悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り 作:(´鋼`)
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
男「ぶげられべばぁ!!」
早苗「う、うわー。これは酷い。(棒読み)」
承太郎「………………………」
現在、空港の一室。そこで京谷がスタンドを出してラッシュをぶちかましている所であった。
京谷はスタンドを引っ込め、捨て台詞を吐く。
京谷「ふぅ~、すっとしたぜぇ~。」
康一「きょ、京谷君……何か変わったね。」
京谷「………さぁ?」
早苗「それより京谷さん、あの男から分かった事って何かありますか?」
因みに、京谷はラッシュをする前に『隠者の紫《ハーミットパープル》』で男の心を読んでいた。
京谷「幾つかは分かった。先ずは『ある人物に集められたこと』、次に『この男も含めて10人集まったこと』と『集めた人物は女の声だったこと』、そして最後に……」
承太郎「どうした?京谷君。」
京谷「いや、最後があれで。」
咲夜「あれ?」
京谷「………何か、その10人の内の1人が凄いテンションだったて。」
承太郎「…………………」
康一「…………………」
早苗「…………………」
咲夜「………凄く、どうでも良いわね。」
京谷「後は、その10人……いや11人か。11人のスタンド使いはお互い能力を知らないらしい。」
承太郎「成る程、それで十分だ。ありがとう。」
京谷「いえいえ、御安いご用で。」
承太郎「まぁ、まさかジジイのスタンドを使えたのは驚いたが。」
京谷「えぇ。まぁ。」
その話の後、承太郎の電話が鳴る。
承太郎は電話を取る。
承太郎「もしもし。」
徐倫『もしもし、父さん?』
承太郎「どうした?徐倫。」
徐倫『どうしたもこうしたも無いでしょ!!何時まで待たせる気!?もう10分も待ってるのに!!』
承太郎は耳から電話を離す。
そこからは、徐倫が既に空港前にスタンバってる事が伺える。承太郎は溜め息を吐き、再度耳に電話をつける。
承太郎「悪い、今から行く。ちょっと野暮用でな。」
徐倫『さっさと来てよ、全く。』
そう言い、徐倫は電話を切る。
承太郎は電話をポケットに入れた。
承太郎「皆、行くぞ。」
四人「はーい。」
改めてだが、ここは『オーストラリア』。世界地図では日本から真南の位置に存在する大陸である。
京谷たちは現在、『シドニー国際空港』のエントランスに居る。勿論、外部からの植物の種を取り払ったが全て機械が行っていた。早苗と咲夜は驚いたが、京谷はそこまでの表情であった。聞けば京谷は「6歳から8歳までアメリカに居た」と言っていた。勿論、ペラペラだし空港ではこの様な機械を見たことがあったそうだ。
京谷たちは空港の外に出て、少し離れた場所に着く。
目の前にはミニバスの様な車が1台あり、そこから徐倫が顔を出していた。
徐倫は京谷の姿を見ると手を振っていた。
同じく京谷も礼をし、ミニバスの車内に入っていった。
車内にて
徐倫「久しぶり、京谷君!!元気だった!?」
京谷「えぇ。勿論ですとも。」
徐倫と京谷は、外国人特有の挨拶『ハグ』をする。
それを見ていた早苗は顔を赤くしたが、咲夜は普通にしていた。
早苗「な、なんとも無いんですか?咲夜さん。」
咲夜「あの挨拶は見慣れたわ。別に平気よ。早苗こそ、何で顔を赤くしてるのかしら?」
早苗「に、日本では挨拶でハグなんてしませんよぉ。」
因みに徐倫の姿だが、髪は伸ばしており、青ジーンズに白Tシャツ。その上に黄色のセーターを着ていた。
日本では暖かくなるのに対し、オーストラリアでは寒くなってくるので着ているらしい。
ハグをし終えると、話始める。
徐倫「それで、それで!?あの二人は一体誰なのよ!?ガールフレンド!?」
京谷「一人は唯の友だち、もう一人は……恋人です/////」
徐倫「ふぅ~!!京谷君、赤くなってるぅ!!」
京谷「茶化さないで下さいよ/////」
徐倫「んで!?どっちが彼女!?」
京谷「ぎ、銀髪の方です//////」
徐倫は咲夜の方を見ると、直ぐに京谷の方へと向きなおし笑顔でサムズアップをした。
京谷「何ですか!?そのサムズアップは!?」
徐倫「可愛い彼女さん持って嬉しいでしょ~?」
京谷「話を聞いて下さいよ!!」
徐倫「ハッハッハッ!!ごめんごめん、やっぱり京谷君を弄るのが面白くて♪」
京谷「面白くて♪…じゃないですよ!!」
そんなやり取りを横から見ている承太郎と康一。
康一「嬉しそうですね、徐倫ちゃん。」
承太郎「久しぶりに京谷君に会えたんだ。いっぱい弄りたいんだろうな。」
康一「そういえば、仗助君にも会ってたんでしたよね。京谷君。……会ったらどんな反応するかなぁ?仗助君。」
承太郎「きっと「こ、こいつはマジにグレートですよ…」とか言いそうだな。」
康一「あはは、確かに!!言いそうですね!!」
そんなやり取りをしていた。
『一時間後』
京谷たちが乗っているバスは、あるホテルに着く。
そのバスから全員降りると、バスは何処かへ行ってしまった。
京谷「承太郎さん、このホテルは一体?」
承太郎「あぁ、一応スピードワゴン財団の設立したホテルだ。」
京谷「………言葉が出ない。」
早苗「(医学系統から宿泊系統等々……恐るべし、スピードワゴン財団。)」
咲夜「凄い建物ねぇ。京谷、どういう建物なの?」
咲夜が尋ねたことに対し、徐倫は疑問を覚える。
徐倫「ちょっと……えぇと、銀髪の……」
咲夜「十六夜咲夜と申します。」
徐倫「咲夜ちゃんね、OK。咲夜ちゃん、この建物知らないの?」
咲夜「は、はい。」
京谷「えぇと、取り敢えず訳を話すと長くなるので、一先ずホテルに入りましょうか。」
その言葉により、京谷たちはホテルに入る。
承太郎は受付にチェックインを済ませた後、二人一組のペア…京谷と咲夜、早苗と徐倫、康一と承太郎というペアで部屋分けをし、それぞれに鍵を渡す。
京谷と咲夜は『1427』、早苗と徐倫は『1431』、承太郎と康一は『1429』となっている。
京谷たちはエレベーターで14階まで上がり、それぞれの部屋に入る。
~京谷&咲夜side~
京谷と咲夜は部屋に入る。内装は海を一望できるテラスに、シングルベッドが2つ。そして、冷蔵庫にテレビが配置されている広い部屋であった。
咲夜は、初めてのホテルに興奮し少しはしゃいでいる。
咲夜「何ここ!?凄いわよ、京谷!!海が見える!!」
京谷「そういや、幻想郷には海無かったもんね。嬉しそうで何よりだよ。」
咲夜「うん!!」
その笑顔を見た京谷は、一瞬ドキッとしたが何とか落ち着かせる。
その後テレビや冷蔵庫の説明をした後、承太郎の部屋に行くのであった。
~早苗&徐倫side~
早苗「うひょー!!海だ~!!」
徐倫「あらあら、そこまで興奮する?」
早苗「私たちが住んでいる所が海が見えないんですよ!!だから海を見るのは久々で。」
徐倫「久々?」
早苗「あ、えっとですね。訳を話すと……」
『早苗説明中』
徐倫「へぇ~、そんな場所に。」
早苗「はい。因みに咲夜さんと京谷さんも住んでいます。」
徐倫「成る程ねぇ~。でも、面白そうね、その『ゲンソーキョー』っていう場所って。」
早苗「はい!!とっても楽しいですよ!!海が無いのが残念ですが……」
徐倫「そうなんだ……っと、そろそろ父さんたちの所に行かなきゃ。早苗ちゃん、少し出るわよ。」
早苗「は、はい。」
同じ様に早苗と徐倫は承太郎と康一の部屋へと向かうのであった。
『キングクリムゾン!!』
現在、承太郎と康一の部屋。
承太郎「よし、皆。先ずは聞いてくれ。」
その言葉と共に、皆が真剣な表情をする。
承太郎「今回、落下してくる隕石…京谷君の情報では『カーズ』という究極生命体の落下地点を教えておく。」
徐倫「(かーず?何よそれ?)」
承太郎は地図を開き、その落下地点を指さす。
承太郎「カーネッジ湖の付近、ちょうどこの辺りだ。」
京谷「ここですか。」
承太郎「そして、今俺たちが居るのは……ここ。」
承太郎は、その反対側の方向へと指を動かしホテルの地点で止める。
康一「えらく遠いんですね。一気に行くことは出来ないんですか?」
徐倫「残念だけど無理よ。スピードワゴン財団が派遣した偵察隊の話によれば、スタンド攻撃でヘリを墜落させたと聞いたわ。恐らく、西オーストラリア地方にスタンド使いが多いわね。」
咲夜「そこで、わざわざ遠い所から攻めるのね。」
承太郎「そうなる。だが、オーストラリアは色々と規制も多い。だから、」
承太郎は道順を示す。
承太郎「このオーストラリア大陸の外側を走って『ウィルナ』という場所まで移動する。出来る限り飛行手段で近づき、その後はバギーを使う。」
早苗「中々面倒くさいですね。」
京谷「仕方無いじゃん。オーストラリアは動物保護区に指定されている場所が山程あるんだ。規制があるのは仕方無いよ。」
承太郎「そういう事だ。今日は1日休んで、明日出発だ。」
その事を聞いた京谷たちは頷く。
そして、夕食を食べる為レストランへと向かう。
『キングクリムゾン!!』
ホテル一階の海鮮レストランにて。
咲夜「え、海老……しかも大きい……」
京谷「これは『ロブスター』っていう海老の仲間さ。」
承太郎「詳しく説明すれば『ザリガニ下目』『アカザエビ科』『ロブスター属』だがな。」
現在、夕食だが咲夜は目の前にあるロブスターに驚きを隠せない。早苗も同じであるが。
徐倫「ささっ、皆食べよ♪」
康一「いやー、それにしても多いですねぇ。量が。」
京谷「日本は少食って言われるのも、何だか分かる気がします。」モグモグ
早苗「おいひー!!」
咲夜「えぇと……」
京谷「ここを、こうやって……こう!!よし出来た。」
咲夜「成る程、覚えたわ。」
皆が食事をしている時、突如かん高い声をあげる者が一人居た。
「ここに空条承太郎はいるかあぁぁぁぁ!?」
その声の方向へと向くと、今度は軍服っぽい服を着た奴が一人。ただ、それだけなら良かったが。
京谷「………承太郎さん。あれ。」
承太郎「分かってる。だが、あれは……」
徐倫「身体が武器になってるわねぇ。」ムグムグ
そう、その男は身体を武器にしていた。だが、他の客は見えていないようだ。
「ここにいぃぃぃぃ!!空条承太郎はあぁぁぁぁあ!!」
咲夜「時よ止まれ。」
周囲の色が失われる。
咲夜は立ち上がり、男に近づいた。
咲夜「『J・T・R』」
咲夜はスタンドを出し、スタンドが持っているナイフを刺した。
咲夜は元の席に戻る。
咲夜「時は動き出す。」
周囲の色が戻される。その直後、男は悲鳴を上げ死……ぬことは無かった。ただの気絶である。
そうして、夕食を食べ終えた所で部屋に戻り今日の疲れを癒すのであった。
チャンチャン。
残り日数 19日
どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
はい。皆さんもお気付きの通り、今回から~sideという形式の物を使わせてもらいます。そして、残り日数を付けました。……それぐらいです。
では、次回もお楽しみに。