悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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幻想入り
幻想入り


ここに一人、とある男子学生がいた。

彼は人間には重すぎる能力を得ていた。

だが周りから嫌われるどころか皆から好かれている。

それもそのはず『彼は優し過ぎた』。

しかし彼は心の奥底で悪役に成りたがっていた。

 

?「……………はぁ。」

 

この男子学生の名は五十嵐 京谷(いがらし きょうや)。

年齢16歳。

 

京谷「何でこうも助けるんだろうか?俺は。」

 

彼は先程、横断歩道で動けないお年寄りを助け、かつあげされていた別の男子学生を不良から助け、迷子を助けた。

めちゃめちゃ優しい奴だ。

 

京谷「はぁ。ジョジョのDIO様みたいに成りてーよ畜生。」

 

彼の独り言は他の皆にも聴こえてはいる。だが皆、彼の活躍ぶりを知っているため冗談として受け止めていた。

そんなこんな独り言をしているとアパートに着いていた。

 

京谷「………まぁ、この能力のおかげで退屈はしてないがよ。」

 

彼はアパートの階段を上り自身の部屋の前のドアの前に立つ。

彼は鼻で大きく息を吸い、口で大きく息を吐く。

 

京谷「変化者《チェンジャー》」

 

京谷はそう言い手を使わず、ドアの鍵を開け京谷は部屋に入る。

荷物を下ろしパソコンでyou○ubeを開き動画を見る。

 

京谷「♪~~やっぱ良いねぇ。さいっこうにハイってやつだ!」

 

京谷は動画を見終えると溜め息をつく。

 

京谷「暇だ。何かこいつが有効活用できる場所に行きたいぜ。」

?「なら幻想郷はどうかしら?」

 

京谷は声のした方向へ即座に振り向く。

そこには女性が一人。しかし京谷はその女性を見ると安堵の表情を浮かべる。

 

京谷「なーんだ、紫さんか。」

紫「何だとは何よ。」

京谷「びっくりしたからね流石に。」

紫「あら、そう。それより夕御飯頂けないかしら?」

京谷「はいはい、分かりました。」

 

京谷は台所へ足を運び冷蔵庫の中を見る。

 

京谷「ハンバーグで良いですか?」

紫「あら、嬉しい。」

 

京谷は冷蔵庫にあった挽き肉を使いハンバーグを作る。

 

 

 

『十数分後』

 

 

作り終えたハンバーグをテーブルに置く。

その他、白飯と箸、コップとお茶をテーブルに置く。

 

京谷「毎度毎度こんなんですいません。」

紫「良いわよ。美味しいもの。」

 

 

『食事の時間だ!』

 

 

京谷・紫「御馳走様でした。」

 

紫は口を拭き本題を話す。

 

紫「さて京谷君、話だけど。」

京谷「幻想郷……でしたっけ。」

紫「ええ。そこに行かない?」

京谷「……確か、そこは忘れ去られた者たちの楽園でしたっけ。」

紫「簡単に言ってしまえばね。」

 

京谷は少し考え、紫に話す。

 

京谷「何故その事を僕に話すんですか?別に僕じゃなくても良い筈ですが。」

紫「あら、私は貴方の願いを叶えに来たのよ。」

京谷「……僕の願い……ですか。」

 

京谷は決心がついた。

 

京谷「行かせてもらって構わないですか?紫さん。」

紫「勿論、そのつもりよ。」

 

紫は空間に穴を開ける。その空間は無数の目玉がそこかしこにあった。

 

京谷「あ、ちょっと準備良いですか?」

紫「どうぞどうぞー。」

 

 

『京谷準備中』

 

 

京谷「お待たせしました。」

紫「それじゃあ行きましょうか。」

 

京谷と紫はその空間へ入る。その後、その空間は消えた。

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

京谷「とーちゃくっと。」

紫「ようこそ幻想郷に。」

 

京谷と紫が降り立った場所は辺り一面木だらけの場所だった。

 

京谷「そういえば紫さん。此処、何処ですか?」

紫「妖怪の山と呼ばれる場所よ。後、一応天狗の縄張りだから。バイバーイ。」

京谷「それではー……ってちょっ!」

 

京谷を無視して帰る紫。頭を抱える京谷。

と京谷の周りに気配。その数、約18名!

 

京谷「はぁ。まぁいっか。」

 

京谷は表情を変え、周りにいる気配に向かい話す。

 

京谷「貴様ら観察するだけか?それで取り囲んだつもりか?」

 

京谷はDIOのように彼らの心に響くように話す。

周りにいる気配は京谷に近づき姿を見せる。

 

?「何者だ貴様。」

京谷「……ほぉ。貴様がこいつらの指揮官か。女の癖に大した奴じゃあないか。」

?「質問に答えろ。さもなくば……」

 

その女の合図で周りにいた者たちは一斉に攻撃の体制をとる。

対し京谷は

 

京谷「さもなくば………なんだ?」

?「やれ!」

 

合図で一斉に攻撃をする者たち。京谷は右手を握り拳の形にすると、一番接近していた者に殴り付ける。

 

京谷「世界《ザ・ワールド》」

?1「ぐぼほぉ!」

 

殴り付けられたその者は二十メートル程ブッ飛ばされる。

 

?「!?なんだと!」

京谷「どうした?こんなものか?」

?2「なめてんじゃあねぇぞ!」

 

10名、京谷に接近する。

しかし京谷は溜め息をつく。

 

京谷「無駄ァ!」

 

京谷は右拳で凪ぎ払うようにする。

その10名は地面に叩き付けられたり木に衝突されたりした。

 

京谷「残り7名………つまらんな。」

?「ッ!残りで畳み掛けるぞ!」

 

その女の合図で残っていた者たちは京谷に接近する。

 

京谷「変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》」

 

京谷はそう言い終えたまま動かない。

京谷に接近している者たちは勝利を確信していた。

だが、

突如、腹に拳で殴られた痛みが彼らを襲う!

 

?たち「ガハァ!」

?「ばか……な……何故………」

 

その彼らは気絶する。

残ったのは京谷ただ一人。

 

京谷「………めんどくさっ。」

 

京谷は倒れている者たちを安全な所に運び、看病をした。




どうもうぷ主の鬼の半妖でございます。
唐突ですが、キャラ紹介。

五十嵐 京谷(いがらし きょうや)
年齢16才 身長175㎝ 体重65㎏
特徴 右目が赤く、左目が紺色のオッドアイ
   優しいすぎる
   どちらかといえば端正な顔立ち
性格 お茶目

ですね。

感想等々宜しくお願いします。

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