【会場&実況】
司会「千葉ロッテ・・・来栖拓己・投手・明治大学」「鹿児島バスターズ・・・新堂和也・内野手・横浜翔星高校」「東京ヤクルト・青山敏之・内野手・中京大学」「北海道日本ハム・新堂和也・内野手・横浜翔星高校」「頑張パワフルズ・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」
実況「ここまで注目の神奈川ビッグ2、黒刃投手に6球団、新堂内野手に4球団が指名しております」
【翔星高校】
上坂「いよいよ次だが、予想以上の指名を読んでいたとしたら指名回避ってことも?」
和也「無いとは、言えないと思います」
僕たちは、再びTV中継を注視する
【会場&実況】
司会「第1巡選択希望選手、読売・・・新堂和也・内野手・横浜翔星高校」
ジャイアンツは公約通りに僕を一巡目指名した。それを見届けた僕はひとまず安堵した。残り球団2球団
司会「福岡ソフトバンク・・・黒刃健一・投手・立星大学付属高校」「猪狩カイザース・・・福宮孝一・外野手・ジャスティスエアー」
実況「ああっと猪狩カイザースはこのドラフト初めて外野手を指名しました」
結果、黒刃に7球団、神村に2球団、僕に5球団、単独指名が4球団となった。
司会「以上で一巡目の指名を終了します。この後は入札抽選となります。黒刃投手の指名球団は登壇してください」
【翔星高校】
上坂「ふー、とりあえず読売も指名してくれたな」
和也「はい」
上坂「だが、まさか5球団も指名球団がでるとはな」
和也「でも、黒刃は俺よりも3球団多いですし(それに一番悔しいのは巨人に指名してもらえなかったあいつだと思う)」
【会場&実況】
会場では、八球団の代表がくじを引き終えたところだった。
司会「それでは、開けてください」
各球団の代表が一斉にくじを上げる。そして、当たりくじを引いた球団が拳を突き上げる。黒刃の交渉権を獲得したのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福岡ソフトバンクホークスだった。
実況「高校No1左腕を引き当てたのはパ・リーグ覇者、福岡ソフトバンクホークスです」
場内が一斉に湧き出す。
【翔星高校】
和也(黒刃は、パ・リーグの球団か)
上坂「お前と黒刃がやり合うとなるとパ・リーグで唯一の指名だった日本ハムが当たりくじを引いた時だな」
和也「そうですね。交流戦があるとはいえ、当たる確証はないですから」
【会場】
黒刃の入札抽選のあと神村の入札抽選も行われ、抽選の結果、交渉権を獲得したのは中日だった。
司会「それでは続きまして、新堂選手の抽選を行います。代表者の方は登壇してください」
指示を受けた代表たちが一斉に登壇する。すると、巨人の代表は、僕の担当スカウトであった高渕さんだった。
【翔星高校】
和也(高渕さんが引くのか?)
【会場&実況】
新堂の交渉権を懸けた抽選が始まり阪神・横浜・バスターズ・日本ハムと順にくじを引き、ラストの巨人・高渕スカウトが最後の一枚を取り出した。
司会「それでは、開けてください」
実況「近未来の大砲候補、新堂和也の交渉権を獲得するのは・・・」
僕はTVを見ながら祈った。意中の球団であるように・・・
実況「新堂の交渉権は・・・・・」
僕は祈り目を閉じていたが、周りが歓喜に沸いていた。TVを見ると高渕スカウトがくじを高らかに突き上げていた。
【翔星高校】
上坂「和也、和也、やったぞ」
和也は嬉しさのあまり声が出なかった。そして・・・
【会場】
司会「抽選の結果・新堂和也選手の交渉権は読売で選択が確定いたしました」
ついに、指名が確定した。念願の巨人入りが実現した。学校の用意された会見嬢がフラッシュに包まれる。そして、その後も指名は続いたが、僕は一足先に会見に臨んだ。
遂に新堂和也の巨人入りが確定、次回はプロへの抱負と懐かしい面々と再会