悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り 作:Haganed
『五日後』
京谷は何時もの様に、目覚める。ベッドから降り、体をパキパキといわせながら。
京谷「ふあああぁ。眠たい。」
咲夜「京谷ー、おはよう。」
京谷「おはよう、咲夜ちゃん。」
咲夜「朝食の用意が出来てるから、早く集まって。」
京谷「はーい。」
京谷は着替え、皆が待つ何時もの食卓へと足を運ぶ。
『キングクリムゾン!!』
京谷「皆、おはよう。」
レミリア「おはよう、京谷。随分と寝坊助さんね。」
京谷「あー、寝癖とかある?」
フラン「あはは!アホ毛みたいに立ってる!」
京谷「えっ!?まじ!?」
プッチ「さっさと済ませてきたらどうだ?その寝癖だと笑われるぞ。」
京谷「後で良いや。それより、早く食べよう。」
レミリア「それもそうね。それじゃ、皆集まったから。」
全員「いただきます!!」
その場にいた全員が箸やスプーンを持ち、料理を食べようとしていた。
だが、そんな平和な時は突然の爆音と共に消え去る。
京谷「………………」
レミリア「…………………」
フラン「……………」
咲夜「……………」
プッチ「………………」
美鈴「………………」
パチュリー「…………………」
コア「………………」
その場に居た全員の内、京谷と咲夜、美鈴が外に出る。
その表情は、鬼も真っ青な程の形相だったそうな。
『キングクリムゾン!!』
門前。そこに、三匹の妖怪がはしゃいでいた。
?1「オモシロイナ!コノ『バクダン』トヤラハ!」
?2「オモシロイ!オモシロイ!」
?3「オブツハショウドクダー!!」
そんな最中、門が勢い良く開かれる。
三匹「!?」
現れたのは、確実に怒っている表情をした咲夜と美鈴。
そして、DIOのジョジョ立ちをしている京谷。
?2「オマエラ!ダレダ!?」
一匹の妖怪の発言に対し、京谷は『全てを変えた』。
京谷「それはこちらの台詞だ。食事の時間を邪魔する奴なんぞの為に、わざわざ時間を割いて出向いてやったのだからな。」
その発言だけであった。他の二人は喋っていなかった。だが!その三匹の妖怪は京谷に対し、不快感を覚える!
?3「ウッ!?」
?2「コ、コレハ!?」
?1「ハァ、ハァ、ハァ。ウッ!!」
妖怪の一匹が突如、ゲロを吐く。
?1「ウボオア!!」
京谷「何だい?どうした?何故突然、ゲロを吐いたんだ?ん?」
?3「オ、オマエ……ウボロロロ!!」
京谷「……ゲロを吐く位怖がらなくても良いじゃあないか。私に対して『恐れ』を抱いているのかい?だったら今すぐここから退散してくれれば、私たちも君たちも無事元の日常に戻れるのだが?」
?2「イヤダナ。オレタチハ、アル『モクテキ』ノタメニ、オマエヲ、クイニキタ!」
残った一匹は京谷に指さした。
京谷「……私を……食べる……か。」
京谷はゆっくりと近づく。その姿は、男とは思えない程の色気を、醸し出していた。
勿論、京谷は朝食を取っていない為、不機嫌な状態でその色気を出している。それは近くにいた咲夜と美鈴にも感じとっていた。
咲夜「(こ、これは、一体?京谷から醸し出されるこの『色気』は何!?こ、こんなのを見ると、私!
京谷だけしか見れない!! )」
美鈴「(あ、改めて京谷さんの凄さが見に染み渡ります!何故、歩くだけでそこまでの『色気』が出せるんですか!?)」
京谷「……今、私はとても機嫌が悪い。」
?2「………ハッ?」
京谷「機嫌が悪いのだよ。私は。朝食も取っていない。目覚めたばかりで少々眠たい。」
?2「(ナ、ナニヲイッテイルンダ?コイツハ。)」
京谷「そこで君に質問だ。
『機嫌の悪い奴を相手にするとどうなると思う?』
?2「エッ?」
京谷「その答えは……」
京谷はスタンドを出現させる。
京谷「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』時よ止まれ。」
そして、周囲の色が失われる。
京谷「さて、邪魔をした罰だ。この処刑法で行こうか。」
京谷はゆっくりと浮かび上がり、スタンドと共にナイフを構える。
京谷「五秒前!!」
突如、京谷のスタンドは持っていたナイフを一匹の妖怪に投げる。
その妖怪の全包囲に投げつけた。
京谷「三秒前!!」
京谷は自身が持っていたナイフも投げつける。
京谷「残り二秒。」
京谷はゆっくりと降り立ち、右手でピースの形を作る。
京谷「一秒前。」
京谷の中指が折り畳む。
京谷「零。」
京谷の人差し指が折り畳められる。そして、周囲の色が戻される。
妖怪の周囲に設置されたナイフは動き始め、妖怪の体を貫通させる。
?2「グギギャアアアア!!」
妖怪は分からずにいた。何故、周りに刃物があったのか。あの一瞬の間、何が起きたのか。そんな考え事が、走馬灯として駆け巡っていた。
そして妖怪の体はボロボロの状態になり、動かなくなった。
京谷「これが……機嫌の悪い時に対峙した者の末路だ。よく覚えておくんだな。地獄で。」
京谷は捨て台詞を吐きながら、紅魔館に戻っていく。
そして朝食の後、京谷はナイフを回収したそうな。
『キングクリムゾン!!』
京谷「………っというわけで何かその妖怪ども、俺を食おうとしてたのよ。」
レミリア「命知らずね。その妖怪たち。」
現在、京谷はレミリアの部屋で、朝に起こった出来事を話していた。
京谷「まぁ、重要なのは。」
レミリア「『何で食べようとしてたのか?』でしょ?」
京谷「ご名答。そうなんだよ。一応知能が低かったから新聞で情報を得ている事は考えずにいたけど、幾らなんでも無知というか。」
レミリア「それもそうね。下級妖怪だとしても、噂位は聞いた事あるだろうし、何より紅魔館に住んでいる時点で妖怪たちも手出しはしない筈なんだけど。」
京谷「………嫌な予感がしない?」
レミリア「………『異変』とでも言いたいの?」
京谷「もしかしたら、その可能性もある。」
そんな中、レミリアの部屋のドアが開かれる。
プッチ「京谷、いるか?」
京谷「どした?父さん。」
プッチ「お客様だ。京谷にな。」
京谷「俺に?誰だろ?」
プッチ「兎に角、早く行ってやれ。」
京谷「ほーい。」
京谷は門に向かっていく。
『キングクリムゾン!!』
京谷は門前に着き、門を開く。
京谷「誰ー?って文ちゃんか。」
文「お、お久しぶりです。京谷さん。」
京谷「ん?どうしたよ、そんな深刻そうな表情して。」
文「あややや、流石にバレちゃいますか。」
京谷「それで?僕に何の用?」
文「………………」
京谷「文ちゃん?」
文「………京谷さんにお知らせがあります。」
京谷「ふん。」
文「………貴方は、今日をもって
『幻想郷の勢力に追われることになりました』
京谷「んで?」
文「………えっ?」
京谷「いや、だからそれで?」
文「えっ?ゑっ?だ、だって……」
京谷「だってもくそも無いでしょ。他に何か言いたいことは?これから父さんと本読みたいんだけど。」
文「な、何なんですか京谷さん。まるで自分の危機すら 無関心で。」
京谷「実際そうだけどさ。それで?その勢力はどの様な奴らなの?」
文「あ、はい。私たち天狗や地底に住む鬼、仙人や月の都の奴らです。」
京谷「ふーん、そう。何故に?」
文「京谷さんが前回の異変の際に手に入れた『真実を上書きする程度の能力』が危険分子だと判断されまして。」
京谷「それって、俺が能力を使う機会を減らせば良いんじゃないの?」
文「それは私も意見したのですが、どうやら月の方たちが聞かないらしくて。」
京谷「我が儘だねぇ。」
文「それで私が来た理由なんですが、京谷さんを妖怪の山に連れてこいと、天魔様からのご命令で。」
京谷「云うことを聞かなかったら?」
文「無理矢理にでも連れてこいと。」
京谷「………じゃあちょっと待って。準備してくる。」
文「あ、はい。分かりました。」
京谷は一度、紅魔館に戻る。
『キングクリムゾン!!』
京谷「というわけで、父さん、レミリアちゃん。俺、出かける事になったわ。」
レミリア「………随分と理不尽な理由を付けたものねぇ。」
プッチ「京谷なら大丈夫だと思うがな。」
レミリア「それは親が言う事かしら?」
京谷「ある意味大丈夫でしょ。どうせちゃちゃっと終わらせるし。」
レミリア「あぁ、そうなの。」
京谷「どうせなら父さん、一緒に行く?観光も兼ねてさ。」
プッチ「………ふむ………では私も行くか。」
レミリア「………感覚が麻痺しているわね。この二人。」
京谷「じゃ、行ってきまーす。」
レミリア「行ってらっしゃい。」
レミリアは呆れた顔をしながら京谷とプッチを見送った。
『キングクリムゾン!!』
京谷「ってな訳で、父さんも行くことになりました。」
文「その理屈はおかしい。」
プッチ「まあ、私も観光していなかったからな。色々と見ていきたいな、京谷。」
京谷「そだね。」
文「この親子、恐い。」
そして、三人は空に浮かび妖怪の山を目指す。
ここから、京谷の新たな冒険が始まろうとしていた。
どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
色々とありました。幻想入りに敵との対決、仲間との出会いに因縁の決着。そして、次回から新たに『幻想十字団編』がスタートします。次回からは京谷君がDIO様オーラをとことん使っていきたいと思っております。
では、次回もお楽しみに。