悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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門番vs烏

『シャーベットが仲間になってから翌日』

 

京谷「シャーベット、その情報で間違いないね?」

シャーベット「嘘は申しません京谷様。もし信じられないとなれば私の首をお跳ねください。」

京谷「洒落にならんからやめて。ただの確認さ。」

シャーベット「申し訳ございません。」

咲夜「………これは一体?」

早苗「……さぁ?」

 

現在、京谷一行は車で『カーネッジ湖』へと向かっている所である。

だが、その途中にはやはり草等が生い茂っているようで……

 

康一「辺り一面草だらけですね、承太郎さん。」

承太郎「全く、車が傷ついちまうな。」

京谷「確か………この先を真っ直ぐ二時間程で館に着くんだろ?シャーベット。」

シャーベット「仰る通りでございます。そして、その道中に幻覚を見せるスタンド使い二人が配置され、門にはウォンバットの門番が一匹。」

京谷「ウォンバット……オーストラリア固有の動物で可愛さとは裏腹に肉食系のアイツか。」

シャーベット「まさしく。そして館に居る人物こそが主犯格の女でございます。」

京谷「能力は不明………まさかのシャーベットでも分からなかったか。」

 

因みにだが、シャーベットのスタンド能力は『全ての影響を受けない』能力だ。この能力では攻撃された時の影響である『痛み』等を一切受け付けなくなったり、時を止めたとしても動けたりと……一番恐ろしい能力である。

 

ブロウ「アンタ………中々良イ度胸ダナ。ソコマデ忠誠ヲ誓エルナンテナ。」

シャーベット「………烏が喋るか。だが、貴様の方も口振りからして京谷様に忠誠を誓っていると見える。」

ブロウ「………京谷様ニ仇ナス輩ハ?」

シャーベット「容赦無く消す。」

 

ブロウは翼を、シャーベットは手をだし握手(?)をした。

 

咲夜「…………京谷、これどうするの?」

京谷「多分着いてきそうだなぁ。面白くなりそうだから良いと思うけど。」

徐倫「………京谷君、何時もこんな感じなのかしら?」

早苗「幻想郷じゃ既に最高勢力の一角に入っていますが……本人は気付いてないそうです。それに八雲紫の注意喚起やら戦闘やら無いので、危険視されてませんね。普通にこんな感じで過ごしてる人間です。」

京谷「えっ?何?俺、そんなとこまで上り詰めた?何だよそれ………どうでも良いけど。」

徐倫「どうでもって…………」

咲夜「まぁ、それが京谷らしいから良いんだけどね♪」

京谷「ありがとう、咲夜♪」

 

二人は見つめあった。それにより車内に居た全員が口の中がジャリジャリするらしかったそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、シャーベットが車から降りる。ついでにブロウも降りて空から門番のウォンバット探しをするらしい。

因みにシャーベットは、歩いてしばらくすると戻ってきた。そして、霧が晴れつつあった。どうやら倒したらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロウは空から探索していた。スタンドを全て展開させ、半径3㎞内を飛び回り探索させる。

 

ブロウ「………居タカ。コノ方向ハ光ノ方カ。」

 

ブロウは光の烏型スタンドに向かって進んでいく。

 

 

 

 

 

そして到着。到着した場所の下を見ると、確かに屋敷が存在していた。門らしき物も存在していた。

だが、ウォンバットは小さいので見つけづらい。その為降下し確認を取るブロウ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故か右翼に針が刺さっていたが。

 

ブロウ「!?コ、コレハ!?」

 

それによりバランスを崩すブロウ。そして落下中にブロウが見た光景。それは

 

ブロウ「ナッ!?ハ、針ガ!!シカモコンナニ!!」

 

ブロウは咄嗟に赤い烏のスタンドでレーザーを放ち周囲の針ごと燃やした。その間、水色の烏のスタンドはブロウの羽にレーザーを撃ち、穴に氷を張り付けた。

一度体勢を立て直す為にブロウは上空に戻る。

 

ブロウ「(チッ!!まさか罠か!!だが……これでは……)」

 

そう、ブロウは上空に居る。ただし、ウォンバットの様に小さな動物を見つける事が出来ないほどの高度まで飛んでいた。それにより相手の居場所が分からないのだ。

 

ブロウ「(……これじゃあ近付くことも出来やしない。さぁて……どうする?)」

 

ブロウは考えにふける。意外にも攻撃はされなかった。恐らく、高度的に当たらない程の高度なのだろう。

 

ブロウ「(……捨て身の作戦だが、やらないよりはマシだな!!)」

 

そう思い、ブロウは少し後退し一気に降下する。

地面ギリギリの所でブロウは体勢を整え、真っ直ぐ門へと向かった!!その周囲に烏のスタンドを展開させ、レーザーを放つ準備をする!!

 

 

 

少しして、ブロウの視界に針が現れる。

ブロウはスタンドで陣を組んだ。あの時のガトリングの様にレーザーを発射させるタイプで自らに当たる針のみを撃ち落とす。

 

ブロウ「ッ!!チィ!!」

 

だが、やはり数発は翼を掠めたりしている。それでもブロウは真っ直ぐ飛ぶ!!

少し時間が経ち、動く物体らしきものが見えた。

 

ブロウ「ヤッテヤラァ!!」

 

スタンドをフルに使用し、ガトリングの様に連続でレーザーを放っていく。だが、その攻撃は大きなヤマアラシのようなスタンドの背中で防がれてしまう。

 

ブロウ「(こいつが、このウォンバットのスタンドか!!でかいヤマアラシじゃあねぇか!!)」

ウォン「ギギギギ!!」

 

そのヤマアラシ型のスタンドは針を一斉に射出した。

負けじとブロウもガトリングの様にレーザーを放ち続ける。

ブロウの属性付きレーザーは針に当たると、針が燃えたり凍ったりしていた。だが、数では針の方が多かった!!

その多すぎる針の数に、ブロウは針を食らってしまう!!

 

ブロウ「グガァ!!」

ウォン「ギギギギャァ!!」

 

またもや針を放って来たヤマアラシ型のスタンド。またもやレーザーを撃ち針を落としていくが、3本程ブロウの翼に当たってしまう。

 

ブロウ「(ま、不味い!!これでは!!)」

 

ヤマアラシ型のスタンドはブロウの上にジャンプ、その空中で丸まった。つまり、押し潰されるのだ!!針地獄が、ブロウの上から降ってくる様に!!

 

ブロウ「グッ………ガァ!!」

 

出来る限りの力を出し、茶色の烏型スタンドを使い地面にレーザーを撃つ。すると、土の柱がスタンドに向かって放たれた!!その柱はヤマアラシ型のスタンドと激突する!!勿論、ウォンバットにもダメージがいった!!

 

ウォン「ギギィヤァ!!」

ブロウ「(バカめ!!テメエみたいなバカに俺様が負けてたまるかってんだ!!)」

 

そしてブロウはダメージが入ったタイミングを狙い……

 

ブロウ「(今だ!!)」

 

突如!!ウォンバットの居た地面から黒の烏のスタンドが!!

 

ウォンバット「ギギィ!?」

 

ウォンバットは突然地面から来たスタンドに成す術も無く上空に上げられる!!

 

ブロウ「(危ねぇ。あの時、地面にスタンドを潜り込ませといて奇襲させることを思い付かなかったらどうなってたか?だが、それも終わり。アイツは死ぬな。落下死で。)」

 

ブロウは少しふらふらしながらも、京谷たちの元へと飛んでいく。その途中、グシャッ!!という大きな音が聞こえたがブロウは気にしない様子であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから車にて

 

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

 

京谷は右腕を変化させ、ブロウの傷を治す。ブロウは疲れたのか京谷の膝上で寝てしまった。

 

京谷「どうやら、本当にお疲れだったみたいだな。よく頑張ったな、ブロウ。」

 

京谷はブロウの翼を撫でた。ゆっくりと優しく。

 

シャーベット「京谷様、そろそろ見えてきます。」

京谷「ん、分かった。ちょっと窓を開けますよ、承太郎さん。」

承太郎「気を付けろよ。何処かにスタンド使いが居るかもしれない。」

京谷「分かってます。」

 

京谷は窓を開け、外を見る。

車の前には大きな館。紅魔館よりかは小さいが、大きな屋敷である。ここに主犯格の女がいるのだと思うと、京谷は真剣な目をしながらも体と顔を車内に戻し窓を閉める。

 

承太郎「皆、ここで一旦降りるぞ。流石にここまで来れば良い筈だ。ここからは徒歩だ。」

全員「了解。」

 

各々が車内から降りる。そして、館へと歩み出す。ブロウの方は車内休ませる事にした。

その門近くではウォンバットの見るも無惨な死体があったそうな。

 

 

 

 

 

 

カーズ地球に到達まで 後6日。

残り 1人

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
大変遅れてしまい、申し訳ございません!!この所中々ネタも思い付かないし、9日からテスト本番ですしと言い訳ばかりになってしまいました!!次は相手の主犯格と対決しますので、それは期待していてください!!

では、次回もお楽しみに。

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