悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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CD=クレイジーダイヤモンド


戦いと思い

京谷「念写で出てきたのが……『寺』?」

文「寺といえば『命蓮寺』位ですけど…何故?」

早苗「でも、ここに行けば矢があるんですよね。善は急げですよ!京谷さん。」

京谷「それもそうだね。んで、その命蓮寺って何処?」

早苗「人里から少し離れた所ににありますよ。」

京谷「………おうふ。」

早苗「……何かあったんですね。京谷さん。」

京谷「けど行かなきゃな。人里に……」

 

京谷は渋々ながらも京谷は人里に行く。

ちなみに人里まではハーミットパープルを使い移動したそうな。

 

 

 

『スティッキーフィンガーズ!!』

 

 

 

人里。ここに二人、男子が歩いていた。

 

利久「………」

安神「………」

 

二人はある場所まで来ていた。

 

利久「……なぁ安神。」

安神「何、利久。」

利久「俺たちなんでここに来たんだっけ?」

安神「……確か……何故か招待されたな。寺子屋に人が来て。」

利久「嫌な予感しかしないんだけど。帰って良い?」

安神「ここまで来たんだ。引き返すのは失礼だと思うぞ。」

利久「だよねー。」

 

そう、二人が今いる場所は、

 

寺の門前であった。

二人は歩んで中に入る。

 

利久「お邪魔しまーす。」

安神「お邪魔しまーす。」

 

と、寺の中から鼠の耳を着けた人物が現れる。

その人物は二人の目の前に立つ。

 

?「いらっしゃい、よく来てくれたね。私は『ナズーリン』まぁ妖怪さ。知ってるだろうけど。」

利久「今さら妖怪でどうこう言えませんからね。」

安神「確かに。」

ナズ「後、私のことはナズと呼んでくれて構わないよ。さて、聖のところに案内する。着いてきて。」

 

二人は客間まで案内される。

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

ナズ「ここだ。」

 

ナズーリンは襖をこんこんと叩く。

 

?「どうぞ。」

ナズ「失礼するよ。」

 

ナズーリンは襖を開ける。二人が見た人物は髪が紫から黄色という変わった髪色の女性であった。

その女性は立ち上がり、二人に挨拶をする。

 

?「初めまして、聖 白蓮(ひじり びゃくれん)と申します。本日はわざわざ御越しくださりありがとうございます。」

利久「長谷川利久です。どうも。」

安神「安神康則です。どうも。」

聖「さぁ、どうぞお座りください。」

 

利久と安神は用意された座布団に座る。

 

聖「ナズ、お茶の用意は?」

ナズ「一輪がやってくれている。心配するな。」

聖「分かりました。もう構いませんよ。」

 

ナズーリンはその場から離れ、寺を彷徨く。

 

聖「では何故、貴方たちを呼んだ理由について教えます。」

利久「まぁ、その点が分からないんですよね。僕たちなんてただの人間ですし。」

安神「そうそう、僕たちただの人間ですよ。呼ぶ理由なんて………」

聖「ただの人間なら竹林のお医者様の助手さんを倒せるとでも?」

利久・安神「!?」

聖「ふふっ、その反応。図星ですね。」

 

利久と安神は何時でも攻撃できるように準備していた。

しかし目の前の女性、聖白蓮は構えることすらしない。

 

利久「………貴女には……見えるんですか?」

聖「?何がですか?」

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

 

利久はクレイジーダイヤモンドを出した。が、

 

聖「???何をしているのですか?」

利久「………見えないんですね。」

 

利久はクレイジーダイヤモンドを戻す。

 

利久「……失礼しました。それで?僕たちを呼んだ理由をお聞かせ願いますか?」

聖「いえ、貴方たちを呼んだのは他愛もない理由ですよ。」

安神「他愛もない?僕たちが普通でない事を分かっていながらですか?」

聖「ええ。『ここでは普通』ですがね。」

利久「私が出したスタンドが見えないのに?」

聖「………すたんど?なんですか?」

利久「僕たちは貴女たちには見えない者を使えます。そして貴女たちには見えない。……これのどこが普通ですか?」

聖「……至って普通ですが。」

安神「駄目だこりゃ、分かってないよ。」

 

利久、安神はともに頭を抱える。

そんな事にもお構い無しに聖は話す。

 

聖「そんな事よりお願いがあるのですが……」

利久・安神「???」

聖「いえ、貴方たちの実力を見込んでなんですが……」

利久・安神「……何か……嫌な予感が…」

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

利久・安神「やっぱりこうなるよねー。」

 

何故か二人は外に出ていた。その目の前に二人の人物。

 

?1「ねぇ聖。」

聖「何ですか?村沙。」

村沙「本当に戦っても良いの?」

聖「あの子たちも良いと言っていますから、大丈夫ですよ。」

利久・安神「誰も言ってません!!」

村沙「って言ってるけど。」

聖「はて?何を言ってるのでしょうか?」

?2「駄目ですね。聖のお遊びが発動してる。」

村沙「ありゃこれはこれで最悪だね。」

 

利久と安神の目の前の二人の人物は自己紹介を始める。

 

村沙「……ま、さっき聖が言ってたけど村沙 水蜜(むらさ みなみつ)だ。村沙と呼んでくれ。」

?「私は雲居 一輪(くもい いちりん)と申します。すいません、聖のお遊びに付き合わせてしまって。」

利久「もう……慣れました(困惑)」

安神「おーい大丈夫か?えっと、僕は安神康則です。こっちは僕の友達の長谷川利久です。宜しくお願いします。」

利久「……ど、どうも………」

聖「さぁ!さっさと訓練を始めちゃってください!」

 

村をと一輪は構える。

 

安神「……もう……ここまで来たんだ。やろうじゃないか。」

 

『ブチッ』

すると!利久から鳴ってはいけない音が鳴ってしまった様な気がした!

 

安神「お、おーい利久ー?」

利久「……なんで……」

安神「あー、しまった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

利久「何で俺たちが毎度毎度戦わなくちゃいけねぇんだよおぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

 

村沙・一輪「……えっ?」

 

村沙と一輪は驚く。それもそうだ。利久は見た目は大人しそうに見える。その分、怒る行動に対して皆は考えないからだ。

だが、利久は怒っている!何故なら、利久が得たくも無いのに得てしまった能力のせいで関わりたくもない『運命』に巻き込まれてしまったからだ!スタンド使いは戦わなくてはならない『運命』に!

 

利久「こちとら能力手に入れてめちゃめちゃ迷惑してんだよ!俺は戦いたくねぇのによぉ!糞がァ!!」

村沙・一輪「…………」

安神「ちゃんと構えていた方が良いですよー。」

 

利久は前へと出る。向かう先は村沙!

 

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

村沙「ッ!(この気配、ヤバい!)」

CD「ドラァ!!」

村沙「ぐぬぉ!?」

 

村沙は何故飛ばされたのか分からなかった!その理由は単純!スタンドが見えないからだ!

 

一輪「あんまり……調子に乗らないことよ!」

 

一輪は金の輪の様なものも投げる。

 

CD「ドラァ!!」

一輪「嘘でしょ!?」

安神「僕も忘れないでくださいよ。」

一輪「ッ!」

安神「不協和音波紋疾走《アンハーモニーオーバードライブ》!!」

 

一輪も驚愕していた!投げた輪が『誰かに弾き飛ばされたからだ』!!しかし見えなかった!スタンド使いではないからだ!そして、その後ろに安神が近づいていた!安神は手に波紋を纏わせ攻撃を仕掛けた!

 

一輪「グフゥ!!」

安神「波紋が入った音!よし!」

村沙「一輪!!」

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

村沙「なッ!?」

CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ ドラァ!!」

村沙「グボハァ!!」

一輪「村沙ッ!!」

安神「あんまり余所見はいけませんよ。」

一輪「ッ!?」

安神「セイッ!!」

一輪「グッ!!」

安神「ズゥリャッ!」

一輪「ガッ!グハッ!ゲグッ!」

安神「山吹色の波紋疾走《サンライトイエローオーバードライブ》!!」

一輪「グボハァァァァ!!」

 

安神の波紋入り攻撃をくらい一輪が吹っ飛ばされる。

村沙はクレイジーダイヤモンドによりラッシュされ、吹っ飛ばされる。安神は無理な運動のせいか、その場に倒れ、利久は何も言わず、その場に立ち続ける。

 

聖「………これはこれは、中々ですね。」

 

聖は四人を運び、客間に休ませる。

 

 

 

 

 

『スティッキーフィンガーズ!!』

 

 

 

 

京谷「そろそろっと、人里にっ、着くねっと。着地は綺麗に出来ました。」

早苗「良いですよねぇ。飛べないから別の方法で移動を楽にしてるんですから。」

京谷「滅茶苦茶、面倒なのは変わり無いけどさ。」

 

京谷はハーミットパープルの移動で人里まで着いた。

 

京谷「ふぅ………行きますか。」

早苗「はーい。」

 

京谷と早苗は人里内まで歩みを進める。

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

京谷「いやー予想はしてたけど………」

早苗「これが予想の範囲内ですか?」

京谷「いや、規模が範囲外だった。」

 

京谷は目の前にいる人里の人間を見る。

 

京谷「えぇと、せいぜい100人いるのか。予想じゃ500いくかなぁと思ったのに。」

早苗「意外に多く考えてたよ、この人!!」

京谷「しかも、ほとんど迷惑かけてそうな人間ばっか。てか、外でいう『ヤンキー』どもばっか。」

モブ1「黙ってろ阿保が!」

モブ2「この間人里で弾幕勝負を見てたけどよぉ、どんな方法で勝ったのか知りてぇのさ。ここにいる全員がよぉ!」

京谷「どうせ言っても分かんないでしょ。アホだよね。アホでしょ君たち。」

モブ3「うるせぇ!さっさと教えやがれ!」

 

京谷は溜め息をつき、モブどもに話す。

 

京谷「えーと、能力を教えたらここから離れてくれるんだよね?」

モブ1「ああ!そうさ!だからさっさと……」

京谷「だが断る。」

モブ全員「!?」

 

京谷は何時ものDIOのジョジョ立ちをしながら話す。

 

京谷「この五十嵐京谷の好きな事の一つは貴様らのような思い上がっている雑魚共にNOと言うことなのだよ。つまり貴様らの願いは聞かん。」

モブ1「こ、こいつッ!100人いるのに怖じ気付いてねえ!」

モブ2「ッ!なら!テメーら!こいつをぶっとばすぞ!」

モブ共「おおぉぉ!」

 

京谷に向かうモブたち。しかし京谷は溜め息をつき、近くに落ちていた小石を拾う。

 

京谷「『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

 

すると、周りの色が消える。その間、約一秒。その間に京谷は近くのモブに小石を投げる。

 

京谷「時は動き出す。」

モブ5「ん?………なんじゃあこりゃあ!?」

 

モブは自分の腹を見る。そこには

穴があった。

何故自分の腹に穴が空いているのか、分からずに声を荒げた。

 

モブ共「!?」

モブ5「腹が……穴が………穴が……」

モブ1「5ー!何で穴がー!?」

京谷「俺の能力の一つだ。さて、分かったらとっとと帰るんだな。『クレイジーダイヤモンド』」

 

京谷はモブの腹に手を当てる。すると、空いていた穴がみるみる塞がり、五秒後完全に塞がった。

 

京谷「俺は用事がある。ではな。」

 

モブたちは呆然と京谷を見ていた。

しかしその後、上白沢慧音に説教をされたモブたち。その話はまた別の機会に。

 




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
またもや利久君と安神君の戦闘です。ちゃんと書けてるか心配です。←イマサラカヨ
とまぁそんな事より……利久君、恐い((((;゜Д゜)))
では次回もお楽しみに。

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