悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り 作:(´鋼`)
浄「『星の白金《スタープラチナ》』!!『世界《ザ・ワールド》』!!」
壁に埋まりながらも浄夜は脚をザ・ワールドに、右腕をスタープラチナに変えた。ほぉ、細分化できるのか。はてさて、それがどれ程の物か見せてもらいたいが………
浄「オラァ!!!」
両腕で防御をするも、地面が踏ん張ったことにより抉れた。怒りで我を忘れているとはいえ、ここまで威力が上昇するのか………少々誤算ではあるが、構わないだろう。
何せ、俺には絶対初見じゃあ攻略出来ない能力が有るのだからな!!見せてやろう、我が共鳴によって生まれた規格外の能力を!!!
京「チェンジャー アナザーワン・ザ・ワールド!!」
さぁ、新たな切り札と言うべきスタンド『アナザーワン・ザ・ワールド』の能力を知らしめてやる!!!
京「【俺に攻撃は当たらない時間】!!!」
チェンジャーの右手の甲の時計型スイッチを押す。
だが、コイツは劣化型。持って1つ30秒、再使用に1つ2分懸かる。3つ合わせて1分30 秒。つまり残りの30秒間は隙が生まれる。
浄夜の蹴りが迫ってくる。本来であれば、ここで避けなければ俺は死ぬ。だが、
浄夜の蹴りは当たらなかった。それどころか、『浄夜自身の脚が私に当たらない様に膝を曲げた』のだ。
浄「なっ!?何がッ!?」
京「ハッハッハッハッ!!!貴様の攻撃は当たらない。我が『アナザーワン・ザ・ワールド』の【時間を決定する】能力には誰も敵うまい!!」
何故ここで秘密をばらすのか?簡単な事だ『フェアじゃない』。つまり、ハンデを与えてるに過ぎん。この能力にどう対処するか、そこが楽しみであろう?
浄夜の膝が曲がった脚を掴み、背負い投げの要領で浄夜を地面に叩き付ける。
浄「ガフッ!!!」
京「『キラークイーン』!!」
自身の右腕を変化させキラークイーンで爆弾に変える為、浄夜に触れようとする。
浄「ッ!!!オラァ!!!」
!?ザ・ワールドにした脚を使い地面を蹴り、右手に触れない様に俺の右腕にしがみついた!?この判断力はッ!!!
浄「オラァ!!!」
京「チイッ!!!」
浄夜はスタープラチナに変えた右腕を、俺に放つ。
だが、能力の中に今は居るのだ!!その攻撃は当たらんぞ!!!
浄夜の肘が曲がり、攻撃は空振りに終わる。
私は右手で拳を作り、変化させたチェンジャーで浄夜を攻撃する。
C(A・T・W)「無駄ァ!!!」
先程の攻撃で浄夜は飛んでいく。いや、大した攻撃には成っていなかったな。『20th センチュリーボーイ』を咄嗟に胴体に装着させ、二次被害を軽減させたか。
いや待て、『胴体に装着』?確かあのスタンドは全身に装着するタイプだ。だが、それを胴体『だけ』に装着した?
………まさか
浄「オラァ!!!」
C(A・T・W)「ウラァ!!!」
浄夜の攻撃を変化させたチェンジャーで受け止め、私はザ・ワールドに変化させた脚で浄夜の『胴体』に攻撃した。
しかし、浄夜は全く効いていない様であった。それだけならまだ良い。浄夜は左足で俺が蹴った脚を蹴りつけた。しまった、時間が来たのか!!
蹴りつけられると俺の体は宙に浮き、そこをスタープラチナの拳が放たれる。俺も変化させたチェンジャーで拳をガードするも宙に浮かんだ為、飛ばされてしまう。
受け身の体勢で威力を逃がし、再度立ち直る。能力を発動させようと試みたが、その前に浄夜─スタープラチナに変身した状態─が接近し拳を振るう。
浄「オラァ!!!」
京「クガッ!!!」
咄嗟の事で防御が遅れ、腹にぶちこまれる。少々血反吐を吐いたが、動かない訳じゃあない。
だが………やはり面白い!!!この殺気!!!この衝動!!!何れを取っても最高としか言いようがない!!!
京「くははははははっ!!!やはり!!!実に愉快な気分だ!!ジョジョォ!!!貴様のその精神力!!!スタンドパワー!!!この俺にも学ぶべき事が多い!!!最高の経験だ………」
何故ゆえか止まっている浄夜を見る。だが、それで良いか。俺は能力で『不死身の体になる』と決定すると、
京「
最高にハイッ↑ってやつだぁ!!!ふははははぁ!!!
自身のこめかみに指を突っ込み、頭をほじくりまわす。
京「これ程までに絶好調として晴れ晴れとした気分は他に味わえなかった!!!礼を言うぞ!!!樹条浄夜ァ!!!」
一番ハイッ↑になる。この瞬間が一番楽しい!!!この瞬間が一番興奮する!!!さぁ!!!俺を楽しませ………
京「グガッ!!?」
い、何時の間に!?いや、キングクリムゾンに変身して時を飛ばしたのか!!!背中に切り傷が出来ちゃったじゃあないか。
関係ないがなぁ!!!
浄夜から一旦離れ、体勢を立て直す。切り傷やこめかみの穴は不死身の体なので直ぐに治った。
京「ふははははッ!!!少々悲しくなるが………最終ラウンドだ!!!」
この一発で決める!!!そこに真の美があると、俺は信じているぞ!!!ジョジョォ!!!
浄「ッォォォオオオオオオオオ!!!『星の白金《スタープラチナ》』!!!」
京「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!!」
互いにスタンドを変えた。光と闇の因縁、それは決して逃れられない『運命』ッ!!!だが!!!運命を認め、突き進む事こそがッ!!!素晴らしき美を生み出すッ!!!
しかし、そんな事を考え付くと同時に………奇妙な事が起こった。
何とッ!!!ぼやけてはいるが、浄夜の右手の甲に………時計がッ!!!時計が存在していたッ!!しかし、浄夜は気付いていない………まさかッ!!!アナザーワン・ザ・ワールドを自分の物としたのかッ!!?だが、時計は………押されているだとッ!!?
ま、まさかッ!!!『無意識に時間を決めた』のかッ!!?
変化させたチェンジャーの拳が、何とッ!!!浄夜の顔スレスレで外したのだッ!!!
そして、浄夜の拳はスタンドの腹部に衝突するッ!!!
浄「オラァ!!!!」
京「グブハァ!!!」
声にならない叫び声を、浄夜は上げたッ!!!そしてッ!!!
浄「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!………オラァ!!!」
強烈な痛みが、俺に襲いかかったッ!!!
この時、俺は思った。『初めて負けた』と。
飛ばされている間、浄夜を見ると倒れこんでいた。どうやら力を使い果たしたようだ。
俺の体は壁に衝突し、意識が持っていかれる程吹っ飛んだ。
京「………見事だ、樹条浄夜。その勇姿………特と見せてもらった………『オーバーヘブン』」
意識が持ってかれそうになるも、オーバーヘブンに成り自身の体に触れる。すると、先程までの疲れや痛み、傷は嘘の様に消えていた。
俺は倒れている鈴仙に手を当て、真実を上書きする。
そして、浄夜の元へと歩みより『クレイジーダイヤモンド』に右腕を変化、オーバーヘブンを解除して浄夜の体を治す。
紫「終わったかしら?京谷君」
京「紫さん………えぇ派手に負けましたよ。」
紫「あら?でも京谷君はピンピンしてるわよね?」
京「ですが、僕はスッキリする程負けました。まさか、あれだけの力を持っていたことに驚きを感じています。」
紫2「そうよねぇ、あんな浄夜初めて見たわ。」
京「あ、どうも初めまして。五十嵐京谷です。」
紫2「これはご丁寧にどうも。こちらの世界の八雲紫です。」
プ「派手に負けたか、京谷。」
京「父さん………あぁ、清々しい程に負けたよ。良い経験だ。」
プ「そうか………所で、私たちに出来る事は無いかな?」
京「あー………それじゃあ傷ついてる奴等全員運んで来てくれません?紫さんたちも手伝いをお願いしたいんですけど。」
紫&紫2「お任せあれ。」
その後、傷ついたシャーベットや雛に真実を上書きし、レミリアに頼んで部屋を貸してもらい浄夜たちを別々の部屋で寝かせた。
それと、何故か明日宴会をするとか言ったので俺たちも泊まらせてもらうことにした。………明日起きるのか?
どうも。うぷ主の鬼の半妖です………はい!!!最終ラウンドはお互い引き分けッ!!!って言って良いのかな?分かんないや。
さて!!!次回は仲直り回ッ!!!という名の宴回!!どうなることやら?
次回もお楽しみに!!