白の狐は何を見る   作:橘 聖

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キャピキャピリン
どうも、橘聖です
まずはあけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

前回、タイトルを『2.破壊の吸血鬼』にすると言ったな
あれは嘘だ
…いや、書いてたらどうしてかこうなったんですよ
許してください、なんでもしませんけど

では改めまして
『2.嘘つきスキマ妖怪』
どうぞ


2.嘘つきスキマ妖怪

「さて、そろそろ暗くなるし、紅魔館に寄るのはまた今度かな」

 

チルノを撫でていた手を頭から離す

…物足りなさそうにこっちを見るんじゃない

 

「暗いと危ないからね…しょうがない、あたいはほとんどはここにいるから来てね」

 

「もちろん。あ、でもチルノは家なんてあるのか?」

 

「ないよ。だけどあたいに寄ってくる妖怪はここにはいないから襲われる心配もないんだ」

 

「ふうん…でも気を付けとけよ、いつ何に襲われるかはわかんないからな」

 

「…今いやらしいこと考えたでしょ」

 

「ナンノコトカナー」

 

「…凍ってみる?」

 

「遠慮します、それとすいませんでした」

 

「ん、よろしい」

 

そんなこんなで話しているうちに辺りには夜のとばりがおりた

 

「もうこんな時間か、さすがに危ないから帰るからな」

 

「気を付けて帰ってね、あたいの友達のしももん」

 

「…誰だそれ」

 

「霜月のあだ名。友達になったからこれくらいはいいでしょ?」

 

「…まあいいか。てことは俺もチルノにあだ名をつけろと?」

 

「うん。あ、変なのはだめだよ?」

 

「わかってるって。うーん…チルチル?」

 

「おー、いいね。じゃあ今度こそじゃあね、しももん」

 

「おう、またな、チルチル」

 

俺とチルノは互いに手を振りつつ別れた

…チルチルって言うのはチルノの前だけにしよう、こっちが恥ずかしいわ

 

 

 

 

 

 

 

チルノと別れたあとはさすがに紅魔館に行くわけにはいかないので家に戻る

家があるのは迷いの竹林と呼ばれる竹林の端っこ

さすがに中に住もうとは思わない

…自ら迷いたいと思う人は頭がどうかしてるよ、うん

 

「さて…俺の家に帰ってきた…俺の家だ。だけど…なぜおまえがここにいる」

 

「あら、年頃の女性におまえ呼ばわりとは感心しないわねえ」

 

「そりゃすまなかったな、紫のおばあちゃん」

 

紫と呼ばれた金髪の女性は額に青筋を浮かべる

 

「…霜月、てめえは私を怒らせた」

 

「すまん、少女の間違いだった」

 

「ゆかりん許す☆」

 

「…(ちょろいわあ)んで、どうして紫がここに?」

 

「いやね、ちょっと会いたくなっちゃって」

 

「…何が目的かはっきり言ってくれ」

 

「ほんとに会いたくなっただけだってば」

 

「その言葉で俺がどんだけ騙されたか覚えてるか?」

 

「うっ…今回はほんとだから!」

 

「その言葉も聞き飽きた」

 

「…じゃあ今回嘘なら私に何してもいいから! 抵抗しないから!」

 

「ん? 今なんでもって…じゃない、何言ってんだ。女性がそんな言葉を言うものじゃないぞ」

 

「霜月だから言ってるの!」

 

「信用してる人にも言うものじゃないぞ、しかも男に」

 

「霜月なら嫌じゃないもん! 初めても霜月でいいから!」

 

「さすがにそれはやめとけ、ろくなことにならん。しかもお前を襲おうとは思わん」

 

「…そんなに私って魅力ないの?」

 

…そこで涙目になるなよ…

 

「安心しろ、美女の部類に入ると思う。それとわかった、そこまでいうなら信用する」

 

「ありがと」

 

「ただし、今さっき言ったことを他の人に言うな。いくら紫が大妖怪と言えど襲ってくるやつらはいるだろうからな」

 

「もちろんよ、霜月しか言う気ないし」

 

いろいろ言いたいことはあるが…今回はスルーしないと立ち話が終わらない

 

「…それでだ、なぜ今来た」

 

「昼からいたわよ。ただ霜月が不在だったから帰ってくるまで居ようとしたらこの時間になったの」

 

「あー…昼前から人里にいたからな。というか俺は悪くないぞ、アポなかったし」

 

「アポいれたわよ! 紫の花と一緒に窓辺に置いてあった紙に書いてあったでしょ!?」

 

「…ああ、差出人不明だったから燃やした」

 

「…今回は私だったからまだよかったけど大事な手紙ならどうするの?」

 

「大事なら手渡しだろう」

 

「…ぐぬぬ」

 

「はあ…話を変えるが晩ご飯は食べたか?」

 

「…まだ」

 

「じゃあ作ってやるから机で待っとけ」

 

「うん!」

 

こんなときだけ見た目より幼い反応するんだよなあ…

紫は…特に嫌いなものはなかったっけ

じゃあ、ぱぱっと終わらせますか

 

 

 

 

 

肉と野菜の炒め物、魚の味噌煮、ほうれんそうのおひたし、油揚げたくさんの味噌汁

うん、こんなところかな

油揚げの味噌汁がおかしいって? 俺のすぐ後ろでぶんぶん尻尾振ってる藍見たら否応なしだよ、うん

 

「できたぞー」

 

「…はっ。失礼しました、霜月さん」

 

藍が頭の下げてきた

…主も見習ってほしいものだけどなあ

 

「別に大丈夫さ、ほら、藍の分もちゃんと作ってあるから」

 

おおう、また尻尾が…

 

「べ、別に私の分は用意しなくてもよかったんですが」

 

そう言いつつ味噌汁に目がいってるし

行動と言葉が合ってないけど…まあいいか

 

「油揚げの味噌汁、食べる?」

 

「いただきますっ!」

 

…あれ? 一つの器の味噌汁が消えた…

 

「ふう…やっぱり霜月さんのお料理はおいしいですね」

 

「もう食べたの?」

 

「はい、いただきました」

 

…油揚げの力ってすげー

 

「霜月ー、まだー?」

 

「…藍の主がぐうたらしてるんですが」

 

「申し訳ありません、あとでこってりしぼっておきます」

 

「いやいいよ、ただ…人の家ってことをわきまえてほしいなあ」

 

「ひえっ」

 

藍がおびえる…あっ

 

「あ、ごめん、出しちゃった」

 

「い、いえ、気にしないでください」

 

殺気が思わず出るのは改善したいなあ…

 

「とりあえず…むこうに持っていこうか」

 

「わかりました」

 

いつの間にか来ていた橙を含む八雲一家

そんな八雲一家に晩ご飯を作ったりして夜はどんどん更けていく

 

 

 

 

 

『明日はいいことがありますように』

 

 

 

 

 

そう願いつつ、八雲一家と同じ部屋で床に就くのであった




…はい、反省も後悔もしていません
自分の中の八雲一家を出してみました
ちょっとあれな表現があるのはご了承ください

次回は…今度こそ『3.破壊の吸血鬼』になる…はず!

霜月「…紫の好意を俺に向けないで」
橘「え? 別にいいでしょ?」
霜月「胡散臭い紫だけは…それだけは…」
紫「ちょっと、ひどくない?」
橘「あ、紫さん、こんにちは」
霜月「…うわあああ!」
橘・紫「あ、逃げた」
紫「…霜月って、わたしのことをどう思ってるのかしら」
橘「それは…向こうm」
霜月「やめろおおおお!」
橘・紫「え、待っt」
boooooon



…爆発オチなんてサイテー
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