをした女性がやって来た、腕に学級新聞部の腕章をしている。
「あなたが一昨日の転校生、石川勇樹君ね。わたし、学級新聞部の2年煙草組の益子峰、よろしくね」
益子先輩はそう言いながら名刺をオレに渡す、てか名刺って。
「は、はあどうも」とオレは答えると、益子先輩は「それじゃあ早速質問よ」と言い出す。まあ学級新聞の取材だったら少し答えるしかないね。
「あなたがここに転校した理由、あなたの好き嫌いに特技や身長体重に家族の構成は? そして好きな人は、いなかったら好きな人のタイプは?」
「ちょ、ちょっと待ってください!!」
一度に言うな、答えにくいだろうが!!
まあ、好き嫌いに身長と体重を答えたとたん。チャイムが鳴ったため何とか難を逃れた。すると太田さんと暗山さんは。
「それじゃあ勇樹君、僕と伊江は勇樹君とは違って別の教室だから」
「そうだったな、そんじゃあ勇樹。昼飯に4オータムに来いよ」
そう言うと教室へと行くのであった。それにしても、4オータムってなんだ?
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昼休み、オレは4オータムという言葉に悩みながら歩いている。ただ、4と言うことは階数の可能があるから4階へと行く。
だが、オータムと言う意味が分からない。
「なんだオータムと言う意味は、扉が紅葉型でもなく色が秋の色じゃなかったら……」
そう言って考えていると、太田さんがやって来た。
「あれ、勇樹君。どうしたのこんなところで?」
「太田さん、実は先ほど言っていたオータムの意味が分からなくて」
それを聞いた太田さんは「ああ、なるほど」と理解したのか、オレの手を繋ぐとこの学校の一番端っこへと連れて行った。
ここは、確か空き教室じゃなかったか?
「ここだよ、伊江が言っていたのはこの教室。今は誰も使っていないんだよ」
それを聞いた俺はなるほどと理解した。オータムは日本語で言うと確か秋だったな。
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ガラッと教室を開けてみたのは、青色のビニールシートにガスコンロ、布団にテントに飲料水に冷蔵庫……ておい、これどこかのホラー学校生活かよ。
「お、太田、勇樹も。ここに来たのか」
「うん、でも勇樹君はどこの教室か」
太田さんの言葉に暗山さんは「なはは、そりゃすまんかった」と笑った。
それを見た太田さんは「もう、今度は分かる言葉にして」と叱った。
オレはいつも通りお弁当(今日は時間があったから本格弁当を作って来た)を出して食べる。
そう言えば太田さんたちは。
「太田さんすごい量だね、オレなんか生姜焼きとハンバーグを作ってきたんだけどそれ以上だね」
「おいおい、それは言えるかよ。かつ丼大森とハンバーガ2つ、そしてポテチ1袋だけど。それだけでも多いぞ!!?」
「逆に伊江はおにぎり4つとカツサンド2つって少ないような」
「う、うるせぇっ!!」
それを聞いたオレは確かにと思う、てかどっちもどっちだけどね。
そいえば、空き教室は勝手に使ってもいいのかな? 疑問に思った俺は太田さんに質問した。
「太田さん、ところでこの教室勝手に使ってもいいのかな?」
「うん、ここ? 生徒会の会長から許可はとったから大丈夫だよ。あとこのシートにコンロに布団とかは会長たちが使わなくなったものだからってもらったよ」
使わなくなったって、ここの生徒会はいったいどんな人なんだ?
まあそれ置いといて、今後どのように行動するかオレたちは相談していく。
「今後の活動だが、いったいどうすればいいのかな?」
「ん、そう言えばそうだね。今後の活動」
「できれば目立たないほうがいいな、行事や病気だったならんとか行けるけどな……」
オレたちは必死に考えていくが、なかなかこれだという手段がないな。
そうしているうちにチャイムが鳴った。どうやら急がないとな。
「そんじゃあ明日もここに集合ですか?」
「うん、できるだけ他のみんなにばれないようにお願い」
「それじゃあ太田に石川、また明日」
オレたちは急いで空き教室から出て教室へと戻っていく。急いで降りていく途中、着物を来た者たちやサッカーにユニホームを来た者にちびっ子たちが見えたが気にはしなかった。
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「あー、今日もつかれた……」
オレは学校から出て寮へと帰っている、すると後ろから「うっそー、それ本当?」や「ほんとほんと、わっち見たんだよ!」と声がした。まあ気にはしなかったが。
振り向いてみると、さっき教室に向かっている途中で見かけたあのちびっ子ども、そう言えばあの人たちの腕にはピンク色のハート模様をした腕章をあいつらしているな。
って、なんでオレの後を追っているんだ? 偶然か?
そうしていると、オレは寮に着い……おい、なんでここに? ストーカーか!?
部屋に入ろうとしていると隣の部屋に入っていった、どうやらここの人だな。
「さーて、明日の用意をするか……」
ドンガラガッシャーン!!
なんだ、って、何だこの音は。隣の部屋から落としたけど!?
『もー大丈夫!? すごい落したけど』
『大丈夫大丈夫、鍋やフライパンを落としただけ』
『鍋は落としただけでヒビ入らへんで』
『いや、金属だから安心して!』
隣に部屋から4人声がした、どうやら鍋などを落としてしまったようだ。
すると『隣は男子だからいるから気を付けて~』とか『お料理の内容効いてたりして~』とか声がした……ん、今何か変なことを言ったのでは?
まあそれは置いといて、今夜の夜ご飯を作るとするか。
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次の日、オレはいつも通り学校に登校していると。あのちびっ子たちがやって来た。
朝からわいわいがやがやと話しているから結構うるさい、それにしても元気がいいやつらだ。
「それで機能の映画はねー」
「それじゃあ明日は」
「今夜は鍋にしたらええなぁ~」
「奏はお好み焼きがいいな~」
結構です、てか横並びしているけど危険だからよい子はやるなよ。
そう言えば、この前の赤城さんたちが探していた道具。その中に確か……。
待てよ、それを作って改造して……。
「そうだ、それがあったんだ!!」
オレが何か閃いたのか、声を聴いたちびっ子たちは驚いてしまった。ごめんな。
「そうと決まったら、急いでいくか!!」
オレは急いで太田さんと暗山さんのところへと急いでいくのであった。
その時、後ろからある人に付いて来られることに気づかづに。
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「時空と空間を超える道具を探してほしい…なるほどね」
25世紀に行きオレたちは時岡司令官にある話をし、司令官は眉をひそめる。
だが司令官はふふッと笑いながら「それは面白いな」と言うと、こう答える。
「それだったら、この本部のどこかにそのリクエストと同じ道具があるはずだよ」
それを聞いたオレたちは「ありがとうございます」と揃えてお礼をすると同時に、急いで道具を探し始めた。
数十分間、オレたちはいろんなところを探していると、太田さんが「勇樹君、こっち!!」と声がしたため来てみると、彼がいたところは『修理室』と描かれた部屋で、中はまだ見たこともない物がたくさんある。
そんな中、太田はある物を見つけた。見つけたのはダイヤル型だが赤と黄と緑色の3色型のダイヤルを見つけた。
「勇樹君、これってもしかして」
「ダイヤル型…だな、でもこれって役立つのか?」
太田さんと暗山さんはそう言いながら見ているが、役立つかどうか試す必要はあるな。
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「えっと、説明書によると。この道具は『超空間通信ダイヤル』って書いてるな」
次の日、オレたちは学校の空き教室でためにし使ってみるため、休みの日にきて実験してみる。
この道具は、裏が吸盤になっているので取り付けは簡単だが。金庫の様にダイヤルで部屋を登録するのが大変。
太田さんは「これなら大丈夫だよ」と言いながらカチカチッとダイヤルを動かしている、すると。
カチカチカチッ、カチカチッ……カコンッ!!
「登録で来たよ!」
太田さんの言葉にオレは「ええっ!?」と驚くが、教室の扉をガラッと開けるとそこは25世紀の時空管理局へと繫がった。
それにしても太田さんはすごい腕を持っているね。
「そうだ! この空き教室、休み時間の間だけオレたちはここに集合するってことはどうだ?」
「うん、それはいいね!」
暗山さんの提案に太田さんは喜んで同意した、もちろんオレも賛成するけどね。
これで、オレたちの秘密の教室が完成した。
だが、オレはここで知らなかった。
この時、後ろからある人物がついて来ていることには。
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