『続きましてベジータ選手の出番です前に出て来て下さい、くれぐれも観客席に当てないで下さいねベジータさん』
「安心しろ今はバビディーに操られていない」
そう言うとベジータは広場に向かって歩き出す。
「パパってエクスプロージョン撃てたんだねママ」
トランクスは無邪気に喜んでいるその数十秒後に悲惨な現実が待っているとも知らずに。
「そうね私はベジータが周りの人達を巻き込まないか心配だわ」
(お主らそんなに呑気にしとる場合か!!!)
トランクスとブルマの頭の中に大声が響き渡る。
「ちょっと誰ようっさいわね!!」
「この声界王様の声だよママ」
(いいかよく聞けお前達ベジータの使うファイナルエクスプロージョンは魔人ブウと戦った時命を代償に撃った技なんじゃ)
「つまりパパは死ぬつもりなの!!?」
(そうかもしれん)
「大変パパを止めなくちゃ!!」
トランクスは観客席から飛び上がりベジータの元に向かう。
「パパ待ってもしかして死ぬつもり!?」
「トランクス何故お前がそれを?」
「界王様から聞いたんだ!!パパが魔人ブウに使ったファイナルエクスプロージョンを撃とうとしているって!!!」
「ちっ!!界王の野郎余計な事を言いやがって!!」
「別に死ななくて良いじゃん大会は負けちゃうけどもう帰ろうよ」
「いいかトランクス俺はサイヤ人の王子ベジータだ!!
カカロットに負け続けてはいるが何処の馬の骨と知らん奴に負けるぐらいなら死んだ方がマシだ!!!」
「パパ…」
ポン
ベジータがトランクスの頭の上に手を置きゆっくりと語る。
「トランクスお前もサイヤ人の血を受け継いでいるのなら誰が相手でも負けない強い男になれ」
「パパ…」ビシュ!!?
ベジータがトランクスの首に手刀を当て気絶させた。
「トランクス…ママと元気でな」
「ベジータ…」
2人が会話している間にブルマが近づいていた。
「すまんなブルマ…トランクスを頼む」
「どうせ止めても行くんでしょ、なら精一杯頑張って優勝しちゃいなさい」
「ああ」
全く俺には勿体無いぐらいのいい女だぜ。
この命に代えても俺はこの大会で優勝してやる。
その様子を観客席の一番上からピッコロと悟空が見守っていた。
「ベジータめ勝つためなら己の命すら投げ売るか、孫止めなくていいのか?」
「ベジータはこの大会の優勝に命を懸けてるならオラが言ったところで止まらねーよ、それにオラだってあの場合なら同じ事をすんだろうしな止める訳には行かねえよ」
「そうかつくづくサイヤ人ってのは闘いが好きなんだな」
トランクスをブルマに預けたベジータは広場の中央に向かって飛んで行った。
「いいかよーく見やがれ!!サイヤ人の王ベジータ様のエクスプロージョンを!!」
ベジータの周りが金色に輝きだし大量のエネルギーが集まりだした。
「あの時は命を懸けても魔人ブウには敵わなかったがこの大会で俺は優勝を果たす!!」
ベジータはただなんとなく観客席の一番上の方を向いた。
(カカロットそうか来ていたのか!!ならよーく見ておけこのベジータが真のナンバーワンだというところをな)
「ファイナルエクスプロージョン!!!!!!!!!」
ベジータの命を懸けた一撃は広場を飲み込み観客席まで飲み込もうとしていた!!
「孫あの爆発を止めないとここにいる者全てが死ぬぞ!!!」
「分かってるいくぞピッコロ!!」
そういうと悟空とピッコロは広場の周辺をバリアで囲った。
「ぐぎぎぎ、なんて威力だベジータの野郎ここまで強くなっていたのか!!」
「そりゃそうだなんせオラより先にウィスさんの元で修業してたんだからな!!」
ピキ!!
「まずいぞ孫!!バリアが壊れかけてる!!」
「ベジータの本気なんだこっちも本気で行くぞピッコロ!!」
悟空の身を覆う気が白から青へと変わり、その髪も黒から青に変わった。
神の気を纏ったスーパーサイヤ人ブルー孫悟空の最強形態だ!!
「だありゃああ!!!」
悟空はバリアを更に強化したがバリア内の膨大なエネルギーを抑えることができないでいた。
「だめだフルパワーでやってんのに抑えることができねー!!バリアが崩れんぞ!!!!」
パリン!!!
そんな音と共にバリアが砕け散った。
「ウィス分かってるな」
「はい!ビルス様」
コンコンと杖で地面を叩く音が聞こえた、するとバリアが元に戻りバリア内のファイナルエクスプロージョンが小さくなりベジータの姿が現れた。
「な!?どうなっていやがる俺は確かにファイナルエクスプロージョンを撃った筈だ!!?」
何故生きているか困惑するベジータに突然やってきたウィスが説明しに来た。
「ブルマさんに頼まれたんですよベジータさんを助けてくれって」
「ブルマが!!」
「ええ、助けてくれたらおいしいチョコレートパフェなる物をご馳走してくれるとおっしゃるものですから慌ててここまで来たんですよ」
「そうかつくづく俺には勿体ない女だぜ」
『えー何が起こったんでしょう』
「突然爆発が消えて知らない2人がベジータ選手の前に現れたんですよねめぐみんさん」
「ええですがさっきの爆裂なかなかの威力でした、しかも永遠のライバルの張った最強のバリアを破るこれほどまでに熱いシチュエーションはありません!!」
「今の現象分かったか白」
「多分?・・・時間・・巻き戻した?」
(でしょうね時間を止めることならアインズ様もできるしかし時間を巻き戻せるとはしかもたった一瞬で超位魔法を発動した?いや魔法を使ったようには見えなかった!!
ならば武技と同じで我々の知らない未知の力を使ったというのか?)
審査席で各々がウィスの使った技がどのような技か考えながらベジータの点数を出していく。
『では審査員の方々得点をどうぞ!!』
「150点ですね物凄い爆裂でした肌に伝わる魔力(気)が尋常でなく私の魔力遥かに上回っていましたそれに永遠のライバルを超えるという熱い展開にプラス50点です」
「165点今の爆裂は確かに凄かった正直俺たちと一緒に魔王を討伐して欲しいレベルの爆裂でしたそれに不器用な男の生き様や家族を愛している姿を見てプラス65点出しました」
「130点確かに今の爆裂は先ほどのルイズ選手を上回る威力でしたそれに私もめぐみんさんと同じようにライバルを超える展開は好きです!なのでプラス30点
「87点・・・ライバルに・・・追い・・越されない・・ようガンバ」
「92点まさしく最強と言っても過言ではないほどの威力でしたが途中で消えたのが残念でしたね」
『全ての得点と意見が出揃いました!!では合計点数の発表です!!!!合計点数は622点ルイズ選手を上回った!!!!!現在の一位はベジータ選手です!!!』
「ムキー!!負けたーー!!」
「残念だったなルイズ」
「元気を出してくださいミスヴァリエール」
負けたルイズをサイトとシエスタが慰めている。
『では次はアインズ・ウール・ゴウン選手の番なのですが時間が来たためにまた次回になります!ではさようなら』
「あの瞬間確かにベジータは孫お前を越したな」
「ああ、だがオラだってすぐに追い抜いて見せるさ!あともう少しでスーパーサイヤ人ブルーを超えられそうなんだ!」
「なに!?それは本当か」
「ああ!ベジータのあの力の源は感情によって引き出された物だオラはそこにブルーを超える可能性があると見ている」
以上悟空とピッコロのその後の会話でした。
もしかしたら別の小説でブルーを超えるスーパーサイヤ人を書くかも?