悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り 作:(´鋼`)
不気味な空間から二人と一匹が出てきた。
京谷、シャーベット、ブロウが『紅魔館』に。
シャ「ここですか、見たところ紅魔館のようですが。」
京「そりゃあ、別の幻想郷といっても建物とかは同じでしょ。」
ブ「全ク、京谷様ノ目二悪イ。モット黒クシタ方ガ宜シイノニ。」
京「ありがとう、ブロウ。後シャーベット、スタンドを発動させて俺を守ってくれ。」
シャ「御意。『俺に構うな!!』」
京谷は何故かシャーベットに命じてスタンドを装着させる。
すると、その瞬間、周囲の色が失われた。即ち………
シャ「時止め………」
京「そう、そして………」
京谷が指さす方向をシャーベットは見た。十六夜咲夜であった。
咲?「!?な、何故止まった時の中を………しかも二人!!」
京「シャーベット、あれは別世界の咲夜だ。
思う存分にやれ。
京谷は、その一言だけを雰囲気を変えて言い放った。
直ぐにシャーベットは頷き、戦闘態勢に構える。
対し、目の前に居る十六夜咲夜には………恐怖があった。
咲「(な………何が………起きて………今、目の前の奴から………こんな………こんな………)」
咲夜は言葉に表せなかった。それもそうだ、DIOのオーラは精神を徐々に蝕んでいくのだから。
シャ「フッ!!」
咲「!?がぐっ!!」
瞬間、DIOのオーラに負けた咲夜は、シャーベットの拳を鳩尾に受けた。その影響で呼吸困難に陥る。
同時に周囲の色が戻された。即ち時が動いた。
咲「ごほっ!!がふっ!!がはっ!!」
シャ「京…「ここでは『DIO』と呼べ。シャーベット。」………御意。DIO様、如何なさいましょう。」
咲「(でぃ、DIO?………一体………何を?………)」
京「気絶させろ。私は当主と話をする。ブロウ、門番を潰せ。次に向かってくる侵入者に対応しろ。」
ブ「侵入者………トハ?」
京「………首の痣が………疼くのだ………ジョースターの末裔が、こちらにやって来るのだ。それを対処しろ。」
京谷は首の痣を触りながら言った。
ブ「了解シマシタ。」
ブロウは門の所まで行った。シャーベットは咲夜を気絶させた後、京谷と共に内部へと足を進める。
京谷とシャーベットは紅魔館内部に侵入し、とある少女と……いや、フランドール・スカーレットと出会った。
フ「………誰?」
その声は震えていた。目の前の京谷に………DIOのオーラを放っている京谷に怯えていた。
京谷は、そっとフランの耳元に近付き………
京「大丈夫………大丈夫さ………安心して良いんだよ………君は安心してて良いんだよ………」
その言葉にフランドールは震えを止め、安心した。
それと同時にフランドールの意識は消えた
~ブロウside~
ブ「他愛無イ………ソシテ、実二呆気無イ。」
ブロウは門の上に鎮座し、空を見ていた。美鈴は門の一部にめり込まれ、意識を失っていた。
ブロウは京谷から言われた『ジョースターの末裔』が来るのを待っていた。
そして、それは現れた。二人………うさ耳と派手な赤の服を着た緑髪を連れて。
しかし彼らは先に美鈴に向かっていった。
?1「『クレイジーダイヤモンド』。」
その男は、姿が変わると怪我をしている美鈴に手を当てた。
美鈴の傷は、治っていった。
ブロウは、それを見ると直ぐに一体黒の烏スタンドを出し京谷に知らせる。
ブロウはゆっくりと立ち上がり水色の烏スタンドを出し………一発レーザーを放つ。
?2「危ない!!」
うさ耳が男を抱え、その場から離れる。
男が立っていた場所には、人間並の大きさの氷が現れていた。
?1「な、何じゃあこりゃあああ!?」
?3「五月蝿い!!」
ブ「アホー。」
三人「!?」
その三人はブロウの方向を見た。三人は、ある意味呆気にとられていた。そして………
ブ「………貴様ラガ『スタンド使イ』カ?」
静寂が訪れた。そして………
?1「アイエエエエエエ!?烏!?何で!?」
二人・ブ「黙れ(レ)。」
?1「orz」
罵倒によって男が項垂れた。この時ブロウは「(こいつ、メンタル弱っ)」と思っていた。
?2「それで!?アンタは何者!?」
うさ耳が怒鳴り散らしてくる。ブロウは汚物を見る様な目をすると………
ブ「喧シイ、女ノ言ウコトヲ誰ガ聞クカ。」
?2「んなっ!?」
ブ「俺ハナ、女ガコノ世デ一番嫌イナンダヨ!!失セロ!!」
?2・3「烏に言われたく無いわよ!!」
ブ「餌ト巻キ髪二言ワレタクナイワ!!」
?2「誰が餌ですって!?浄夜!!コイツはアタシが引き受けるわ!!さっさと行っt「サセルトデモ?」!?」
ブロウは水色の烏スタンドからレーザーを放ち、扉を氷付けにさせた。
?3「くっ!!爪弾で氷を!!」
ブロウ「サセルカ!!」
ブロウは茶色の烏スタンドを出現させ、その女にレーザーを放つ。その女はレーザーを避けた………が、
レーザーが当たった場所から土柱が迫る。
?3「なっ!?くそっ!!」
女は爪を発射し、土柱の動きを停止させた。土柱を破壊して。
ブ「ホォ、中々ノスタンドパワーダナ。」
?3「それはどうも。敵に言われても嬉しくないけどね。」
ブ「ダガ、アイツト『アノオ方』ニハ全テ無意味。ソノ力ハ通用センナ。」
?3「…………何ですって?」
?1「『五十嵐京谷』のことか!?」
ブロウは驚くと同時に、殺気を放った。三人は少し警戒態勢を強化する。
ブ「………貴様、今何ト言ッタ?」
?1「………何?」
ブ「
アノオ方ノ名ヲ口二出スデナイ!!無礼者!!
?1「なっ!?」
ブ「貴様ノ様ナ下濺ナ猿ガ!!アノオ方ノ名ヲ汚スデナイ!!貴様ハ、コノ『ブロウ』ガ直々二……!?」
ブロウの近くには何時の間にかシャボン玉が迫っていた。
ブロウは赤の烏スタンドを出しシャボン玉を破裂、レーザーで攻撃をする。
うさ耳が立っていた場所には炎があった。
?2「炎、氷、土………一体幾つスタンドを持ってるのよ?」
ブ「フンッ。先ズハ餌ソノモノカラ始末サレニ来タトハナ。良イダロウ、纏メテ始末シテヤル!!」
?2「誰が餌よ!!」
門での戦闘が、今行われようとしていた。
~京谷side~
京「実に呆気なかったな。シャーベット。」
シャ「えぇ。まさか、逆に『手伝う』ことになってしまうとは。と、申されましても当主は一切関与せず場所を提供するのみとは。」
京「それがやり易い。」
京谷の元に黒の烏スタンドがやって来た。
ブ(黒)「伝達!!伝達!!スタンド使イガ現レマシタ!!」
京「そうか………ご苦労だな。ブロウ。」
ブ(黒)「デハ、コレニテ。既二戦闘ガ始マッテオリマスノデ。」
黒の烏スタンドはブロウの元へと帰っていく。
京「………シャーベット、この大図書館の通路の守護を頼めるか?」
シャ「御安い御用でございます。」
京「………期待しているぞ、シャーベット。」
シャ「貴方の期待に答えましょう。DIO様。」
京谷はシャーベットを残し、大図書館へと歩みを進めるのであった。
どうも皆様、うぷ主の鬼の半妖です。
遂に動き出したよ、お三方!!誰が出てくるかは………もう、分かってますよね?
次回、ブロウvs主人公+二人の対決をお楽しみに!!