どうも、橘聖です
やっとフランが登場します
…3話ぐらい前に予告してた気がする
それと今回、ちょっとスランプに陥りかけてた気がします
…お気に入りが10件…?
Σ(゚Д゚)ウェ?
こんな駄文の作品を読んでくださってありがとうございます
これからも精進していきたいと思います
それでは『6.吸血鬼の姉妹』、どうぞ
咲夜の頭を尻尾でぺちぺちしながら大図書館にある地下室への扉の前に到着する
「着いたから降りてくれないか?」
自分の尻尾へ視線を移す
そこにはいまだ尻尾を触っている咲夜の姿があった
「えー、いいじゃないですかー」
「レミィが泣いてたときと全然キャラが違うじゃないか」
これには苦笑いするしかない
「だってー、霜月様の尻尾が気持ちいいんですもん」
「その言葉はありがたいが…フランのところに行くんだぞ」
瞬間、咲夜は何事もなかったかのように俺の隣に立っていた
「お言葉ですが、妹様はただいま危険な状態だそうです、お会いになられるとしたらまた後日が良いかと…」
「要するに咲夜は今のフランと会うのは反対だと」
咲夜は何も答えない
「だが、フランやレミィを多少なりとも育てた俺にそんな言葉で会うのを諦めさせれると思ったか?」
咲夜は何も答えない
「…すまないが、それでも俺は行かせてもらう」
扉の取っ手を持って押す
扉は重厚そうな音をたてながら地下への道を開く
「でも…忠告ありがとう」
お礼を述べる
咲夜は一礼して
「帰ってこられるのをお待ちしております」
そう言って視界から消えた
「さて、フラン、今会いに行くぞ」
地下への階段を一歩、また一歩と進んでいく
五分もしないうちに一番奥の扉の前に到着する
一見、普通に見えるこの扉
しかし鍵穴は無く、取っ手も無い
線が入っている壁に見えなくもないのだ
「…―――――…」
ここに施されている封印魔法を解く
おそらくこの魔法を知っているのはレミィとパチュリーだけだろう
レミィには俺が教えたし、パチュリーも魔法が使えるならここの魔法を解く方法もわかるだろう
封印魔法が解かれた扉は内開きで開いていく
その中には…
前と変わらぬ部屋
前と変わらぬ家具
前と変わらぬ少女
フランがこっちを見て椅子に座っていた
「やあフラン、久しぶりだね」
「ひさシぶりだね、おにいチャん、あそぼウよ」
「おーけー、遊ぼうか」
そう答えた瞬間、フランは俺の方へ突進してくる
俺は避けることなく、尻尾を体の後ろから体の右へ動かす
フランの突進の先は…尻尾だった
「ふあああ…久しぶりだー…」
「どうだ、久しぶりの尻尾は」
「前よりももふもふになってるー…ふあああ…」
「気持ちよさそうだな」
肩をすくめる
「ほぼ毎日触ってた尻尾だよ? 気持ちよくないわけないよー。それに、おにいちゃんが紅魔館に来たときからずっとさっきの姿勢で待ってたんだよ」
「え、どこかの考える像みたいな恰好で?」
「うん、そうだよ」
「ちょっと見せてみろ」
フランの顎辺りを見る
そこには圧迫されたのであろう痕が赤く残っていた
「ほんとだ、大丈夫か?」
「ただの痕だからだいじょーぶ、それよりなんで危険って言われてたのに来たの?」
「え、聞こえてた?」
「うん、ばっちり」
「吸血鬼って聴力もよかったっけ」
「こうもりも聴力がいいからそうなんじゃないかな」
「うへえ、こわっ…んー、来た理由は…」
「理由は?」
「育ての親として…かな」
「おー…かっこいい(?)こと言うねー」
「(?)は不要じゃ」
もふられてない尻尾でぺちっとプランを叩く
叩かれたフランは頬を膨らませる
「叩かなくてもいいじゃん」
「じゃあ叩く道具を片付けますねー」
そう言って、九つあった尻尾を消す
フランは一気に悲しそうな顔になる
「あっ…もふもふが…」
「もふもふが…じゃない、俺の尻尾だ」
「おにいちゃんの尻尾イコールもふもふ、おーけー?」
「おーけーじゃない。それと、なんで今さっき気が触れてたんだ?」
フランはバツの悪そうな顔になる
「…おにいちゃんがなかなか私のところに来なかったから」
「…え、それだけ?」
「うん、それだけ」
…(´・ω・`)
「大事かと思ったら俺のせいか」
「…そうなるね」
「まあ、フランに大事がなくてよかったよ」
「心配してくれてありがと」
そんなこんなで会話をしていると
扉の方から視線を感じた
…うん、だいたい察せる
「…レミィ、なんで隠れてるのかなあ?」
殺気をちょっと出してみる
「ピィッ!?」
もはや声と言えるか微妙な声を出すな
地下室の入口、レミィが隠れているところに目線を向ける
「なんで隠れて見てるのかな?」
「フ、フランが気が触れてるって言ってたから霜月に何かあったら、と思って…」
「…心配してくれたんだな、ありがとう。ほら、こっちに来ていいよ」
殺気を引っ込めて手招きする
レミィは扉を閉め、俺の横に来る
「…あんなだったレミィとフランがこんなに立派になって再会できるとは…運命ってのも悪くない」
右手でフラン、左手でレミィを撫でる
吸血鬼という種族のまえに女の子であり肉親を亡くしたレミィとフラン
そんな姉妹に再会できたことを運命に、神様に感謝してもいいのかもしれない
「私、その悪くない運命を操ることができるけど?」
「…いい雰囲気を壊さないでくれ」
最後の一文を考えるのが楽しみだなーだが下手だ
みたいなことがよくあります
次回か次々回に別のところに行こうかなと思っています
…どこにしようかなあ
子を慈しむは母の宿命
母を求めるは子の本能
然らば、其れを失った子と母は何とする
この文、覚えてしまうほどに好きです
それとこの頃寒いですねー
皆さん、体にお気をつけてお過ごしください
では、また次回でお会いしましょう、さようなら
霜月「紅魔館内ってあったかいのか?」
レミリア「あったかいわよ、紅いし」
霜月「赤は暖色だけど紅もなのかね」
フラン「同じなんじゃないの?」
霜月「…どうなんだろうな」