特訓していたドモンは霧にまかれ別の世界へ
そこはISと言うものが存在する世界だった
ドモンはISが操縦可能だと言うことが分かりIS学園へ入学
初日にイギリスの代表候補生セシリア・オルコットからもう一人の男子生徒織斑一夏共々宣戦布告された
その日の放課後ドモンは作戦会議のため一夏の部屋に向かった。
「一夏、篠ノ之、入るぞ。」
「おう、ドモン、入ってくれ。」
中に入ると一夏と箒がそれぞれのベッドに座っていた。
ドモンはとりあえず一夏の隣に座った。
「じゃあ、早速会議を始めるか。」
「ああ。とはいっても作戦を立てる前に俺達はISの操縦から学ばなければならないだろう。」
「まあ、そうだな。向こうは代表候補ってことは相当ISの扱いには慣れてるはずだからな。」
「では、誰かにコーチについてもらって二人で特訓ということでどうだ?」
「それでいいんじゃないか?じゃあまずはコーチを探さないとな。」
「それについてだが…」
「ちょっと待ってくれないか。」
ここで今まで黙っていた箒が発言した。
「なんだ、箒?」
「一夏のコーチは私に任せてくれないか?」
「それは構わんが、どうするんだ?篠ノ之もISの操縦経験がある訳では無いんだろう?」
「こいつにはISどうこうの前に戦う覚悟が足りない。それを私が特訓して鍛えなおしてやる。」
「ほう…、分かった。では、一夏は條ノ之に任せて俺は俺でコーチを探すことにしよう。それでいいか?」
「ああ、1週間後に互いの成果を出せるように頑張ろうぜ。」
「では、俺はコーチを探すから今日は戻るとしよう。じゃあ、また明日会おう。」
「おう、じゃあ箒こっちは早速特訓を始めようぜ!」
「では、早速剣道場へ行くぞ!」
「なっ、鍛えなおすって剣道でかよ!?」
「問答無用!さっさと行くぞ!」
「待ってくれ!ちゃんと歩けるから、引きずらないでくれ!」
部屋を出ると一夏と箒はさっさと剣道場へ行ってしまった。
(さて、俺も早いところコーチを見つけなければな。とりあえず織斑先生に頼んでみるか…)
「だめだ。」
教務室に入ってすぐに千冬を見つけたもののコーチの話を持ちかけると一瞬で断られてしまった。
「どうしてですか。」
「生憎私は一人の生徒のために時間がさけるほど暇じゃない。他をあたってくれ。」
「…分かりました。」
「あれ、カッシュ君。どうしました?」
ドモンが他のコーチをやってくれそうな人を探すため踵を返そうとすると、ちょうどそこに真耶がやってきた。
「ああ、山田先生。ちょうどいいところに来てくれた。」
「どうしました、織斑先生?」
「カッシュがISの操縦を教えてもらいたいと言ってきたのでな。山田先生、やってもらえるか?」
「ええ、私は構いませんよ。」
「そういう訳だ。カッシュ、今度から山田先生がお前のコーチだ。しっかり基礎をたたき込んでもらえ。」
「よろしくお願いします、山田先生。」
「はい、よろしくね、カッシュ君。でも、今日は仕事があるから訓練は明日からね。」
「分かりました。あっ、それと織斑先生。」
「何だ?」
「この近くの林を個人的に使ってもいいでしょうか?」
ドモンは入学前から学園のあちこちを回り、鍛錬に使えそうなところなどに目星をつけていた。
「構わんが、何をするつもりだ?」
「朝の鍛錬に使うつもりなのですが。」
「それなら別に許可などいらん。なぜわざわざ言う必要がある?」
「力加減を間違えると木を折ってしまうかもしれません。」
「…まあ、なるべく折らないようにな。」
「はい、分かりました。」
「えーと、カッシュ君、今日は図書館に行ってみたらどうかな?色々な資料が揃ってますから。」
「分かりました。では、失礼します。」
ドモンは図書室に向かうことにした。後ろでは千冬と真耶が呆気にとられていた。
ドモンはあっさりと木を折れると言った。彼にとっては特別なことではないが、一般的には木を素手で折るなどもはや人間業ではない。
2人はドモンの力の片鱗を言葉の一端から知ることとなった。
(ここか)
それから数分後、ドモンは図書室にたどり着いた。
中に入ると人はまばらで、本を読む人よりもどちらかというと静かな自習室として利用している人が多いように感じられた。
司書にIS関係の資料の場所を聞き、その中から良さそうなものを数冊抜き出し、読むことにした。
1年程前に書かれた本を読んでいると男性IS操縦者についての項が見つかった。
(ここは一応しっかりと読んでみるか)
男性IS操縦者は世界でも現在のところ4名しか存在しない。その希少性から男性IS操縦者を有する国は国内に男性IS操縦者が存在することを明らかにしながらも、詳細な情報については公開していない。
男性IS操縦者の存在する国は、中国、ドイツ、イギリス、日本の4か国のみである。
ただし、日本に関しては操縦者が失踪しているという情報もあり、現在はどうなっているのかは定かではない。
残りの三名について、いずれも高い戦闘能力を持つと言われているが、各国政府は訓練教官として活動していると発表しており、今後も国際大会などに出場することはないと思われる。
いずれの人物も突然現れたことから一部では「異世界から現れた」といったオカルトな噂もまことしやかに囁かれている。
(他にも俺のような奴がいるのだな…)
ドモンはこの本も含め数冊を借りて部屋に戻ることにした。
部屋に戻ってくるとちょうど一夏と箒が戻ってくるところだった。
ただ、一夏は箒に引きずられており、体には全く力が入っていなかった。
ドモンはどのような特訓が行われたのか想像し、一夏の明日からの毎日が平穏に過ぎることを祈った。
翌日からは真耶による特訓が始まった。
MFとは操縦法が似ているようで違うISを動かすのはドモンでも一苦労だった
しかし、真耶の的確な指導によって、試合前日にはかなり動けるようになっていた。
話を聞くと彼女もかつては代表候補生だったそうだ。
「しかし、変わった機体ですね。格闘武器しか積んでいないなんて。」
「ガンダムファイトは要はMFを使った格闘技ですし、俺には格闘しかできませんから。」
「でも、銃火器を使ってもいいんでしょう?その方が有利だと思うんだけどなぁ。」
「だから俺が戦った大会の前は射撃主体の機体が多かったんですよ。」
「じゃあ、どうしてこの機体はこういう風に?」
「それは、俺の師匠が前回大会で優勝したからです。」
「どういうこと?」
かつてガンダムファイトで3連覇を達成し、文字通り頂点に立った男がいた。
男の名はジェントル・チャップマン、ネオイングランド代表だった。
彼が得意としていたのは遠距離からの狙撃であり、それにより武器の使用が有利であるとされ、ガンダムを重武装化する風潮が広まり、ガンダムファイトが再び戦争となる危機を迎えた。
チャップマンが4連覇を達成するだろうと言われていた第12回大会、優勝したのはかの東方不敗だった。
東方不敗のおかげで近接格闘が見直され、戦争の危機は去ったのだ。
「なるほど、そういうことだったの。」
「ところで、俺の操縦はどうですか?」
「うん、だいぶ良くなってきたと思う。特に格闘はいいと思うよ。オルコットさんの機体は射撃戦が主体だから、近接戦闘に持ち込めば勝てるかもしれない。」
「今日まで訓練に付き合って下さって、ありがとうございました。」
「どういたしまして。」
ドモンが軽く頭を下げると、真耶は優しく微笑んだ。
(明日はいよいよオルコットとの試合だ・・・)
ここで勝てれば更なる強者と当たる機会も増えるだろう。しかし、負ければあのセシリアのことだ。あのお嬢様口調で思いきり罵倒してくることだろう。
(今の俺にどこまでできるか分からん・・・。だが、できる限りのことをしよう)
そして、ドモンは眠りについた。
色々修正していたら投稿に時間がかかってしまいました
次回もこのくらいになるかもしれません
前に投稿していた時は前書きはGガンの前ふりっぽく書いていたのですがこちらでもそうした方がいいのでしょうか?
まだ空気がつかめていないのでこれでいいのか模索中です
にじふぁんで投稿していた時からいろいろなことがありました
SSを読み漁っていたらブラックラビッ党からセカン党に鞍替えしたりもしました
一番好きなのはラウラだけど嫁にしたいのは鈴
生きるとは矛盾を孕んで進むことだととある上級大尉が言っていたので私も生きます