「3年煙草組の、百合子=ビューティーさん?」
「は、はい! 私は百合子=ビューティーです!!」
恥ずかしそうに答えたのは、背が高く水色の三つ編みをした少女、百合子本人。
「I城から来たんだ、結構遠い所ですね」
「確か、ここからI城までって…2時間ほどあるわね」
伊江と桜は感心するかのように言っていると、百合子は「い、いえいえ」と否定する。
「お姉ちゃんたちがいたため、10分ほどで移動してきました…帰りはタクシーでしたが」
「行きは超人で帰りは一般って、どんな人だ?」
彼女の言葉に勇樹はジト目で見て答える。彼女の一家はどんな能力があるんだ?
「そう言えば、百合子先輩の能力と動物は?」
「私ですか、私は
百合子の言葉に伊江は「確かに」と答える。
能力者基、
「ミツバチでしたら、普通は見つ系か虫系の能力を得るんですよ。どうしてこれが?」
「まぁまぁ、落ち着いてください先輩さん」
百合子の不満に、小森は落ち着かせるかのようになだめる。すると。
キーンコーンカーンコーン…。
チャイムの音が学校のスピーカーから響いた。この合図はもうすぐ昼休みが終わる合図だ。
「もうこんな時間か? 短かったなぁ」
「仕方ないよ伊江、お弁当を食べながらだったから短いのも当たり前だよ」
太田は伊江に向けて言うと、彼女は「そう言えばそうだな…仕方ねえな」と納得したように答える。
「それじゃあ、また明日」
「はい、百合子先輩もここでいいですか?」
「賛成です! あ、今度はお弁当を持ってきますので待っててくださいね」
百合子はそう言うと、みんなは教室もに戻っていった。
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「えっと、魔法学校の特別入学っと…」
その日の夜、勇樹は学園のことが気になったのか。近くの家電でパソコンを購入し、魔法学校を調べている。
「確かこのサイトに…あ、あった」
サイトを見つけてクリックすると、そこには『新たな魔法使いを募集中!』と表示されていた。
「これが魔法学園か…面白そうだな」
サイトの情報の内容によると『魔法学園は化学があまり発展していない代わり、魔法という不思議な力が発展している。そして、外の世界にも魔法が使いたい人がいたら、入学歓迎』と書かれている。
魔法が使える人がいれば入学が可能、と書かれている。それを見た彼は「どんな学園かな」と思いながら夜は明けていく。
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そして、次の日珍等師学園高等部にて。
勇樹たちは登校していた。小森に関しては、ふらふらと歩いている。顔色も悪くお腹を押さえていた。それを見た桜は。
「小森、あなたまさか」
「昨日から元気に聞くというドリンクを大量に飲んだ…逆に下した、腹が痛い」
小森の言葉に、彼女は「全く」と頭を抱える。このような桁違いをする人は初めてだ。
「それよりも来たか太田、今日魔法学校の校長である『ウラディスラフ = マルィシェフ』がやってくるってさ!」
「その人、確か年に1度この学園にやってくる人だね」
太田の言葉に、伊江は「そうそう!」と答える、すると。
「おはようございます!! みなさんっ!!」
後ろから声がしたため何かと見てみると、百合子元気よくやってきた。
「お、おはようございます…百合子先輩」
「はい! 今回は魔法学校の校長がやってきますね? ね?!」
グイグイと近づいてくる彼女に、勇樹は「は、はい」と答える。
「よーし! 失敗しても私は負けません、例え、水戸さんたちに屈辱されても…がんばります!」
百合子はそう言うと、入り口に入って教室へと走っていった。途中、風紀委員に「廊下は走らない!」としかられる声がした。
「あら、あの先輩ったら」
「ふふ、前より元気がいいな」
「そうですね」
桜たちはそう言っていると、小森が「あ、おなかが…!」と慌ててお手洗いに走っていく。
それを見た伊江は「全く」と困りながらも、彼らも教室へと入っていく。
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「けっ、こいつがなんだ」
それを見ていた水戸は、イライラするかのように本を広げると、そこには『魔法学校が外の世界から生徒を募集理由』と書かれている。
「水戸と同じクラスに百合子がいたのは知っていたが…これにやられるのか?」
「やられるかどうかわからんが、まぁ水戸さんの能力『
尾張と紀州がそう言って本を見る、そこに書かれていたのは。
『魔法学校が外の世界から生徒募集している理由、それはこの世界が貧相化しているから。長年続けている伝統も、生徒の減少によって学園維持が難しい。そこで外の世界から生徒を募集するという手段を考え付いた。それをすれば魔法に興味がわく生徒出てく―』
「魔法学園の資金問題…アタイにかかれば簡単なんだよ…!!」
水戸はそう言うと、手にしていた本が金色に輝き。延べ棒へと変化した。
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