※レ・リーグはパワフル発足リーグです。チーム名(都道府県設定)を若干変更しております。
ドラフト前日になり各スポーツ番組やスポーツ紙は、その話題で持ち切りだった。その中でも新堂と黒刃の二人の注目は特に大々的に報道された。黒刃は横浜をはじめ多くの球団との重複が予想されている。新堂は、巨人が指名濃厚やヤクルト、楽天も興味と記されている。プロ野球は3リーグ、セ・リーグ、パ・リーグ、レ・リーグの計18球団で構成されている。それらの球団に若者たちの命運がかかっている。
【スポーツニュース】
キャスター「今日の特集は明日に迫ったドラフト会議です。中でも注目は黒刃健一、新堂和也の神奈川のBIG2がどの球団に指名され、射止めるのか非常に注目されています。
新堂は、スポーツニュースをじっと眺めていた。
「いよいよ明日ね」
和也「母さん」
母「心配しても仕方ないでしょ。運命に身を任せるしか」
和也「それは、分かってるけど。母さん俺・・・」
母「分かってるわ。あなたが巨人に憧れていたのは小さい頃から知ってるもの。横浜を離れるのは寂しいけど、東京ならすぐだし」
和也「母さん」
そうする間もなく運命の日は訪れた。ドラフト会議はテレビで全国中継される(1位指名のみ)僕は中継を学校で見ながら戦況を見つめる。
上坂「緊張するか和也」
新堂「いや、まあ」
【TV中継】
実況「皆さまお持たせしました。今日、プロ野球を夢見る若者たちの運命の扉が開かれます。注目は神奈川を沸かせた二人の高校生、新堂、黒刃の両選手。彼らをめぐり多くの球団の重複が予想されます」
【会場全体】
司会「お待たせしました。それでは、18球団の指名選手の入力が完了いたしました」
【巨人軍】
高渕「山寺部長、予定通りで?」
山寺「ああ、我らにも後悔はない。あとは天命に任せるしかあるまい」
高渕は編成部長の山寺と他のスカウトたちと戦況を見守る。
【会場全体&実況】
司会「第1巡目選択希望選手・・・」
実況「さあ、発表されます」
司会「中日・・・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」
まず最初に呼ばれたのは黒刃だった。
司会「東北楽天・・・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」
黒刃は早くも競合となった。
司会「大宮バルカンズ・・・神村誠・投手・栄刻高校」
【翔星高校】
新堂(神村君も指名されたか・・・春の選抜で黒刃に投げ勝ったんだよな」
上坂「ここまでは順調だな」
【会場&実況】
司会「阪神・・・新堂和也・内野手・横浜翔星高校」
実況「あっと! 阪神は新堂を1位指名してきました。巨人の単独指名が有力視されていた中でこれは予想外」
【翔星高校】
上坂「阪神だと!」
新堂「まあ、これも醍醐味ですよ」
上坂「でも、指名のあいさつもなかったのに」
新堂「よくあるケースですよ監督」
でも、これで俺も競合で当たらなければ巨人には行けない。
【会場&実況】
司会「オリックス・・・大鳥疾風・投手・法政大学」「キャットハンズ・・・神村誠・投手・栄刻高校」「広島東洋・・・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」「埼玉西武・・・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」「岡山やんきーズ・・・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」
指名選手が次々と読み上げられていく、現時点で半分の9球団が指名を終え、黒刃に5球団、神村に2球団、そして1人が単独指名の状況だ。
司会「横浜DeNA・・・新堂和也・内野手・横浜翔星高校」
【翔星高校】
上坂「横浜も和也を指名か?」
和也「これで俺も重複が確定ですね」
巨人の指名を前に2球団が指名、競合が避けられなくなった和也だが果たして念願は叶うのか?